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陸上競技部の価値を上げる取り組みを/野口英盛・横田真人2023-24 Vol.2
“強いから応援される”じゃなく関係値作りも大切
――昨年度は社内向けの健康促進イベントにも取り組みました。感じた効果など教えてください。
野口:元々やりたいと考えていて、コロナでできなくなっていた企画でした。一番は従業員に対して、陸上競技部の価値を上げて応援してもらいたいと考えた時、我々に何ができるか。それをイベントにした経緯があります。選手自身が、全部じゃなくても、自分たちで主体的にプログラムを組んだり考えて進行する。陸上の結果以外での仕事に取り組んで欲しい、という狙いがありました。
横田:社会人としての選手に求められるものは、やっぱり従業員に元気や活力を与えることだと思うんです。それを競技で伝えるのが第一ですが、その効果を高めるには、“強いから応援される”じゃなくて、関係値作りも関係してくる。選手としてゲストで呼ばれて行くのと、自分たちが苦労しながらおもてなしして来てもらうのとでは、全然意味が違うと思うんですよね。
――活動の中で選手の成長も見えましたか?
野口:最初はぎこちないところもあったけど、最近は選手からも自発的にコミュニケーションを取るようになったし、みんなの前でうまく喋れるようにもなりました。本当に応援されているなと私も感じたので、継続していきたいと思っています。
横田:選手がそういった経験をしているのは、他チームではないことだと思うし、その前提があって、よりリアルな場所で関係が深まっていくってのがお互いにとって一番いい関係だと思うんですよね。一気に進めるのは難しいので、一歩ずつ、その関係性を築いていけたらいいかなと思っています。
野口:実際には競技結果だけだと強い選手しか評価されにくいけど、こういうイベントで評価されて、本人がもっと頑張りたいと思ってくれるのはすごく良いこと。我々にとってはすごくプラスの活動だと思っています。
今年もそれぞれが際立つ一年に
――また新しい1年が始まります。今シーズン、達成するべきこととして掲げているのは何ですか。
野口:夏にはオリンピックがあるので、そこにチームから選手を出したいのはありますね。あと駅伝は、2年前に連覇できなかった。勝ち続けるのは本当に難しいですが、逆に今は勝てる戦力が整いつつあるので、達成したい目標ですね。ただ、メンバーや名前だけで勝つのではなく、去年走らなかった選手も含めて、ハイレベルな部内選考を勝ち抜いて、圧倒的に勝ちたいというはありますね。選手には女子マラソンの世界記録が2時間11分53だから、それを突破しようという話はしています。
横田:オリンピックは、やっぱり行きたいですね。あの場に立ち続けたいというのは、コーチとしてあります。そこを目指して、選手が全力でチャレンジするのを、しっかりサポートしていきたい。まずはそこに尽きると思うので、前半シーズンでチームに勢いをつけられるようにしたいです。
駅伝はそれに向けて、夏から仕上げていくようなチームにはするべきじゃないと思っているんですよね。全員が個人でレベルアップして、どこを走っても勝てるというのが僕は目指す姿だと思う。そうなっていかないと、女子の陸上界は次のステージにいかないと思うんです。だから、社内外の取り組み・結果も含めて、やっぱり周りからも目指されるチームを目指して、最後にピークがあって駅伝の連覇に向けて臨めたらと思いますね。
野口:個人目標の設定が去年は甘かったから、自分の立てた目標はもうちょっと達成してほしいなっていうとことですね。800mからマラソンまで選手そろっているので、今年もそれぞれが際立つような、そういう1年にしたいと思います。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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