花を贈るより大切なこと

 今日は国際婦人デーです。国によっては女性に花を贈ることになっている国も存在します。ロシアもその一つです。

 この日に限らず、ロシアにはことあるごとに女性に花を贈る習慣があります。実際に、モスクワの街中に一日中開いている花屋を見かけることもありました。

 一見女性を大切にしているように見えますが、ロシアはDVが酷い国でもあります。恋人に「愛しているよ」と言って花を贈る人は多いですが、暴力も酷いのです。

 花を贈ること自体は悪くありませんし、自由にやったらいいと思うのですが、やはり行動が伴っていないと意味がないんじゃないかと思います。日本では同じような取り組みが広く浸透しているわけではないですが、「好きだよ」と直接言葉にしなくても、自分の大切な人のために仕事をしてお金を稼いでくれる男性は少なくない印象です。

 花を贈る習慣について書きながら思い出したのは、どこにでもいますが、女性ウケが良く「女性の権利」に関心があるようで女性の味方のフリをしているけど、実は裏で暴力を振るっていたとか行動が伴っていない男性の存在です。こうした男性が女性の足を引っ張っていることは間違いありません。これは男女に限らない話ですが、本当に素晴らしい人は、はっきりと口に出さなくても行動で示してくれるものです。そういう人を見つけられるようになりたいものです。