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6人とも誰もが、そのチャンスを持っている

今週末、26日(日)にスタートする
”女子駅伝日本一決定戦”『クイーンズ駅伝』。
一昨年、悲願の初優勝を飾った積水化学は、
2年ぶり2度目の優勝を目指し、全6区、
42.195kmを走り抜きます。

シーズンを通して、メンバーの活躍を
見てきた野口英盛監督は、
「今年は走る6人、誰でも流れを引き寄せる
力を持っている」と評価し、期待を寄せます。

“落とすレベル”が非常に高かった

いよいよ、クイーンズ駅伝直前。
選手たちの中には良い緊張感と、
団結が生まれています。

野口監督もこのチーム状況に、
手応えを感じていました。

「直前の合宿もいい感じで終えられて、うまく仕上がっている感覚です。練習の質に関しても、例年以上のレベルでこなせた印象は持っています」

実際に走る6人のオーダーに関しては、
ある程度迷わずに決められたところと、
悩んだ部分、両方がありました。

「うまく収められたところもあったし、悩んだところもありました。最後の練習を見て決めましたが、様々なパターンが考えられる中で、最終的には『誰が走っても大丈夫』という状況を作れた。今年は、(メンバーから)“落とすレベル”が非常に高かったと感じます」

ケガに悩まされた去年。
しかし、今年はどのメンバーを使っても、
レベルの高い走りができる、
そんな確信の中で、最後の決断を下しました。

「今年は、誰がどこを走っても良いぐらい、
今の状況でのベストオーダーが組めた、
感覚はあります」と、自信を見せました。

全員が流れを引き寄せられる

優勝に向けて鍵を握るのは、
もちろん、重要な
3区・5区など主要区間。
ただ、そこだけではないと、
野口監督は言います。

「今回は“ゲームチェンジャー”と言うか、流れを戻したり、引き寄せられる選手。それが誰になるのか、逆に楽しみです。そういう役割をこなせるのが、少し前まで2人程度でしたが、今年は6人とも誰もがそのチャンスを持っている。仮に結果が出た後で、『ここがポイントだった』と言える選手が6人いるので、そこが非常に楽しみです」

一昨年は「新谷たち以外が強くなれば勝てる」、
昨年は「2連覇の難しさとの戦い」、
そんなキーワードが見えたチーム。
そして今年は、一年を通した「個の成長」が
ひとつのテーマになりそうです。

「今年はシーズン通じて、みんなバラバラに活動することが多かった。世界陸上に出たり、アジア選手権やアジア大会など、チームでの練習が少ない年でした。それが9月の全日本実業団陸上あたりから徐々に、みんなが合流してきた」

「そこからはまとまった雰囲気で来ているし、圧倒的に個のレベルは高くなった印象です。周りからの評価も高いので、狙った結果をしっかり出せるチームでありたいし、それが今後の発展や成長に繋がると思っています」



一昨年の歓喜、昨年の悔しさを糧に、
臨む今年のクイーンズ駅伝。
従業員の方々の期待にしっかり応えたいと、
野口監督は語ります。

「今年はパブリックビューイングも行うと聞いていますし、コロナが5類になって色々な制限がない中でのクイーンズ駅伝になります。だから、本当に大きな声でのご声援をいただいて、現地で一緒に喜びを分かち合えるように頑張りたいと思います」

近づく決戦の時。
期待を寄せていただいている皆様の
気持ちを受け取って、チームは最後まで、
全力で走り抜きます。


文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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