![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71273555/rectangle_large_type_2_d9dc1553bf79f824640732357f099091.jpeg?width=1200)
マラソンの難しさ
「失速して終わってしまって悔しいです。マラソンの難しさを実感しました」
佐藤早也伽選手は
3度目のマラソンを走り終えた後、
自己ベストに届かなかった悔しさを、
そう表現しました。
先週末、1月30日に行われた
大阪国際女子マラソン。
佐藤選手は、松田瑞生(ダイハツ工業)選手と
並ぶ、優勝候補の一角に挙げられていました。
レース前半は、第二集団につけた佐藤選手。
これまでのマラソンでは先頭集団で戦い、
後半スタミナが持たなかった
ことを考えての戦略です。
![](https://assets.st-note.com/img/1643763189813-zuTDoC3LpY.jpg?width=1200)
しかし、序盤から苦しい表情が続くと、
25kmまでは3位につけていたものの
徐々に失速。
6位まで後退して迎えた、
最大の課題となる後半の走り。
30km過ぎからペースをあげる狙いでしたが、
粘り切ることができず、特に35km以降は
大きくペースを落としてしまいました。
終盤の失速を克服するため、距離を増やす、
ジョグを多くするなど対策を
練ってきましたが、大会約2週間前に負傷。
最後までトレーニングを
積み切れなかった影響もありました。
それでも、最後まで全力を
尽くした佐藤選手は、
最終的に6位でゴール。
2時間24分47秒でフィニッシュと、
自己ベスト(2時間23分27秒)更新は
叶いませんでしたが、
「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」の
大会出場権は獲得。
目標のひとつに掲げていた世界選手権出場には
届きませんでしたが、パリ五輪へと望みをつなぎました。
「自己ベスト更新と、世界陸上代表を目指していましたが、結果的に目標は達成できませんでした。後半、ペースアップする予定だったところで、失速してしまって悔しい。まだまだ力不足を感じたレースでした」
と、レース後に話した佐藤選手。
それでも、まだまだ今後の夢に向けて、
挑戦は終わりません。
「ギリギリ、MGCの出場権を獲得できたので、これからの練習を頑張りたい。そこで納得できる走りができるように頑張ります。今回もたくさんの方に応援していただいたので、それに応えることができる、強い選手になりたいと思います」
悔しさ、マラソンの感動を胸に、
これからもさらに成長していく佐藤選手。
その姿にご期待ください。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
--------------
積水化学女子陸上競技部 セキスイフェアリーズHP
https://www.sekisui.co.jp/company/rikujou/
🔔積水化学女子陸上競技部Twitter
👍積水化学女子陸上競技部Facebook
📗積水化学女子陸上競技部note
ご声援よろしくお願いします!!
--------------