未来の自分が近づいてきた
統合医療を教えている未来の自分
令和5年4月12日いよいよ育英メディカル専門学校で予防医学コース第Ⅱ期が始まった。
https://gunei.ac.jp/course/yobo/
教室の前に立って、講義が始まった瞬間、私自身が、感動し、涙が出そうだった。
なぜなら、過去に夢見た状況が、今この瞬間実現していたからだ。
統合医療を真に学ぶ仲間を作りたい。
医療と教育を融合した、「学びながら健康になる」概念を世の中に広めていきたい。
そんな夢のようなプロジェクトが始動して2年目を迎えたのだ。
未来の自分は過去の自分の延長ではない
とても矛盾しているのだが、専門学校の教室で立っている自分は、過去にこの状況を夢見ていた自分とは別の存在だった。
うまく説明できないが、まるで、死んでしまった自分が幽体離脱して天井から自分を見ている感じなのだ。
過去の自分を語る私
私は、講座の冒頭、なぜ、予防医学コースを始めるに至ったのかの物語を話した。
気づいたら、研修医にタイムスリップした自分がそこに居た。
大学病院の研修医時代の私
弘前大学を卒業して、地元に戻ってきた私は、医療の世界に興味津々で、患者さんが何に困っていて、医療では何ができるのか
好奇心全開で、毎日仕事をしていた。
とにかく知りたかった。
患者さんが何に困っていて、自分は何ができるのか。
忖度を知らない私
昔から、そうだが、私の中に「忖度」という言葉はない。
小さい頃から、私の両親は、いつでも直球勝負だった。
叱られる時は、思いっきり叱られたし、
ダメなことはダメだった。
嫌いなことは嫌い。
好きなことは好き。
その影響なのかもしれない。
力の調整の仕方が分からない私は、とにかく、がむしゃらに働いていた。今から考えれば、大分生きづらかったし、体調不良も多かった。
その時、感じた違和感はこうだ。
「どうして患者さんの声が、医者に届かないんだろう。」
医師患者間コミュニケーションをテーマに研究しようと思ったくらいだ。自分で言うのもなんだが、患者さんの間では結構人気のある研修医だったと思う。
なぜなら、ちょくちょく、ベッドサイドで患者さんと話していたからだ。
カンファレンスやら何やらで忙しい毎日だったが、ベッドサイドで患者さんと話す時間は私にとって癒しの時間だった。
そして、患者さんの声を指導医に届けるのは一苦労だった。
研修医というのは、2−3ヶ月に一度、診療科を変えて学んでいく。その度に、指導医に挨拶する。
指導医との相性が、その研修の質を決定すると言っても過言ではない。
消化器内科を研修のときには、検査の前に下剤を飲むのが辛いといった患者さんに共感し過ぎて、十分に下剤を飲まないまま内視鏡検査をして、残便があって検査が不十分だったと指導医に怒られたことがあった。
今から考えれば、とんでもないことをしたと思う。
「関根先生は、患者の話を聞くのは良いけれど、患者の意向ばかりを尊重しては、診療の質を担保できないことがあるよ。」
指導医とカンファレンスする度、私は、一体誰のための医療なんだと、自分の無力感を感じることになった。
もしかして、研修医時代が終われば、自分で診療方針を決定できるようになるから、もっとやりがいを感じるのでは?と思った。
でも、その無力感は、研修医時代を終えても、続くことになる。
医療を選択できない患者
医療を選択することを放棄して、完全に医者任せの患者。
選択しようにも選択肢を提示されないまま、疑問を持ちながらも医療に翻弄される患者。
自分で調べて、医療を選択することに果敢にチャレンジして、医者とバトルになる患者。
医療不振に陥り、全く医療に関わらない患者
医療の本来の姿
私が考える医療の本来の姿とは、
「学びながら健康になる」ことだと思う。
教育でしか人は変わらない。
その中で、人は自分を癒し、家族を癒し、他者を癒す存在になっていく。
それは、100人いたら100通りの癒しの方法があって良いと思う。
ただ、その根本は、人間はエネルギー体であるってこと。
それを説明するのに、バイオレゾナンス医学って言うのは、とても分かりやすいのだ。
予防医学コースは、医療者の探求学習
医療の本質を学んだら、自分にピッタリあった医療を創作することができる。その本質(エッセンシャル)を学ぶことができるのが予防医学コースだ。
このコースでは、私自身が今までの医師人生で、探求し構築してきた医療体系を惜しみなく伝えると共に、その探求方法の基盤を学ぶ。つまり、脳の使い方を学ぶのだ。
その上で、あなたにはあなたにしかできない医療を構築してほしい。唯一無二のあなたの脳が構築する医療は、私と違うに決まっているからだ。
病気治しって、人生そのものだなって思う。
病気が治り始まると、急に怒り出す人もいる。
では、医療資格のない自分は学べないのか?という声を多数いただいているので、ぐんまHHCで一般向けにも講座構築している最中だ。もう少しお待ちを。