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街歩き連載が始まった

明けましておめでとうございます。確かに生きている関根です。わざわざ生存報告などせずとも、僕のツイッターをご覧の甲斐甲斐しいみなさんなら、何かのタイミングで発作的につぶやきが増えまくるロン毛を目にしていたはずなので、余計な心配などなかったのではないでしょうか――自意識をくすぶらせるのもええ加減にせなあきませんね。反省します。

この手のお知らせは、前置きが長くなっては肝心の中身が読んでもらえません。本題に入ります。去る2022年12月より、時代を蛇行する超生命体マガジン「ヘンとネン」に連載を持つ運びになりました。大阪という街を「蛇行」する「超生命体」たちがうごめくさまをクリティカルに切り取るというのが、当該メディアの主眼にあります(当社調べ)。で、僕の連載というのがこちら。

連載なり、コラムなり、エッセイなりといった類に憧れを抱きつつも、そんなのはいっぱしの文化人ヅラできるような功績を蓄えてから、せめてなんらかのナタリーに掲載されてから……。そんなことを考えていましたが、奇特にも僕に声をかけてくださったのは、かねてお世話になっている人間編集部。普段はあんな大学やこんな携帯キャリアのメディア等々における取材に執筆、編集あるいは進行管理、まれに撮影、調理、ごま団子のごまを数えるアイドルをあわれむといったお仕事をちょうだいしています。いまさらながら、誠にありがとうございます。今年もよろしくお願いします。これでいよいよ、文化人を装ってもいいような気がしてまいりました。おもねってますね。やったぜ。

さて、実際の記事を読んでもらえれば分かるのですが、本連載においては僕が10年来のライフワークとしている散歩で見かけたツッコミどころについて、お笑いに関する素養が一切ないにもかかわらずツッコミを入れるという暴挙に出ています。オフィスビル前の植え込みに置き忘れられたワイヤレスマウス、うさぎを模した過激な吊り下げフックなどが登場し、そこにこじつけ的なコメントをつけたり、これまたこじつけ的に個人的な回想に浸ったりしています。金のかからない趣味で大いなる満足を得ている僕の株は、その経済性からストップ高になるんちゃうか。これは期待が過ぎるというものですが。

このメディアのおもろいところは、大阪のメディアという背景からツッコミ機能がついていることでしょう。ライターの書いたテキストに対して、会員制交流サイトよろしい体裁で逐一、第三者コメントが入っていくわけです。街のツッコミに対するツッコミ、過剰なまでのツッコミの応酬を楽しめるのは、本連載の見どころのひとつになっていると思います。そうだといいなと思っています。

ちなみに第1回では、ひょんな出会いから(ほぼ)定期的に極めて建設的な議論を交わすようになった学芸員・船越幹央さん、第2回では街歩きの師であるところの大学教員・永井良和さんにツッコミを担当いただきました。ご両名ともたいへん立派な方です。ビッグネームです。自分で頼み込んでおきながら、こちらもいまさらながらに恐縮です。この場を借りて、深く深く御礼申し上げたく思います。今後、何かの弾みで関根からツッコミを依頼された方も、どうにか突っぱねずにご協力いただけたら幸甚です。

ひとまずはこんなところですが、要は読んでくれ〜というのが正直なところ。ひまでひまでしゃあないときなど、思い返したように見てもらえればありがたいです。まだまだ寒い日が続きます。みなさまにおかれましては、どうぞ風邪にもコロナにもインフルにも罹患せぬよう、健康な毎日をお過ごしください。読んでくれ。

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