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この夏に、どれだけ力をつけられるか/佐々木梨七①

この1年で大きく伸びた選手のひとり。
積水化学女子陸上競技部のなかでも
佐々木梨七選手は、シーズン前半の好調ぶりからも、
そう評価して良いでしょう。

もう少し速く走りたかった

6・7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ。
佐々木梨七選手は3000mと5000mに出場。
3000mでは見事に9分06秒32で、自己ベストを更新しました。
しかし、喜びを感じつつも、”もっと走れたはず”
との悔しさが、より強く残ります。

「3000mは自己ベストを出せそうという感覚があったので、結果を残せたのはすごく嬉しかったです。ただ、調子が良かったので、もう少し速く走りたかったな、という気持ちの方が大きいですね」

もっと速いタイムを狙えただけに、
「最後まで力を出し切れなかった反省が強い」
という佐々木選手。それも、力がついてきた
成果のひとつと言えるでしょう。

ただ、もうひとつ参加したレース、
5000mは「散々な結果だった」と評価します。

「最終的には16分(16分02秒06)もかかってしまいました。後半になって足が重くなり、動かなくなった感じですね。5000mだと中盤の1000m~2000mぐらいまでは先頭集団にもついていけますが、中盤以降の後半で強い選手との差が出てくる。そこは課題なので、しっかりついていくためにも、この夏でもっとスタミナをつけたいと思います」。

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これからが本番

部分的に課題はあるものの、今シーズンに入り、
日本選手権出場、自己ベスト更新と、
前半で調子の良さを見せてきた佐々木選手。
個人的にも、その結果には充実感を感じています。

「去年は怪我で全然レースに出ることができなかったので、それに比べると前半は結構良かったのかなと思います」

ただ、これからが本番、冬に向けて
差がつく期間だと、本人は理解していました。

「本当の意味では、これからの夏合宿で、どれだけ力をつけられるかで変わってくると思っています。去年は夏を越してから調子が上がってきた感覚なので、今年もそんな流れで進めて行けたらいいなと思っています」


ここから、ひとつの大きな目標である駅伝に向けて、
選手全員で一体感を出せるかがカギになります。

「ホクレンでは同期の選手も自己ベストを出せていたので、チームの雰囲気は良かった。今回の北海道・士別での合宿でも、全体練習で走っていて、集団から離れる人もほとんどいないので、まとまって力は上がってきていると思います。良い流れの中で、練習できているのは感じますね」。

充実の期間を経て、これからさらに
佐々木選手は、より強くなっていきます。

➡②へ続く


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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