ママさんスコアラー
まもなく、私が個人的に付けているスコアブックの2冊目が終わる。
1冊で40試合かけるから、2冊で80試合。
その前にも野球大好きなダンナがエクセルで作った手作りのスコアシートにも2〜3年書き続け、チームの公式スコアも書いているから通算すると、付けたスコアは100を超えている。
だいぶ数をこなしてきたなぁ。
スコアが付けられると、その試合でなぜ勝てたか、負けたか。相手チームとの差は何かがデータで一発でわかるのが好きだ。
スコアを付け始めたきっかけ
野球経験のない私がスコアを付けるようになったのはダンナの影響だ。
会社の野球チームにいたダンナは土日になると練習や試合に出かけていき、試合の時は私も付いていった。
最初の頃はチームにマネージャーがいたらしいのだが、いつの間にかいなくなり、ダンナに頼まれて自チームの攻撃だけ付け始めたのがきっかけだ。
守備位置を数字で覚えるところから始めた。野球経験がないとこれが本当に覚えづらい。何度もグランドを指差し確認して覚えた。
そして打撃の記録を覚え始めたのだが、そもそも今のはヒット?エラー?内野安打かどうかの判断もつかず、「今のは何ていうヒット?」とチームにいる同期に質問しては、一つひとつ教えてもらっていた。
周囲のサポートに助けられ、少しずつ打撃の記録を覚えた。
そこから数年経ち、長男が学童野球に入ってからは、その知識をベースに守備の記録を覚え、さらに投球を記録し・・・と少しずつ付ける範囲を広げていった。
学童野球はスコア付けの腕を磨くのにもってこい
長男が2年生の時。練習試合の傍でスコアをつけていたら、OBコーチがやってきた。当時、いつも低学年のスコアをつけてくださるコーチだった。
「低学年のスコア付けは大変でしょう。でもこれを付けられたら、大抵の試合はつけられるようになるよ。」
コーチの言う通り、低学年の試合はひどい。
ルールの理解も曖昧だから謎の走塁、送球、想像もしないプレーにエラーの連続。今、何人生還した??って何度なっただろうか。
そんな試合を必死になって記録し、併せてビデオで試合を撮影して、自宅でダンナにビデオを見せながらスコアを添削してもらう。
そんな生活を3年くらい続けていたら、ようやく感覚みたいなものを掴めるようになってきた。
スコア付けを覚えようとひたすら書いていたこの時期、試合の手伝いもせずにスコアを付け続ける私を周りの母達が手伝いはいいから付けてて!と何度助けてくれただろうか。時にはわんぱく盛りの次男の面倒を見てくれた母までいた。一生頭が上がらない。
私のスコア歴はたくさんの人のサポートに支えられているのだ。だから返しても返し切れない恩がある。
おまけ
スコアを曲がりなりにも付けられるようになり、人手不足の折はチームの公式スコアも関わらせていただけるようになった時はようやくこれで恩を返せると嬉しかったのを覚えている。
スコアをつけていると、今の点数の状況やアウトの数を聞かれたり、「スコアつけてる人がそばにいると助かるよ」なんてありがたい言葉を頂いたりするのだが、心境的には遠慮なく私を役立ててくれ、なのだ。
学童野球は残すところあと2年。チームへの恩返しの残り時間もだいぶ少なくなってきた。
新しいスコアブックを買って、もっと恩返しできるように備えなくちゃ。
野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。