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春とヒコーキ×ハチカイ ツーマンライブ【クオリア】主催代行レポ

2023年8月13日、しもきたドーンにて「春とヒコーキ×ハチカイ ツーマンライブ【クオリア】」が開催されました。

このライブはライブ制作団体「ライブマンmost!」さんの主催代行サービスを利用してお願いしたライブになります。

出演者の皆様、スタッフの皆様、ご来場くださった皆様、本当に素晴らしいライブをありがとうございました。
主催代行という贔屓目を抜きにしても大満足なライブで、このライブをお願いできたことが私の誇りです。

今回貴重な経験をさせていただいたので、主催代行を検討されている方の一助になれればと思い、レポートを書き残しておきます。

「お願いしたきっかけ」は私の身の上話も多くなりますので、どんな風に問い合わせてどんなスケジュールで進行していったのかが気になる方は、その下の「問い合わせ~打ち合わせ」からお読みいただければと思います。


お願いしたきっかけ

5月7日、春とヒコーキさんの単独ライブからの帰りのバスの中でTwitter(私はこれからもTwitterと呼び続けます)を見ていた私の元にこんなツイートが流れてきました。

詳しいことは上記のツイートのツリーを読んでいただければと思うのですが、
「出資すれば好きな出演者さんを呼んだライブができる……ってコト!?」
とめちゃめちゃに驚きました。そんなことがあってたまるかよ……。

単独ライブの後でテンションが上がっていたこともあり、こりゃ春とヒコーキさんが出演するライブを頼むっきゃない! とこの時点でほぼ心に決めていました。

帰宅後あらためてライブマンmost!さんのWebサイトを確認。

金額感などに問題がないことを確認してからお問い合わせをしようとして、はたと手が止まりました。

春とヒコーキさんの他に、どなたにご出演いただくかを考えていなかったんです。

今でこそライブに通っていろんな芸人さんを拝見していますが、当時はちょうど春とヒコーキさんガチ推し期で、他の芸人さんには正直あまり興味がありませんでした。

今まで見た芸人さんの中でもっと見たいのは誰だろう? と考えたところ、パッと思いついたのがハチカイさん。

実はその時点では生でネタを拝見できていたのは1回だけだったのですが、不思議な世界観とちょっとシュールさも入った笑いがかなり好みで、YouTubeに上がっているネタは全部見ていました。
もっと生で見たい! と思い、今回は春とヒコーキさんとハチカイさんのツーマンをお願いすることに。

というわけで「本当にただ私が見たいだけのライブ」をお願いすることになりました。

ライブが終わった今でも、本当にこんなことがあってよかったのか……!? と思っています。

問い合わせ~打ち合わせ

5月10日、改めてサイトを確認し、サイト内の問い合わせフォームから
・ 希望の出演者
・ 希望のスケジュール
・ 公演のテーマ
について簡単に記して送りました。

問い合わせをしたその日のうちに記載の内容で問題ない旨のご返信をいただき、トントン拍子で打ち合わせの日程が決まりました。

最初に問い合わせをしてから1週間後の5月17日に、オンラインでライブマンmost!の長良鮎武(ながらあゆむ)さんと山田ボールペンさんと打ち合わせ。

私は右も左も分からない状態だったので、先方から投げかけられる質問や確認事項について答えたり、注意事項をお知らせいただいたりと言った形で打ち合わせが進みました。

ここで主に話したのは
・ 予算
・ 希望の会場
・ ライブの内容(ネタは何本か、公演時間はどれくらいかなど)
といった内容。

実際にお話させていただいたことで自分のやりたいライブが現実味を帯び、「やるぞ!」という気持ちがより強くなりました。

また、打ち合わせのあとすぐに議事録をメールでご共有いただけたのも大変ありがたかったです。

申し込み

初めに私が提案した日程だと出演者さんの都合が付かず、あらためてスケジュールを提出し直すといったことがありましたが、おおむねスムーズにスケジュールや会場が決まりました。
今後お願いされる方は、候補日は多めに挙げておくことをおすすめします。

