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知られていないんだよ。駐在員パートナーのキャリアの悩み。

パートナーの駐在に同行するために、仕事を辞めた人が8割。
私も辞めたくなかったけど、家族で過ごすために辞めた。今は納得してるけど、葛藤はもちろんあった。当事者だから、当たり前のようにこのキャリアの悩みは持っているし、声にしている。

でも、当事者ってちゃんと声を上げないと、
本当に知られることってないんだなってことに気付いた。

でも一人一人が声を上げるという行動をとってくれたことで大きく動いたこともある!

この気付きからの学びをシェアする。



大変有り難いことに、キャリアカフェ中国が実施したアンケートに、235名の駐在員パートナーの方が肩が声を寄せてくれた。
この声を届けるべく動く中で、日本経済新聞さんに掲載頂いたり、上海日本商工クラブで登壇させていただきました。


アンケートにご協力くださった方、掲載や登壇に尽力頂いたみなさま、誠にありがとうございます!



外的要因である、パートナーの駐在に同行することで、仕事を辞めること、ワークキャリアのブランクになることに対して葛藤している人がいる。(転勤族も一緒だよね)


当事者の私としては当たり前かつ、めちゃくちゃ重要なテーマすぎたんだけど、想像以上に知られてないんだなぁ。と再認識した。


ただ、そもそも海外に駐在する人数が減っていることや、駐在行くと家が建つね!(実際は過去とは違い、今は家なんて夢のまた夢ないんだけど、これも知られてない笑)とか、仕事しないでよくて、カフェして楽しそう!って駐在同行へのイメージがアップデートされずに付きまとっている。


ぶっちゃけ、駐在員からしたら関係なくない?と思うかもしれないけど、でも実際、今後もっと課題になることは目に見えているのであえて書く。

パートナーのワークキャリアの関係で、駐在の打診を断る人の話を聞くことも増えているのも事実。
お互いにとって、大きなチャンスロスだよね。

でも、駐在員や、会社を責めたいわけではない。まずは課題を知ってもらい、そこからより良い関係を作っていくために手を取り合いたいだけ。


そもそも男女雇用機会均等法ができてまだ37年。女性は性的役割分業の影響で、ワークキャリアにおいて軽んじられる風潮はまだ残る。だいぶ変わりつつあるけど、まだまだ茨の道。


そのため、駐在に同行するパートナーのキャリアに関するデータも過去にあまりとられておらず、目に触れることも少なく、まだ課題としても認識されていないってことがよりわかった。


過去にデータや声が集まってないからこそ、このアンケートデータに興味を持ってくださる方も多くいらっしゃるだなと思った。

実際、この駐在員パートナーのキャリアの悩み問題は、ここほんと数年で特に強くなってきてるんじゃないかなと思う。

キャリアカフェ上海を立ち上げた発起人の話を聞くと、2018年はここまで大きな声は感じてなかったと聞く。


女性の駐在員が増えたのもちょうどここ数年じゃないかな。

最近、私に寄せられる声としては、日本に帰った後に再就職できるかどうかが不安やどうしよつか、という言う声に加えて、中国で就労ビザに切り替えることができるのか、日本の仕事を中国で続けることができるのか、そんな質問も多い。ワークキャリアにブランクができることへの不安を感じる人が多い。

それだけ、ワークキャリアってアイデンティティの一つになってると私は改めて感じている。


駐在員パートナーの方々に、このアンケート結果を見せると、そうだよね、この話、すごく理解できる、共感できる、と回答をいただく。


駐在同行によりキャリアブランクを感じている当事者であるから、共感を呼んでいるんだなと思う。当事者だからね。私だって日本に帰ったら仕事どうする?って真剣に向き合ってるよ。



でも、だからこそ、今回のアンケート結果を、より多くの人に知ってもらうことで、共働きが増える日本社会から、駐在に同行することで、こんな悩みがあるんだと言うことを知ってもらう機会にしたいし、


当事者の方々には、一人じゃないよ!同じように悩んでいる人がいるよ!一緒に駐在同行期間をいい機会にしていこうよ!と思って活動をしている。


育休明けのキャリア支援も私はしているけども、リンクしていることがあるんじゃないかなとよく感じる。


昔は育休を取る人が少なかったから、あまり課題や問題として認識されることが少なかったけど、今は、育休取得率も高く、共働き率も高くなっているので、育休から職場復帰する際の課題や、それからの生活、キャリアを歩むことに対していろんな解決策や、選択肢が得られるようになっている。

これも、育休を取得する人達が増えて、声を上げる人たちが増えたからこそ、変わっていったことだよね。少子高齢化はストレートにワークキャリアを歩む人にとっては、追い風でしかない。


こんな形で、駐在に同行することで、キャリアを寸断されることによる悩みが、1人だけの声ではなく、多くの声になりつつある、と言うことを少しでも認知してもらって、個々が納得した選択肢を持てるような社会になればいいなと思っている。


仕事をしたい人、したくない人、いろんな人がいていい。
その多様性も味わいながら。

そしてそれぞれの個人が、それぞれの納得感のあるキャリアを描くきっかけになればいい。

いろんなコントラストがあるんだけども、まずは現状を知ってもらうこと。


一人一人は小さな声かもしれないけど、
力を合わせて声をあげるって本当に大事と感じた。


みなさんの声、一つ一つの行動が、それぞれのキャリアを、お互いの環境をよりよく変えていけるきっかけになるんだ!!

235名の声は本当に大きな声になっている。


この小さな一歩を一緒に踏み出し続けたい。

これからも着実に進めていきたいと思う。
本当にありがとうございました。

そして、ここで終わるのではなく、
キャリアカフェ中国ではアンケート結果を活かしたイベントも開催します。

アンケートに声を受けて、その後じゃあどうするの?というようなところの問いに関しても、一緒に考えるきっかけを作っていければ嬉しいなと思っています!


↓世界中から参加可能です!

駐在同行中の活動シェア!

キャリアカフェ中国は
駐在員パートナーのキャリアを支援する
非営利活動団体です。
(オンラインイベントは世界中から参加可能です)

https://careercafe-sha.themedia.jp/
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このnoteは
中国に住む普通の駐在妻が、

帰国後の仕事を見据えて
ボランティア活動を積極的に行うことで
新たなヒトモノコトに繋がり続け、
スキルアップする軌跡。

日本への本帰国後に

・エリアに縛られず、家族のライフイベントに合わせて
 しなやかで納得度の高い働き方・生き方をする!

そのために、転職・個人事業・起業…
幅広い選択肢を得るために

中国で体当たり挑戦し
その学び言語化するブログである。

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https://note.com/sekisayuri/n/n7be7892eeaa3


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