無題。という名の題名。
来るのは焦燥感と、虚無感と、不確かな未来に対する暗くて重い、ねっとりとした恐怖心。
今まで怠惰な時間を過ごしてきたことに対する反省と、積み上げてきたことのちっぽけさ。ただただ時間だけが経過し時の流れに取り残されていく様な感覚が、毎日のように続く。気がつけばもう、3月なかば。目を背けたいが、そういうわけにはいかない。妥協して済ませれば良いが、そうはいかない。全てを投げ出して逃亡すれば良いが、それはしたくない。葛藤が現実と入り混じりひたすらに僕を追いかけてくる。
就職活動は自分の未来を自分で作るから楽しいと言う人がいた。今そんなことは到底思えない。正解のない問題を目の前にして、何もできないと言い訳をして何もしないでいるだけの自分が心底情けない。(この文を書き綴っている自分も)
無題。という名の題名です。
学生時代力を入れたこと
志望動機
入社後何をしたいか
何度同じことを聞かれ、何度、埃をかぶって出番を待っていたパソコンで打ち込んだことだろう。純白だったキーボードは徐々に汚れていき、何もなかったデスクトップにはいつの間にかアイコンだらけになっていた。
3月も半分を迎えた。にも関わらず僕はやりたいことがはっきりしない。あろうことか誰かにそれを決めてもらいたいと思っている。自己決断がどうとか、自分で言っているくせに、結局また誰かを頼ろうとしている。自分の未来は自分で切り開くものだと頭では分かっているのに。
業界をいつまで経っても絞れないのは、その苦悩を取り除いてくれる「何か」の来訪を、無気力に掌をただ上に向けて、目を閉じ、現実を遠ざけている自分がいるからだ。いつまでも過去に酔いしれ、固執しているのは、道を切り開く勇気がないからだ。人生は1度きりだということを、まだ人生1周目だからわからなくて当然だと考えてろくに危機感も覚えず、自己を見つめようとすらしないからだ。
このノートを公表すれば誰かが助けてくれるかもしれないと思っている。だから、書いているし、公開もする。結局、いつまで経っても何もできない。
全てにひと段落ついた時に見返したら、僕は自分の書いたこの文をどういう気持ちで読むのだろう。何を感じるのだろう。なんて言葉を過去の自分にかけるのだろう。
未来の僕、こんな僕を笑ってやって下さい。
そして、過去の貴方が下した決断をどうか責めないで下さい。
今は今の自分なりに頑張ってみることにします。
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