KBEAR KB02は今まで聴いた事もない重層的で奥行きのある低音とベリリウムメッキの清々しい高音が両方楽しめる意欲的伏兵 #PR #オススメ
KBEAR KB02 について
今回はEasy Earphones様からのサンプル提供によってレビューさせていただいています。いつものように音質については自由に書かせていただいています。
レビューだけ読みたい方は目次より「音質評価」のところに飛んでください。
KBEARは様々なイヤホンやリケーブルを販売しているブランドで、安価なものから中級品程度までを扱うブランドです。コスパブランドといいますか。
その中で2024年11月末に新発売された製品がKBEAR KB02です。
1DD+1BCで、DDは10mmベリリウムコート、BCは10mmシュラネブル骨伝導を採用 ケーブルは6N無酸素銅のケーブルが付属します。
KB02以前に、KBEAR KB01というベリリウムコートDD1発のイヤホンを発売してきています。KB01は入門版として非常にバランスの良い音を聴かせるモデルで、同じようにバランスのいい音としてはKinera Celest Wyvern よりも一段二段上位の音を聴くことができました。そのKB01に骨伝導を加えたのがKBEAR KB02ということになるようです。
実売価格もAmazonにて6000円を下回っておりキャンペーンも見込めます。
有線のイヤホンで骨伝導イヤホンといえば、BQEYZのWinterシリーズがありますが、あちらは主に高音域に効果があるピエゾ式骨伝導を採用しています。また、類似のシュネラブル骨伝導では、「骨伝導ドライバ+スクエア平面+BA」とう変態構成イヤホン「Kinera Celest Plutus Beast」がありましが、こちらは未経験。他の方のレビューによれば装着によってかなり変わるとかでしたが、試すに至らず。
このKBEAR KB02は、結論から言って相当気に入りましたし、推せるイヤホンだと思いました。
さっそくレビュー・インプレッションにいってみます。
KBEAR KB02 開封体験
KBEAR KB02 音質評価・インプレッション・レビュー
KBEARの新作イヤホンKB02。
パッケージには、3種類×3サイズのイヤーピースと3.5mmの標準的なアンバランス端子のケーブルが付属しています。
イヤーピースの種類が豊富なのはありがたいのですが、サイズが3種類しかないので、すべての耳にフィットするわけではないかもしれません。とはいえ、多くの人には十分でしょう。
残念ながらイヤホンケースは付属していません。
骨伝導ユニットの効果
KB02の最大の特徴は、通常のダイナミックドライバー(DD)に加えて、DDと同軸のシュラネブル骨伝導ユニットを採用している点です。
音を鳴らす前に筐体を指で弾くと、独特のビヨンビヨンした音が響くのが面白い。
この骨伝導ユニットは筐体の音響ステム(管)を通じて外耳道に伝わるようで、特に低音から中音、低い高音域にかけての分離感や詳細感、重層感、積層感、奥ゆき、深み、が際立っています。
最初はもっとボヨンボヨンした安っぽい付帯音が低音に乗るのかと警戒していましたが、まったくの杞憂でした。
Xiaomi 13T Proの内蔵DAC(アナログのType-C変換)で聴いていますが、鳴らしにくさは全く感じません。エージング前にもかかわらず非常に明瞭な音を楽しめます。アンプの出力や、DACとの相性、イヤーピースによっても骨伝導の効果は変わると思われます。
私は骨伝導の効果を感じやすいので、標準付属のクリアイヤピを使いましたが、おすすめです。
また耳に密着させるためにいつもよりワンサンズイヤピを落としてみるのもおすすめです。
KBEAR KB02 音質
このイヤホンの特徴的な点は、超低音から中音、低い高音にかけて骨伝導の効果が感じられることです。特に低音が立体的に聴こえ、真のサブベースの部分ではなく普通の低音が、ゴゴゴとした音ではなく、量が多く飽和するのでもなく、奥行きを伴って立体的に聞こえるのが新鮮です。
さらに、価格もAmazonで6000円未満と手が出しやすく、思わぬ良品が現れ、まさに意外な伏兵が攻めてきたぞ、と感じます。
高音域から超高音域もマニア向けの普通のイヤホン並かそれ以上の性能を持ち、樹脂筐体でありながらプラスチック感のある響きもありません。
特にBQEYZのピエゾ式骨伝導とは異なり、中域以下の音域に効果が感じられ、オーディオファイルでも聴いたことがないような音が楽しめます。
KBEAR KB02 総評
正直なことを書いてしまうと、提供品ということになると、感謝もありつつ「またレビューしなければならない責務が増えた」という気持ちもあって自分で買ったものよりも実際にはテンションが低めだったりもするのですが、KB02には全く忖度ではなく、単純に驚かされました。
特に奥行きのある低音が特徴的で、立体的かつ積層感のある音が楽しめます。高音域に関してはベリリウムが使われているため、エージングによってさらに音が良くなる可能性が高いです。
付属のケーブルでの箱出し状態でも非常に良い音を出している点が素晴らしい。提供品とはいえ、ここまでのクオリティを誇る製品は少ないと思います。音量を上げると少し雑味が出るものの、エージングで落ち着いてくることでしょう。
リケーブルはしたほうがよさそうですが、しなくてもこれだけの音が出ているのは好印象です。
強い低音が好きなベースヘッド以外の人にもぜひ聴いてほしい質感の低音が魅力です。
見た目も非常に美しいし、作りも良いし、アドバンテージ部分があるだけでなく、NGな部分がありません。大ヒット製品になる予感がします。
KBEAR KB02 最後に
本当にKB02は聴いたことのない音を提供してくれます。
特に低音の量が多いとか飽和しているとかの表現でしか低音を今まで表現できてなかったところを、これまでになく新しい表現で表現しているところにより「ベースヘッド」を自称している人にも試して欲しくありますし、この低音に奥行きがある点が他のイヤホンとは異なります。
もちろん低音の量自体が多すぎるわけではないのでいわゆる「ベースヘッド」でない人はもっと嬉しいでしょうし、高音域がなおざりでもなく、非常に推せます。
奥行き、重奏感や立体感については「ペーパーマリオ3D的表現のような立体感」と例えるとわかりやすいかもしれません。
長年イヤホンを飼い続けているオーディオファイルでも聴いたことがないような、斬新な音を楽しめるイヤホンです。
KBEAR KB02 お買い求め
KBEAR KB02は日本のAmazonにてEasy Earphonesさん(Yinyoo-JP)販売店で2024年11月24日現在、5899円で販売されています。海外通販アリエクスプレスなどでも販売されていることもあり、さらに安いかもしれません。
KBEAR KB02はHiFiHear名義の販売店でも販売されているようですが、2024年11月24日現在価格は同じようです。