会場はどこにするか迷っていましたが、日程から考えるとちょうど良さそうな会場がしもきたドーンしかないかも? とのことでほぼ自動的にしもきたドーンに決まりました。
こぢんまりとした会場ではありますが、もしここに人がいっぱい入ったら会場が渾然一体となってすごい空気になるんじゃないかと思ってわくわくしていました(そしてその読みは大当たりすることになります)。

そしてここでようやく正式発注という形になり、送られてくる請求書の内容に従って料金を振り込みます。
私はニコニコ現金一括払いでしたが、クレジットカードでのお支払いも対応されているとのことです。

料金は決して安い金額ではありませんでしたが、初めに考えていた予算よりはだいぶ少なく収まって一安心でした。

それにしても料金を支払う前から打ち合わせをしていただいたり、出演者さんや会場のスケジュールの調整をしていただいたりと、ライブマンmost!さんには本当にお手間をおかけしました。
ありがとうございます。

料金支払い後~告知・チケット発売

料金を支払った後、こちらでやったことは
・ ライブ名の決定
・ 会場で流す楽曲の選定
・ フライヤーのデザインディレクション
といった感じ。

フライヤーはオプションなので省くことも可能ですが、もともと長良さんのデザインが大好きだったので今回はお願いすることにしました。

デザインディレクションと言ってもたいしたことをしたわけではなく、送られてくるデザイン案からどれが良いかを選んだだけなので、デザインについて分からなくても安心です。
というより、初稿の時点で良すぎて何も言うことがなかったという感じです。
こちらのふわふわしたイメージを汲み取って素晴らしい形に仕上げていただきました。

「夏っぽい爽やかな感じで」というリクエスト + イメージに近いPinterestのピンをお送りしました

ライブ名は、いずれ自分が絵でも音楽でも「何かをオリジナルで表現することがあったらつけたい名前リスト」みたいなものを持っているんですが(?)、その中からピンと来るものを選びました。
結果としてこのライブタイトルにして良かったと思っています。
すごいクオリアを経験できたので……。

クオリアとは、ラテン語 qualiaで、単数形は a quale であり、我々が意識的に主観的に感じたり経験したりする「質」のことを指す。

クオリア - 脳科学辞典

告知やチケットの発売についてはライブマンmost!さんに全部お任せできます。
今回はライブの約1ヶ月前である7月15日に告知をスタートしていただきました。

もともと「本当にただ私が見たいだけのライブ」をお願いしていたのでどういった反応があるかドキドキでしたが、好意的に捉えてくださっている方がいっぱいいらっしゃって嬉しかったです。

チケットも、発売から数日であっという間に売り切れになりました。

もうこの時点でお願いして良かった~! と胸がいっぱいでした。

ライブ当日!

会場ではお願いしたフライヤーが舞台に映し出されていて、選んだ曲がかかっていて、スタッフさんの「本日満席となっておりま~す!」の声が響いて……感動で泣きそうでした。

ライブの感想を一言で言い表すならもう「感無量」!!!

ネタはどれも面白いし、見たかったネタをやってもらえましたし(ネタのリクエストはしていません)、2組の新ネタまで見られるしで、ネタパートだけで大満足なのに、さらにトークパートが伝説級といっても良いくらいに面白かったです。

特に今はKOCの季節で2組ともお忙しいはずなのに、新ネタをおろしてくださったのが本当に本当にありがたいです。

詳細な感想は書き始めると長くなりそうなのでここでは控えますが、Twitterで皆さんの感想ツイートを探していただくと、このライブのすごさがお分かりいただけるんじゃないかと思います。

また、2組の名前がTwitterでトレンドにも入っていたようで腰を抜かしました。
キャパ100もないしもきたドーンで行われたライブでそんなことある?

