Yongse Spidey 赤青蜘蛛男風の派手な色のイヤホンケーブルはいかが? #PR
Yongse Spidey(ヨンセ スパイデー)
今回はYongse Official (@yongse_JP )から「Spidey」ケーブルの提供を受けレビューさせていただいてます。
Yongse(ヨンセ)は、個人的にはJSHIFIと並び期待のメーカーです。
Yongse(ヨンセと読むそうです)のケーブルは自腹のP10以来。
P10は力強い印象を与える銀メッキOCCのケーブルでした。音質も傾向通りな方向性ですが、ただP10は合わせるイヤホンによっては高域に雑味が生じる感じがあって、個人的には使いづらいと感じるケーブルでもありました。
Yongse Spideyは単結晶銅の銀メッキ線で、 見た目はど派手です。
布巻の線で、タッチノイズは割とあるため、家や座っての視聴向きです。
私の記事ではケーブルの線材事に経験した傾向を書いた記事があります。
そちらも参考になれば幸いです。
もっとも、自腹もPRも私の記事ではほぼほぼ関係はありません。内容に関しては忖度は一切していません。
免責事項として、イヤホンのケーブルはつなぐイヤホンや使ってるDACアンプなどの影響をもろに受けます。
ケーブルの傾向をつかむためにはさまざまなイヤホンと合わせてみる必要があります。
それではレビューの負担が大きすぎますので、まずは一つか二つのイヤホンでの印象を乗せさせていただくことになります。
なので、この記事をうのみにせず、様々な情報にあたり、最終的には自分でも判断していただきたいと思います。
また私も使ううちに気が付いたことがあれば、追記や追加をすることもあります。ご了承ください。
Yongse Spidey ケーブル 試聴・感想
まず、味付けはそれほど多くないと最初感じました。
Spideyだけの印象だと、もうちょっと味のクセがあるケーブルを試してみたい印象を受けたのは正直な感想です。
理由としては、ケーブルに1万払ってあまり変わり映えしなかったら、初心者や女性や若い人を主な対象として考えている私の記事では、初心者はがっかりすると思うためだったりします。
むろんそれなりに変化はあります。
これは最初につけていたケーブルがNICEHCK SpaceCloudというめちゃめちゃに滑らかで上品めいた、余韻の強い音の味付けのあるケーブルだったのが原因で、比較元はストックケーブルなどにするべきだったのですが、手持ちのイヤホンはだいたいがリケーブルしちゃっていたり、ストックケーブル捨てていてなかったりするせいでどのケーブルがストックなのかがわからなかったのです。
実際にはSpideyも味はけっこうあります。
それでも、音の情報量は多くなるが、見た目の印象ほど派手な味付けではないとは言えます。
低音はキレが良き味わい。
高音域は銀メッキ的良さがあり、キラっと光ったり固い音の表現がカチっとしています。
メッキの銀はP10より純度高い? かと思いました。
何で銀メッキの銀の純度がP10よりいいんじゃないかと思ったかというと、高音の「ガンッ」というようなピアノなどの弦のアタックやリリースの感じで、P10にはDDによっては雑味が感じられたが、Spideyでは綺麗に引いていくし、OCCなのに少しザクっとした感じがあると思いました。
キラメキが強まるというよりOFC的ザクザク感、クセ感に近いものを感じました。
付けるイヤホンがZS12 Pro XでもMOONDROP LANでも、音は良くはなると思いました。
ただ、価格を考えれば、相対的に現在のKZのストックケーブルが2024年の今は結構良くなってるのにも気が付きました。
Spideyは、最初の印象だと価格がちょっと高いかもしれないと思いました。
9,840円(55.99ドル)は、お買い得なケーブルが多い中では、ちょっと高い印象を受けます。
しかし、時間をかけて聞くうちに価格が高い線なりの感じもあると感じました。
アリエクスプレスだけではなく、Yongseのケーブルは価格を高くしておいて後から下げる方式での売り方ではないので、売り方に好感する人も多いはずです。そういうメーカーはぜひ日本のAmazonでも売ってほしいですよね。
KBEAR ST20との比較
(イヤホンはmoondrop LAN)では、Spideyのほうが情報量が多く、固い音が硬く、低音が多く感じました。
ST20のほうが余韻、音の残音表現ではより残音を拾う感じもしますが、Spideyのほうがくっきりしていました。
しかしより自然といえるのはST20の方で、ST20はやや音がまろやかな感じもします。
Spideyは高級線材にありがちな張り詰めた音の感じがごく少しだけ、本当少しだけ感じられます。
やはり価格が高い理由ありそうかもしれないと感じました。
不思議と、やや暖色の表現を強調するような感覚も感じられました。 もっとも微妙な変化であって、ド寒色のイヤホンが暖色になるわけではないです。
銀メッキではない銅線なんかをつなぐとこの傾向はほかのケーブルでもあったりするので、銅線やメッキの質にも由来していそうな気がします。
NICEHCK DearOrpheusとの比較
価格が違いすぎるケーブルですが、高音域のきらりとした味付けや、スピーディー感、低音についてはむしろSpideyのほうが感じられました。一方情報量の多さ、細かい音の聞き取れる具合、余韻の美しさに関してはDearOrpheusの圧勝でした。
しかし、価格差ほどには差は感じられません。ケーブルですから、高ければよいもので、良いものだったら絶対に良いってモンではないのは間違いありません。
総論
やや暖かく、ボーカルに特徴が出やすく、高音はごく弱いながらやや張り詰めた感じがし、固い音に対しての生々しい感じもあります。低音は量感が少し増えます。ミッドベースからベースくらいの音のほうが特徴があり、サブベースはそれほど強く感じるケーブルではありません。
JIALAIのJLY2などと比べるとワンランク上のミドルクラスからミドルハイくらいのケーブルでしょう。セール時の6500円程度であればまずまず妥当な金額に思えますが、通常の人は、5万のケーブルじゃなくて2000円~6000円といったこのあたりのクラスで探す方がコスパは良いと思います。
音的に特徴が濃いわけではないため、見た目で選ぶのに適していると思います。むしろ音にのみ焦点を絞っている人で、相性をシビアに考える人だと見た目の時点で選択肢から除外される人が多いのではないでしょうか。
見た目もオーディオの重要な点ですので、見た目の印象で選んでもどんなイヤホンでもほぼ外れはないため、見た目で選ぶのには適したケーブルだと再度申しておきます。
Yonse Spideyのお買い求め
Aliexpress Yongse Official Storeで購入できます。
通常時は9,840円(55.99USドル)ですが、2024年7月15日のセールと為替ででは6,970円、ドルでは約44USドルになっていました。