種からのビオラ育て③ついに開花か!?
10月下旬に入り気温が少しずつ下がってきて過ごしやすくなってきましたね。灼熱の夏をこえ、やっとこさ庭作業がはかどる" 秋 "到来って感じです。
さて我が家のビオラたちはと言うと…
なんだかんだとありながら成長をつづけてくれています。ちなみにこれまでの様子はこちら。宜しければご覧ください。
今回は10月あたまからの約一カ月間のビオラたちの様子をお届けします。
◆10月1日(生育開始から58日目)
小さなセルトレーからポットへお引越し。いわゆるポット上げという作業を行いました。根っこの成長具合はまぁまぁといったところでしょうか。
◆10月8日(65日目)
なんということでしょう?!
画面左側の葉っぱが何者かによって食われています。10月上旬はまだ暑い日も多く、虫たちの活動が盛んな時期。ビオラって全然美味しそうじゃないのに葉っぱを食う虫がいるんだ~と驚愕。犯人をさがすと葉っぱの裏に潜んでいた小さな青虫を発見!すぐさま駆除しました。これ以来、しばらくの間不織布をかけてビオラたちを守ることに。
◆10月15日(72日目)
虫からの食害に気をつけつつ、週に一回の頻度で濃度の薄い液肥を与えていたら蕾が膨らんできました。うひゃー!嬉しい!!
◆10月18日(75日目)
開花一番乗りはこちらの白ベースのビオラでした。この品種は丈夫且つ花上がりも良いです。昨年も種から育てたお気に入り。
◆10月20日(77日目)
◆10月25日(82日目)
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8月5日に種まきしたビオラたち、一部ではありますが生育開始2カ月ちょっとで開花してくれました!これはもう嬉しい。喜びもひとしお…嬉しくてニヤニヤしてしまいます。
しかし…
お花は速攻摘みとってしまいました。
なぜかというと、ビオラ苗自体をよりガッシリさせてギュっと引き締まった丈夫な個体に仕立てるためです。
そもそもビオラはこれから来る冬をこえ春まで咲き続けられるポテンシャルを秘めています。ですが我が家のビオラたちは今のままでは体力が十分ではありません。つまりまだまだ未熟な苗なんです。
この状態で花を咲かせつづけると苗自体が大きく育ちにくくなります。
今の時期に美しい花を咲かせることに苗の体力を使うより、花を咲かせる土台である葉っぱや茎を成長させる方にエネルギーをまわしてもらいたい。そのために花をカットします。
モリモリと葉っぱを茂らせたビオラ苗からは後々たくさんの蕾が上がってきます。華やかな姿を長期間楽しむために今はちょっと我慢が必要。
言ってみれば「損して得とれ」って感じですね。
せっかく咲いたお花を摘みとるのは心がチクっと痛みます。でもそこは心を鬼にするしかない、なんなら蕾のうちからブチッととっちゃいます。
まあでもこの作業は苗がそこそこ大きくなった段階でやらなくなる一時的な作業です。
カットしたお花も花瓶に生ければお家のなかで楽しめるので決して損ではないですね。
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……と、ここまではちょっとしたトラブルがありつつもさも順調に育ててきたようにビオラたちの様子を紹介してきました。
しかし実際は…
ポット上げのときにビオラの根っこをいじりすぎたのかしばらくすると枯れてしまう苗がでたり。
植え替え後は直射日光が当たらない場所で管理した方がいいのに、もうだいぶ大きくなってきたからどんな場所で育てても大丈夫だろうと過信し、ガンガンに陽があたるところに置いて苗を衰弱させたり。
ポット上げは小さなセルトレーからポットへ移して育てる環境を変えるだけ。そんなことは大した変化ではないと考えていました。
でもビオラにとって根っこをいじられるのは人間で言ったら手術をうけるようなもの。その後すぐにギラギラな太陽に当てられるなんて超スパルタなリハビリを強いるようなもの。まだまだか弱いビオラにとってはそれはもう一大事だったようで…
ビオラにかかるストレスに気を配ることを怠ってしまっていました。
実際、虫による食害よりもわたしの未熟なポット上げスキルとその後の誤った管理によって全体の約1/3の苗が枯れてしまいました。とほほ…。ごめんよビオラたち。
こんなふうに実際は「なんてこったい、やっちまったー!」という失敗をしながら育てています。
上手くいった部分だけをしれっと切りとることも可能でしたがそれはリアルじゃない気がして。失敗談ものせてみました。
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逞しく生き残った苗たちは品種によって成長のスピードに差はあれど毎日すこーしずつ確実に大きくなっています。
どうかじっくりじっくり育ちますように。次回のビオラ記事ではこんなに咲きましたよー!というウキウキした報告ができることを願って日々のお世話をすることにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
つづく~