見出し画像

Tanzaniaaaaaaaa!

8/11、飛行機はアフリカ縦断2カ国目のタンザニアに降り立った。アディスアベバからダルエスサラームは飛行機でおよそ2時間程だっただろうか。予定よりも2時間遅れての到着だった。着いたのは、15時ごろだった。いつものようにアライバルビザを取る。50ドル。その後100ドルをタンザニアシリングへと換金した。その額はおよそ22万Tsh。額がハンパなくでかいのには驚いた。

前回にも記述したが、このダルエスサラームという都市はやばい所で有名だ。調べた人もいるかもしれないが、紹介しよう。アフリカ3大凶悪都市(残る2つは南アフリカ・ヨハネスブルク、ケニア・ナイロビ)の1つ。ダルエスサラームが凶悪都市として一躍有名になった所以が、「タクシー強盗」だ。タチが悪い。タクシー運転手と強盗がグルなのだから。一度車内に入ってしまえばドアにロックがかけられ、中からは開けられない。車内には助手席と隣に強盗が座り、車内でガツンやられる。そして人気のないわけのわからないところに降ろされる。もちろん荷物は全て奪われる。本当に、タチが悪い。ネットでダルエスサラームと調べると、タクシー強盗と出てくるくらいだ。今述べたのは1番最悪なパターンで、必ずしも同じようになるとは限らない。しかし、遭遇したくないものだ。最大限の注意を払って行動していた。空港から宿までの移動手段はタクシーしかなかった。空港を出ると、タクシードライバーがたくさんいた。目の前で手招きしているあいつが襲ってくるかもしれない、乗ったら最後、有り金全てを奪われて本当に死ぬかもしれないと思うとかなり慎重になっていた。乗り込んだタクシードライバーには何度もofficial?としつこいくらいに聞いた。そして、ドアが閉まった瞬間に半ドアかどうかを確認するふりをして内側からでも開くかどうかを確かめた。移動中にもDar es Salaam's taxis are dangerous?とかを聞いて釘を刺していた。どうやら本当に安全なタクシーだったようで(そもそも空港に入れるのは公認のタクシーのみだった)安心した。8万シリングで宿まで運んでもらった。降りる際に、夜は危険だからあまり1人で出歩くなと言われた。そのつもりは毛頭ない。空腹にも耐える覚悟をしていた。Safari In という宿に宿泊する。Wi-Fiつき、トイレシャワーは部屋に。こちらはもちろんお湯が出ない。が、タンザニアは日中30度程まで気温が上がるため、むしろお湯は必要なかった。朝食つきで2日間33ドル。ロビーにはテレビがあり、ちょうどイングランドプレミアリーグの開幕戦が行われていた。1日目は、だいぶ日も暮れていたことに加えて、長時間の移動によって疲労していたこともあり夕飯は食べなかった。翌日、昼過ぎに起床して、ロビーでお菓子を買う。これで1日の空腹に耐えようと考えていた。ところが流石に限界を迎えた。20時ごろ、どうにもできなくなって、覚悟を決めた。ちょうど宿から200メートル程離れたところに有名なカレー屋さんがあった。必要な分だけの金を持ち、パスポートは部屋に置いていった。Ten to Ten という名のレストランは現地人で賑わっていた。

画像1

画像2

かなり量が多い。そして、どうやら注文が忘れられていたらしく1時間半くらい待たされた。その間隣にいた「良いインド人」が、俺のを食べていいよと分けてくれた。そして、僕のために店員に怒ってくれたりもした。インド人はみんなウゼェと思っていたけれど、彼のように良いやつもいる。みんな、視野を広げよう。

画像3

食べ終えたのは、22時過ぎ。宿までの道はとても長く感じた。人生で最も恐怖に怯えた200メートルだった。めちゃめちゃ早歩きをし、周囲をこれでもかというくらいに見回し、最後の方は小走りだった。運良く、何も起こらなかった。宿にたどり着いた瞬間、ため息が出た。久々に満腹状態になったこと、無事に戻ってこれた安堵とでその日は気持ちよく寝れた。翌日からはタンザニアに来た目的である「タンザン鉄道」に乗り込む。もちろん乗車のチケットは予約すらしていなく、どこでどのように購入するのかはネットの情報のみだった。不安もあったが、やるしかない。徐々に精神がタフになってきたように感じる。


今回は、ここまで。次回からはタンザン鉄道の様子をお伝えします。お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?