満身創痍になってやっと、自分の限界を知る。
ここ数日、身体が悲鳴をあげているなぁと思っていたけど。
1週間前、とうとう大好きなビールの味がわからなくなって気がついた。
あー、もう限界だ。
そう感じた瞬間から、身体が壊れ始めた。
首に稲妻のような痛みが走って肩も首も動かなくなり、
足指の痺れが取れなくなった。
食事を摂ると胃腸がおかしくなった。
笑っちゃうくらいボロボロで、よく頑張ったなワタシ、なんてまるで他人事のように自分の身体が壊れていくのを眺めていた。
そんなポンコツ状態を引っ提げて久しぶりに行った馴染みの接骨院。
「あーやっちゃったかぁ〜」といつもの先生がニコニコ笑ってる。
スマホを封印し、待合室の雑誌を手に取った。
スマホでなんでも情報が手に入る時代。雑誌を眺めるの何ヶ月ぶりだろう。
「丁寧な暮らし」なんて言葉が紙面を踊っている。私と真逆の生活スタイル。
丁寧じゃなくてもいいけど、せめて自分のことはもう少し労ってもよかったなぁ。
雑誌の向こうの穏やかな空気を眺めながらそう思った。
体をほぐしてもらい、テーピングが施され、身体が楽になったらなんとなく実家に帰りたくなった。
フラっとそのまま立ち寄った。予約も何もいらない、いつでも帰れる故郷の有り難さ。
母がアイスコーヒーを入れてくれた。たわいもない会話が楽しい。思えば親孝行も全然してなかったな。
一番大切にしなければならないものを大切にできてなかった、ここ数ヶ月。
この週末に一旦全部リセットして、明日からは自分のペースで歩こう。
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野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。