「火災を乗り越え、新たな挑戦へ」日本酒・千瓢を醸す水谷酒造(愛知県)×義侠との共同醸造
「火災から立ち上がる水谷酒造(愛知県)・「義侠との共同醸造」という千瓢の新たな挑戦+新酒発売情報」
2024年5月9日14時半頃、愛知県の水谷酒造は火災という大きな試練に見舞われました。その後の再建への歩みと、「義侠」を手がける山忠本家酒造との共同醸造という新たな挑戦について取材・執筆しました。
一歩ずつ進む蔵と、苦悩しながら成長する蔵人 後藤さんの姿、「義侠」の漢気・心意気に心を打たれました。この物語(現状)をぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
私が立ち上げから執筆を続けている、テレビ愛知の日本酒専門サイト「SAKETOMO」。編集長から「義侠」山田社長に取材を申し込んだところ、「現状を正しく、広く知ってほしい」と、私をご指名いただきまして、「千瓢(せんぴょう)」の仕込みにあわせて、愛知に行ってきました。
私自身が火災や災害の遭った酒蔵に固執しているわけでないことは、特筆しておきます。ただ、酒造の内面、裏側に入ったからこそ、或いは火災からの復興を5年半関わってきた私だから察することのできることもあるのかもしれません。
「傷を優しさに変えて、次へバトンを渡していく」…というのは、東日本大震災で大きすぎるダメージを受けても尚みんなの応援を糧に再興した新澤醸造店の新澤さんを見て、活動に触れて、学んだことです。
新澤さんは「(事故や災害は起きてほしくないけれど、)何か起きた時には、今後は自分が返す番」と考えていて、2018年に播州一献(山陽盃酒造)が火災に遭った時、誰より早くスタッフを現地に送り、その他援助をしてくれました。当時、その一部始終を播州一献の蔵人として見ていた私は、その言葉が心に残っていました。
微力ですが、水谷酒造や後藤さんの一助になることを願って。
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