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カリヤドネを見つけるまで

どうも、かっちです。誰だお前と言われるかもしれませんし、それは当然だと思います。私はdiscord通話グループ「マラかっち」に参加はしていますが、CS参戦経験は数えるほどしかなく実績もありません。
ただ、面白そうなカードを触ってデッキを組むのが好きなデュエルマスターズプレイヤーです。

昔はDMvaultに熱意を持って色々と頑張っていましたがかなわず数年前までHSを弄るも挫折し、DMに戻ってきたそんな俗に言うモブプレイヤーです。

そんな僕が今回DMGP優勝まで行ったカリヤドネを『見つけた』文章を簡単にですが書いていきます。
マラかっちのカリヤドネ解説記事の前日譚的な感じで軽く読んでもらえると助かります。


~~~目次~~~
1 . 「そだてや」カリヤドネループの発見
2. 伝説の決闘者カリヤドネへの派生
3. スコーラーとの邂逅
4.    大当たりもう一本!の発見
5. 後語り




1.「そだてや」カリヤドネループの発見
8/28(水)、GPの使用候補デッキは何かないものかと思い、いつも通りDMvaultの公開デッキ欄を漁っていた私。その当時私は青単ムートピアリペアを回しており、流石にGP向けではないなと思い、藁にもすがる気持ちで探していた。

すると私の目に留まったデッキがあった

カリヤドネループ(魔導管理室 カリヤドネ 入り) そだてや(敬称略)
https://dmvault.ath.cx/deck1835455.html

以前、Iamのリストを探していた際、岡山のほうのCSにてガイアズソングを採用したIamループを触って入賞していた方だなと頭の片隅に残っていたため、どんなものかとリストを見てみる。
第一印象としては「面白そうだけどぱっと見は強くはなさそう。でも使ってみるか」といった感じ。
とりあえず、マラかっちのチャットに貼ってみるも皆口をそろえて弱そうとのこと。ただ回してみないと解らないし、そもそもどんな動きしてループするのかだけ把握しようと思い、ドッシュに付き合って貰い、vaultで一度回してみた結果、解った事は基本的なカリヤドネの動き方と5tくらいにカリヤドネが着地すること。特に契約+チャージャーでマナ浮かせて使い回してヤドネの召喚マナを確保しようというのはなるほどなーってなった事。

最終的に私はたった1度しかそのリストを回さなかった。それがある意味功を奏したのか、それとも必然だったのか今でも解らない。

後々思う事は、現在の構築に大きな影響を及ぼしたのは後述する決闘者型ではあるものの私がカリヤドネというデッキタイプに興味を持ったのは間違いなくこのデッキがあったからという事は断言できる。



2. 伝説の決闘者カリヤドネへの派生


そだてや式カリヤドネループを見つけた翌日の夜、カリヤドネについて話しているとマラかっちメンツから一言、たしかうどん君だったかが「vaultフリーで当たった伝説の決闘者をダンタルするやつ、アレ結構やる子かもですね」

細かくは覚えていないがこんな感じの事を言われ、そだてや式カリヤドネループの内容を覚えるのも少し手間だなと思い、先に「伝説の決闘者+蝕王の晩餐」のリストを何となくで組んだ。

無題

(こんな感じのリストだったと思う)

バブラブルの採用理由は3マナ以下で複数面止めれるトリガーである事と青のカードという点。対ダムド相手に拘束系カードがVV8の追加ターンも攻撃させないという点で微妙に刺さってるなって思った為、最終的に抜けた。

決闘者型のリストを回した第一印象は「思ったより強い、落城みたいな動きする」
この時点で5t着地は安定して出来る事と、対ダムド相手にこのリストで充分有利つくとわかったため、メガブーストチュリスやチャージャーカード、悪魔の契約といったループにしか使わなさそうなカードが少ないこっちの方がいいのかなと。
ただし、このままのリストだとデジルムカデで止まるかなと思いつつも、カリヤドネを沢山立てつつナンバーで3~5回くらい打ってターンを返す事で相手なんも出来なくさせて実質エクストラターンといった動きが見られたため、本格的に戦えるデッキかなと思った時にある一人が鶴の一声ともいえる一言を言った。


3. スコーラーとの邂逅

「スコーラー入れたらどうすか?」

誰が言ったかはもう覚えてないが、その一言があった。
