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2023年3月18日(土)宮崎焼酎と焼酎カクテルの祭典​<MIYAZAKI SHOCHU FESTIVAL2023 in 東京>に行ってきました!

2023年3月18日(土)東京・天王洲「B&Cホール」でおこなわれた焼酎イベント。宮崎焼酎と焼酎カクテルの祭典​<MIYAZAKI SHOCHU FESTIVAL2023 in 東京>に行ってきました。

とにかく楽しかった!素晴らしいイベントでした。

当日は大雨だったが、沢山の来場者でにぎわっていた。

会場は大きく分けて、●酒蔵ブース ●バーテンダーMIXUPブース ●宮崎焼酎スペシャルトークブース  ●お食事ブース ●HOCHU HIGH BALL BAR(焼酎ハイボールバー)​ の5つでした。

会場は、寺田倉庫のおしゃれなイベントスペース

●酒蔵ブース

8年連続本格焼酎出荷量日本一の宮崎県から21の蔵元が出展。
お酒の試飲できました。私は初心者なので、蔵元さんが「これはソーダがおすすめ」「これはお湯割り」と教えてくれるのが助かります。

同い年の矢野さん。声をかけようとした瞬間「あ、関さん」と言ってくれて感動。5,6年ぶりなのに。そういう人にわたしもなりたい。。
「pentatonic」は柳田さんと矢野さんの共同研究商品。それぞれから発売されています。柳田さんの方は、まるで蜜芋のような甘いフルーティーな香り。2回目を減圧蒸留しているそう。矢野さん曰く「メスカルみたい。もう一度後半蒸留すると面白いかも」。松露酒造 矢野さんのほうは常圧蒸留。紫芋を使用。洋梨のようフルーティでありながらややヨーグルトみたいな香り。どちらも違ってどちらも良い。

●バーテンダーMIXUPブース

ミクソロジーの第一人者・南雲主于三さんが監修した、焼酎カクテルの祭典『 SHOCHU Mix Up 』。​14名のトップバーテンダーが焼酎カクテルを提案していました。いつもは一杯数千円する彼らのドリンクを、コイン2枚で呑めました。その場で一杯ずつ作ってくれます。お得すぎる…。おそらくオペレーションまで細かく考えられたカクテル。さほど並ぶことはなかったです。時間によってメンバーが入れ替わるのも楽しい!

「Quarter Room」「野村商店」バーテンダー野村空人さん。野村商店にお邪魔した際、たまたま彼の誕生日だったことや、私の同級生バーテンダー小栗絵里加という共通の知り合いもいて覚えていてくださった。一流の人ほど気さくなのかもしれない。実に絵になるお姿。
「焼酎はアルコール20%ちょっとだろう」と油断していたら、いきなり40%の松露酒造の「pentatonic」を基材にしたカクテルを飲んでしまったようで「おいしい!」と言いながら身体が熱くなって、楽しくなってきた…!
渋谷にお店「Liquid Works」「Liquid Factory」がある齋藤さんのカクテル「フォーリンダウン」。すっぱうまくて、最後にバジルの香りをスプレーするのも爽やかになっていてとても面白かった。これはゴクゴクたくさん飲めてしまうので、うっかりすると「フォーリンダウン」である…!

●宮崎焼酎スペシャルトークブース

こちらでは、霧島酒造、伝統的酒造り保存会理事・柳田正さん(柳田酒造)、発酵デザイナー小倉ヒラクさん、南雲主于三さんなどがセミナーやトークセッションをおこなっていました。お酒を持ちこみ好きな時に聞き、好きな時に退出できるとても緩やかな雰囲気の場所でした。みんな熱心に聞き入っていました。

私もヒラクさんの「黒麹は中国大陸の菌に近い」「雑菌汚染されにくい」「九州より南は麹菌が強い。酸を出す」「黒麹は野良の強い菌」「中国の田舎の母さんの5人に1人はおが焼酎つくってる。アジアの麹文化は蒸留のために発達しているといっても過言ではない」「黒麹菌を使ってる蔵の近くに建てる家は壁を黒に」など麹の話が興味深かったです。

スペシャルトークをおこなったブース風景
小倉ヒラクさんと伝統的酒造り保存会理事・柳田正さん(柳田酒造)

●お食事ブース
(ブースの写真を撮り忘れました)赤坂「まるしげ」のサバの棒寿司をいただきました。シャリと同じくらいあるのでは?!という分厚いサバに大満足。めちゃくちゃうまい!酒が進む。お店も気になる!
宮崎県の特産品を提供するコーナーもあって小腹も満たせて、ずっといても飽きない会場でした。

その他会場写真

焼酎に詳しい寿司屋のゆきこちゃんと、空人さん
「失われた時を求めて」をいただきました。栗の落ち着いた上品な香り。焼酎なのかなんのかもはや分からないほどの超越した味わい。幸せ。
ヒラクさんとゆきこちゃん。酒について話をするふたり。面白いご縁と繋がるのか?!
野村商店&ライターあちゃこちゃん、ゆきこちゃん、関。下北沢のKANKAN FESからハシゴしてきたツワモノたち。

所感

内容も盛りだくさん、悪天候や立地条件の悪さをこえてたくさんの来場があって盛り上がっていたし(むしろ頑張ってきたから堪能するぞ!という空気感)、オトナのお客様が多かった印象(中には泥酔の人もいたが)。居心地よく、本当に楽しい空間でした。

セミナー内、柳田酒造の柳田さんとヒラクさんの対談の一幕が印象的だったので、書き残しておきます。
ヒラクさん「焼酎の価格が下げ止まっている。ボトムアップのためには何が必要?」
柳田さん「個性的な香り」
ヒラクさん「個性的な香りを出すためにはどうしたら?」
柳田さん「まず発酵の過程や酵母。今までは各県の酵母が多く使われたが、低温発酵に強い物を使う、あえて暴れさせるなど選択肢や可能性が広がっているように思う。それから蒸留の際の熱をデザインすること。タイミングや温度によって変化する、この蒸留過程は同じ日本の酒でも日本酒にはないもの。麹についてもビックリするようなややネガティブな香りの麹ができた時、かえって出来あがりの酒の香りが上質になる、ということが2年に1度ある」

清酒こそが日本の酒って感じがあるが、黒麹の歴史は古く、可能性を見出せるポイントが多く、幅が広い。焼酎も見直されるべき酒、ということを話していました。私は小泉武夫先生の発酵の学校に通っていたこともあり、知識として理解できる部分も多々。これから焼酎についてももっと知りたくなりました。素敵な会に参加させてくださいまして、神吉さんありがとうございました!

パンフレット
パンフレット 出店者一覧

詳しくは、オフィシャルプレスリリースをご覧ください。
PR TIMES宮崎焼酎と焼酎カクテルの祭典​<MIYAZAKI SHOCHU FESTIVAL2023 in 東京>を開催​

(おわり)

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