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全てを糧に。長距離シーズンへ
9月頃に行われる競技会や各種大会。
トラック競技と長距離競技の、
ちょうど切り替えにあたるこの時期。
駅伝やマラソンを主戦場とする選手にとっては、
シーズン後半の開幕を告げる期間でもあります。
積水化学陸上競技部の選手たちも、
この冬に向けて準備してきました。
しっかり自己ベストを出して、結果につなげたのは、
森智香子選手と田浦英理歌選手です。
有言実行の自己記録
9/17(土)に行われた日体大長距離競技会。
5000mに出場した田浦選手は、
15分43秒75で自己ベストを更新。
ルーキーの田浦選手にとって、
怪我の治療から始まった今シーズン。
しかし、回復してからは徐々に
その実力を発揮しています。
レースでは序盤から3番手ポジションにつけ、
上位でレースを進めると、
中盤までペースを落とさず、
上位集団をひっぱる走りを披露。
さらに終盤に入って日本人トップに立つと
より力強いフォームで最後まで走り切り、
そのまま日本人トップの2着フィニッシュ。
見事な走りで自己記録を更新しました。
「これから距離を伸ばして5000mや
10000mにも挑戦していきたい」と、
話していた通りの有言実行です。
長澤日桜里も10着(16分34秒40)で
レースを終えています。
いつでも冷静な走りを
同じく9/17(土)MDC東京で、
3000mに出場した森智香子選手は
先頭集団中盤あたりでレースを展開。
ペースメーカーを務める新谷仁美選手に
引っ張られながら、試合を進めます。
中盤も集団の中で順位を入れ替えながら、
しっかり自分のペースをキープ。
どんな距離でも冷静な走りができるように
なったのは彼女の成長したポイントのひとつでしょう。
最後は上位2人に少し離されましたが、
3000mの自己記録を更新。9分12秒78と、
調子の良さをアピールしました。
森選手と同じく上位でレースを進めた
佐々木梨七選手は4位(9分13秒46)。
怪我から復帰2戦目となった鍋島莉奈選手は
9位(9分37秒34)となりました。
全力をつくして1本1本
9月末に行われた全日本実業団陸上には、
卜部蘭選手、佐々木選手、森選手の3人が出場。
上位入賞はなりませんでしたが、
それぞれが手応えや課題を手にしました。
卜部選手がレース後語っています。
「トラックと駅伝で分けているわけではなく、トラックの強化が駅伝にも繋がるし、駅伝も単体で見るのではなく、その練習過程がトラックに活きてくると考えているます。だから、1本1本、全力を尽くして次に繋げていきたいと思います」
長距離シーズン開幕を迎え、全てのレースを糧に。
これからチームは一丸となり、
駅伝2連覇という目標に向けて、進んでいきます。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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