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「そんな融資あるの?」っていう<役員貸付金借換資金>を借りたお話。

先日、こちらのツイートをしたところ
↓↓↓

大家さん・不動産業者さん・金融機関の中の人等々から、様々なリプをいっぱい頂きました。

・実質的に資金使途自由なお金!
期間短いんでしょ?
稟議書いたことある
・金融機関としてはよくありますよ
・運転資金の形?
聞いたことない!

金融機関の中の人や経験者でも「あるあるー」というテイストの人と「やったことないー」という人とで必ずしも一般的ではない感じでしたので、こちらについて、最終的な着地と提案を受けた背景を簡単にnoteにまとめておきます。

※三者三様、ポジションというかステージというか同じ大家さんでも違いますから、再現性があるかどうかは分かりません。あると感じたら担当者にTEL。


さて、上記ツイートの提案を頂いたのは今年(2021年3月)のことです。


どういった提案なのか。

まず、そもそも
「個人(役員)からの法人への貸付金」が何ぞやという部分。

こちらは、過去に物件(投資用一棟収益)を取得する際に、手付金であったり、突っ込んだ自己資金部分が8割位。(体感です)

あとは事務用品や図書など(一応)法人で必要だから経費扱いで購入したんだけれども、その支払を一旦自分の手持ちのお財布から現金で支払ったり、個人のクレカで支払ったりしたものの積み上がりです。


私自身普通のサラリーマン勤めを(も)していますので、どこかに出張的なお出かけをした交通費だったり、仲介業者さんと打ち合わせをした際の会議費(お茶代)を一旦お財布から支払って、月末までに経費精算しています。

あれです。アレ。

あの「立て替え払い」したものを法人から創業以来もらっていないんです。(5-6期目)


妻と自分が代表社員・業務執行社員となっている資産管理法人と自分個人のお財布、税務上は別とはいえ、結局は一体なので、ずっとそのまま放置していました。


積み上がった名目上の「役員貸付金」の金額は…(ちょっと恥ずかしいから末尾の有料部分に)


で、金融機関からの提案を飲んだ場合のお金の流れとしては、

【役員貸付金借換資金】
<地銀>(融資)⇒ <資産管理法人>

で、そのお金を融資直後に振り込んで役員に返済

【役員に一括返済】
<資産管理法人>⇒<個人>

こんなふうになります。

法人としては、「役員(オーナー)への返済資金」という縛りがあるように見えるものの、それは瞬時に役員の個人口座に入るので、実質的に何にでも使える資金使途自由な個人名義のお金がドドッと増える

その代わり、(当然に)法人から毎月の元本&利息の返済があるという代物です。


提案金融機関との関係性

「私及び資産管理法人」と「地銀様」との関係としては、
6年ほど前に実家向かいのアパートを個人で購入する際のお借入が初取引

その後、法人で別のアパートを購入する際が2回目。

その2棟が昨年から今年にかけて、たまたま売却することができて、その売却した資金をまるっと口座に入れたまま(2-3ヶ月)にしておいた…。

こんな感じです。

法人ごと転居してしまった事もあり、このまま預金を引き上げてしまえば、正直リレーション(関係性)は薄まりまくるのは目に見えている状況です。

次に資金を突っ込むべき案件がきたら、そのお金は引き出しちゃいますから…。


尚、こちらの金融機関においては、個人口座法人口座の合計で法人の短期借入金(役員貸付金)の1.5倍くらいのお金を一時的に寝かせています。

一時的というのは、
「突っ込むべき案件」待ちというのと、
もう一つが税引前だから。

個人の長期譲渡の所得税と法人の物件売却の法人税、そして法人はその先の予定納税がくることを考慮すると、安易には使いたくないところ。

こんなタイミングでの出来事でした。


借入のコスト

今回の融資の金利や期間、コストとしては、

・借入金利:1.05%
・借入期間:5年
・融資手数料:0.5%

(あと投資信託を20万円分程協力したケレドモ…。)

こちらで、4月中旬に融資が実行されました。


「俺はもっと良い提案キテるわ」というブルジョワな方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、私としては単純に「金融機関から『借りてくれ!』という提案を頂けた」こと自体がもう嬉しくて嬉しくて。


借りる必要性のないお金をワザワザ金利払って借金増やす意味あるの?」という世間一般的な考えも勿論頭にはあるのですが、不動産投資界隈の尊敬している方々は「借りられるときに借りたほうがイイ!」という声が多いのも事実。


良くも悪くも、無担保で自由に使えるお金ではあるものの、返済期間は5年間と短期。これを普通の収益物件を購入するための軍資金として考えるには、さすがに返済がヘビーすぎてしまうところ。


おカネを入れないと買えない物件、それこそ再建築不可であったり、旧耐震だったり、融資の難易度が高い…けれども利回りが超魅力的な案件に突っ込むのは有効に感じます。


今日現在まで、ぶっちゃけ今回の融資で口座に入ったお金も、元々入れてあるお金も手つかずなのですが…。手元資金が厚くなっただけで、ちょっと心が落ち着くのは事実。借り入れした甲斐があった気がします。
(イザ!と資金が必要になったときのスタートダッシュを切る権利を買ったんだ!という認識。)


不動産投資と直接的には関係ない(名目の)融資では有りましたが、これは法人で不動産投資に取り組んでいなかったらそもそも人生で触れることがなかったお金。有意義に活用したいところです。


尚、個人から法人への積み上がっていた貸付金、

イコール、お借入金額は…

※要旨はここまでで全て書きました。
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