夏からの積み重ねを経て
9/28の日体大長距離競技会、
女子5000mで久々に15分台(15分57秒70)を
マークした佐々木梨七選手。
スタートから中盤まで
ゆったりとしたペースで進んだレースを、
後半のペースアップでうまく流れを掴み、
3位に入りました。
その背景には、夏からの積み重ねがあります。
夏合宿でのポジティブな変化
佐々木選手としては、
「最初は走りやすいペースでしたが、
やや中盤で落ちて、後半はちょっとだけ
ペースを上げられた感じでした」
と評価するレース。
「夏合宿中を経て、今回の試合は15分50秒で走りたいと考えていました。でも、試合直前の練習があまり良くなくて、厳しい感覚があったので、最低ラインの16分切りを狙っていました。ギリギリでしたけど、それを切れたのは良かったです」
最近は、16分を切れていなかった佐々木選手にとって、
4/29の織田記念以来の15分台。
記録を出せた理由として、心境の変化をあげます。
「夏合宿中に気持ちを切り替えられた場面があり、それから結構集中できるようになって、結果が出せたと思っています。一時期、キツい練習が続いていたんですけど、 一度練習の質を落として、 心と気持ちに余裕を持たせたら、良い動きができるようになった。そこから状態も上げていけたので、ポジティブな変化が良かったのかなと思います」
チームやメンバーを支えられる存在に
良い兆しが出てきたのは、もちろんプラスの要素。
でも、改善したい部分も、当然あります。
「5000mはずっとそうなんですが、どうしても3000m~4000mあたりで気持ちが切れて、ペースが落ちてしまう。そこを落とさないか、維持するかで持ちこたえて、終盤で上げていけるように。加えて、ラストも切り替えるレースが良い時はできるので、そういったレースが安定してできるようになりたいです」
もう来月には、クイーンズ駅伝本番がやってきます。
チームの調子を「力のある選手が多いので、
チームですごくまとまりがあっていい状態」
と語る佐々木選手。
去年は4区で力走を見せた彼女も、
席が確保されているわけではありません。
「競争が激しくて、メンバーに入ること自体が厳しい状態なので、 走りたいのもありますが、サポートに回ったとしてもメンバーが気持ちよく練習できるように、チームやメンバーを支えられる存在でありたいと思います」
駅伝連覇の難しさを知る彼女は、
チームの連覇達成に向け、実力を発揮することが
今年最大のテーマになると考えています。
「何もなければ、積水化学は優勝候補筆頭に挙げられると思うんですけど、他のチームを見ても、試合で活躍してる選手はいるので、そういう選手たちに負けないように。逆にそれぞれがしっかり実力を発揮することが、1番大事なことだと思っていますし、それができれば自然と優勝に近づけると思っています」
自分の実力をしっかりとあげて、
チーム全体を盛り上げられるように。
佐々木選手は、より強くなるため、
日々を積み重ねていきます。
文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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