節目
陸上のシーズンは大きく分けて、
春から夏のトラックシーズン、
秋から冬の駅伝・マラソンシーズンに分けられます。
その節目に開催されるのが「ホクレン・ディスタンス」。
毎年7月前後に、北海道の複数都市を
転戦しながら行われるこの大会。
涼しい環境の中、自身が目標とするタイムに挑戦する、
前半戦の締めくくりとも言える記録会です。
今は、ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021が行われている最中。
・第1戦 7月 3日(土):士別大会(無観客開催)
・第2戦 7月 7日(水):深川大会(無観客開催)
・第3戦 7月10日(土):網走大会(無観客開催)
・第4戦 7月14日(水):北見大会(無観客開催)
・第5戦 7月17日(土):千歳大会(無観客開催)
積水化学女子陸上部のメンバーも大会に参加。
それぞれが個々に定めた目標に向け、
全力を尽くしています。
記録会のメリット
2003年から始まり、もう少しで20年を迎える
ホクレン・ディスタンス。
最初は、夏合宿地の活性化、普及活動などを
目的にスタートした大会でした。
それが、気温面のメリットもあり、
夏場に記録を出しやすい大会として認知が向上。
徐々に参加選手も増えていきました。
例えば日本選手権などは、日本代表を勝ち取るため、
タイム以上に順位を重視する場合があります。
長距離種目など、お互いの出方を見て、
前半に遅いペースのレース展開になったりするからです。
それに比べて「記録会」と言われるような大会では、純粋に試合で自分の実力を試すことができるため、集中して自己記録に挑めます。
そんな背景もあり、記録が出やすい
ホクレンディスタンスは、中・長距離の選手たちにとって、
夏の前の風物詩的な大会として位置づけられて来ました。
少しずつ参加する都市も増え、今大会は
5戦に分けて5都市で大会が開催されています。
口火を切った野村の好記録
積水化学女子陸上部のメンバーも、
負傷している数人を除き、多くの選手が参加中。
その口火を切ったのが、野村蒼選手でした。
7/3(土)士別での女子5000mに出場した野村選手は、
15'58"89で自己新記録をマーク。
好調ぶりを発揮しました。
さらに長澤日桜里選手、弟子丸小春選手、
佐藤早也伽選手も、続いて好記録を出しています。
春先から森選手の好調、
日本代表に新谷選手・卜部選手が選出など、
良いニュースがチームの自信につながっています。
チームの目標は駅伝優勝。昨年度の優勝チームを考えれば、まだまだ力をつけたいところ。でも、練習でやってきたことが徐々に発揮できるようになった手応えはあります。
冬の長距離シーズンに向けて、このホクレン・ディスタンスで結果を出して、勢いをつけるのは重要なこと。
試合はまだ一試合、7月17日(土)千歳大会が残っています。
そのあとチームは夏合宿に入り、いよいよ駅伝へ。
今後につながる良い流れが作れるように、
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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