ハチカイのニシブチさんもラジオで触れてくださって、ニヤニヤしながら聴きました。

8月13日は、ずっと私の中で大切な日として覚えておくんだろうなぁと思います。

オプションの動画とサービスの写真

ライブの様子を動画でいただけるオプションをお願いしていたのですが、帰りの電車の中で届いてあまりの早さに笑いました。
私は埼玉に住んでいるんですが、送られてきたときまだ都内にいましたよ……。

そしてそのオプションとは別に、サービスとしてネタ中やトーク中のお写真を100枚以上いただいてしまいました。

どれもライブの臨場感を思い出させるものばかりで、見ていてまたライブを反芻してしまいます。

私の中だけに留めておくのはもったいないので、このnoteをここまでお読みくださった方にも共有します。

出演者さんや、ライブマンmost!さんに迷惑のかかる使い方は絶対にされないようお願いします。

ライブの後日配信

今回配信はなしでお願いしていたのですが、終演後に出演者の方から配信したいとの打診があったとのことで、もちろんOKのお返事をさせていただきました。

本当に素晴らしいライブだったので、ぜひ多くの方々にご覧いただけたら私としても嬉しいです。


あなたの理想のライブもぜひ!

今回主催代行をお願いしてみてマイナスだったことが本当にひとつもないので、みんなもっと主催代行やってくれ~~~!!!!! と強く思います(金銭のマイナスはマイナスに含みません。あんな素晴らしいライブを見られたのだから……)。

社会人なら自分へのご褒美としてかなりおすすめできますし、学生さんでもバイト代やお年玉を貯めたら手が届く額なんじゃないかと思います。
志を同じくする人がいれば割り勘で出資するのもいいかもしれません。

主催代行をお願いするにあたって、もし気になることなどがありましたら、よければ私にTwitterのDMやリプライなど飛ばしてください!
Twitter : @7110_x2

ぜひ! これを読んでいるあなたの理想のライブもライブマンmost!さんにお願いしてみてはいかがでしょうか?

楽屋でのお写真もいただきました。嬉しすぎる……。

(余談)ライブで使用した楽曲について

ここからは完全に余談なんですが、ライブで使用した楽曲について少々語らせてください。

客入れ

21世紀宇宙の子 / 東京事変
春とヒコーキの土岡さんが椎名林檎や東京事変を好きだとnoteに書かれていたので、その中で私が好きな曲を選びました。
この曲にするか『公然の秘密』にするかギリギリまで悩みました。

トウキョウ・シャンディ・ランデヴ / MAISONdes
帝京平成大学
MADによる風評被害を受けている曲ですが普通に好きなので選びました。

ひとりごつ / ハチワレ(CV: 田中誠人)
ぐんぴぃさんと警備員さんがちいかわ大好きなので。

稲穂 / スピッツ
バキ童チャンネルの「スピッツ or コミックLOクイズ」にて、警備員さんが問題として挙げられていた曲です。
『五千光年の夢』も大好きなので入れたかったのですが、尺が短すぎました!

sailing day / BUMP OF CHICKEN
警備員さんがアルバム『ユグドラシル』をお好きなようなので選びました。
本当は平沢進も流したかったけど、あまりにも"""思想"""が強くなってしまうので抑えました。

OP

夏の光 / キリンジ
OP・ED・客出しは私が大好きなキリンジで揃えました。
OPは夏っぽくていいかなと思い選びました(安直)。

出囃子(春とヒコーキさん)

Acid Rain / Liquid Tension Experiment
どうしてもこの曲で出てくる春ヒコさんが見たかったので主催代行の特権で選ばせてもらいました。
このバンドについて書くと長くなるので語るのは控えますが、Liquid Tension Experiment(以下LTE)の曲をお笑いライブで使ったのって人類初じゃないでしょうか(?)。

出囃子(ハチカイさん)

Universal Mind / Liquid Tension Experiment
出囃子向き(?)のLTEの曲がもうひとつあったのでハチカイさんの出囃子にしました。
2曲とも本当にかっこいい曲なので聴いてください!!!

ED

君の胸に抱かれたい / キリンジ
穏やかでED向きかなと。
全然意図したものではなかったのですが、歌詞に「裸になるよ」とあって、ちょうどそのタイミングで出演者の皆さんがハケていったので人知れずフフッとなっていました。

客出し

夢見て眠りよ / キリンジ
ご来場いただいた皆さんに良いライブの記憶を持ち帰って、良い夢を見て眠ってほしかったので(?)。

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