詩01

「あの獅子舞張り切ってるな」
そんな声を獅子舞の中で聞く
「あの獅子舞動きが良くないな」
そんな声を獅子舞の中で聞く
「あの獅子舞邪魔だな」
そんな声を獅子舞の中で聞く
「去年までの獅子舞の方が良かったな」
「あれだったら俺の獅子舞の方が良い」
「獅子舞いらなくない?」
近づいて頭に噛みついてその狭い空間の中で私は「うるせーな」と言う
という想像をしてドキドキする

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