最初の僕は「打点面で考えるなら決闘者で足りてるし要らなくない?」こんなことをいったはずだった。ただ決闘者ダンタルを回すにつれてデジルムカデで止まる試合がどんどん増えていき。とりあえず入れてみるかと入れてみた。

「デジルムカデ貫通出来るけどクリなのが気になるな、とりあえず決闘者抜いてみるか」

そんなこんなで出来上がった今の最初期型と言えるリストがこんな感じ

無題

こんな感じのリストだったはず(詳細は覚えてないシェイパーとか入ってたかは覚えてないけど)
こんな感じのリストどう?ってマラかっちのチャットへ貼った時、一人の男が反応した。

その男は皆もご存じカーナベルプロであり、後にシータミッツァイルを作り上げる事となる「ユーリ」だった。

「このデッキ強いですよ」


4.    大当たりもう一本!の発見と基盤完成

無題

(ユーリプロが最初組んだのはこんな感じだったはず)

初期型はロマノフと同様、妨害札であるウォズレックを使いこちらへのメタ札や相手の初動を抜き相対的にこちらの速度へと落とし込む、「減速」というアプローチを行うことで相対的な速度をカリヤドネ側に落とし込む。

※減速についての見解について、キントレスキーの墓場「おやつCS2014 九州大会、優勝!」より
(http://08010322.blog.fc2.com/blog-entry-200.html)


そして「大当たり強くないすか?」の一言で、打点で殴り切るデッキが一気にループも出来るデッキへと昇華し、調整段階でウォズレックの刺さりが初期に比べ、クリティカルではなくなった事、多色が目立ったこと。後発のユーリ作成のシータミッツァイルの隆盛により、ハンデスよりもナンバーによる妨害が有効となった事。様々な要因が重なり、最終的にカリヤドネを『見つけた』と思っています。そして今回は最終的にGP優勝+3位という当初掲げた最高の結果で終える事が出来ました。

この後の細かいリストや解説についてはマラかっちの有料noteの方にて触れるので、この記事ではこの程度で終わりたいと思います。



5.後語り

あくまで作ったではなく『見つけた』なのは僕がカリヤドネといったデッキを作成したのではなく、先駆者の方々の研究に乗っかり、メンバーの調整がとても素晴らしいモノだったことによって生まれたデッキだと思っています。特に最終リストの基盤は25とドラえもん君によってチューンされてあのようになりました。僕が関わった事は初期のカリヤドネというデッキを見つけたという事だけです。

カードゲームにおいてビルダーはプレイヤーありきと思っています。
仮にそのデッキが強くとも勝つことが出来なければ、その人発のデッキであるという事は周知されず、埋もれていく、またはいくら早期段階で作ろうとも、勝った人のデッキという認識で広まるといったとても残酷な現実です。

だったら、勝てばいいじゃないと思うかもしれません。
しかし、デッキが作れて大会でも勝てるプレイヤーは本当に一握りです。
そしてそのデッキの着想から形にするだけでも難しいのにそれでしっかりと勝つ、それを一人で行える人は僕が知っている中では5人です(他にもいるかもしれないけど)

だから今回私は作成したという表記ではなく『見つけた』という表記にしております。実際基盤は違えど作っていたのは「そだてや」さんです。そしてそれを基盤にして色々弄ったリストを環境に送り出したのは、会議メンバーの調整の結果とGPにて使用してくれた方々の実力のおかげです。この場を借りて感謝の言葉を述べたいです。ありがとうございます。

GPへの調整段階でカリヤドネを触ってるグループは他にもいると思っていましたが、終わってから蓋を開けてみると自分が確認できただけで3グループ以上はいる事が解り、内心危なかったなと思っていました。そこの1グループが仮にカリヤドネで勝利する、または情報を公開していたらと思うと今回の結果にはつながらなかったかもしれません。

結果的に環境を変えるデッキを送り出すという目標は達成はできましたが、
「作る」「勝つ」のこの二点は未だに達成出来ておりません。
自分のやる気が続くうちは無理しない程度にこの2点を目標に取り組みたいかなと思います。


おわり

P.S-後日アップされる予定のマラかっちカリヤドネ有料noteの方もよろしくね。僕は書いてないけど

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