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確実に積み重なっている感覚

残り1周。ラストスパートで、
一気にスピードを上げた
道下美槻選手は、どんどん上位へ。

結果的に表彰台には届きませんでしたが、
1500mを4分16秒42で走り切り5位。

そしてレース後、
「もうちょっと思い切っていけば良かった」と、
もっと積極的に行けば記録は伸びたかもしれないと、
反省を口にしました。

もっと早くから仕掛けられたら

山口県で9月に行われた全日本実業団陸上2024。
1500mに登場したのは道下選手。
6月の日本選手権は欠場となったのもあり、
久々の登場となりました。

「日本選手権前にぎっくり腰になってしまい出場できなくて、結構、どん底の状態でした。試合も出られていませんでしたが、 7月・8月・9月頭と3回の合宿は、ほぼパーフェクトに練習ができました」
と、良い調整をして臨んだこの大会。

道下選手は、レース序盤から
集団の真ん中あたりをキープ。
余力を残して、終盤を迎えると、
最後は一気にペースをあげて、次々と選手を交わします。
結果的に5位でしたが、本人も手応えを掴んでいました。

「前半から余裕を持って走れたので、最後にちゃんとスパートすることができました」
ただ、
「もうちょっと早くから仕掛けられたら、自己ベストに近づく走りができたのかなと思うので、今後はそこを狙っていきたいです」
と、すぐに改善点を挙げました。

我慢しすぎてしまった

「我慢しすぎて最後まで行ってしまった感じがあるので、もうちょっと思い切っていけば良かったなと思います」

最後の走りが良かっただけに、勇気をもって
前に出れば、より良い結果が得られたかもしれない。
そのレース感覚も、
これから取り戻していきたいと、
彼女は話します。

次に大きな大会となるのは、来月のクイーンズ駅伝。
新人の道下選手にとっては、まず自己アピールして、
メンバー入りを目指すのが、当面の目標です。

「駅伝は、まずすごいメンバーが積水化学には揃っているので、しっかりエントリーメンバーを勝ち獲っていきたいと思います。1番短い区間でしっかり走れるように、ここからもっと調子を上げていきたいです」
と、意気込みを語りました。


この夏、長距離に特化して
トレーニングしてきた道下選手は、
「確実にそれが積み重なっていると今大会で感じられました。その力を試合で発揮できる状態に持っていきたいと思います」。
と、今後の課題を表現します。

駅伝までに調整して、
自分らしい走りを表現できるように。
彼女の戦いは続きます。



文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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