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中抜き紹介業者に気をつけろ! ~現場で見た軽貨物配送(ゆ◯パック・業務委託フリーランス契約)の闇 その2~

前職を辞めることを決め、求人サイトを眺めていたときに見つけた軽貨物配送の仕事。

  • 日給18,000円~

  • 勤務時間自由

  • 経験不問

  • 全国どこでも働ける

  • 育休や旅行やボーナス有り

などなどの好条件。

まともな人間なら「そんなうまい話あってたまるか!」と疑ってかかるだろう。しかし借金があり一発逆転を夢見る男は「そういう話もあるところにはある」と思ってしまうのだ。

すぐに次の仕事を決めたかったことや、仮にこの求人が嘘まみれだったとしてもネタになるかーという思いもあり応募してみた。

応募してからの対応が雑…


すると一つのLINEアカウントを案内され、「そのLINEに簡単な個人情報や希望の条件などを記載するように」との連絡が来た。言われた通りLINEに情報を送ったのはいいが、返事がきたのはまさかの3日後だった。

そこから別のLINEグループを案内され、担当だという男に履歴書をPDFで渡した。すると今度は「地域の担当に直接連絡するように」と言われ、担当の連絡先を教えてもらった。「何人経由させるねん!」と思いながらも、地域の担当に連絡をして、次の日には面接に行った。

求人サイトに広告を打つ中抜き紹介業者


面接に行ってわかったのだけど「地域の担当」というのは「地元で軽貨物配送業をしている会社の社長」のことで、社長と直接面接をするという形だった。その面接で知ったのは、サイトで募集をかけていたのは単なる中抜き紹介業者で、各地の軽貨物配送業者を紹介しているだけだということ。だから勤務地は全国にあるし、あんなに適当な対応だったのか。

「このまま採用したら仲介業者に利益を抜かれて配達1個あたりの単価が下がる」と言われたので、紹介をしてくれた担当には断る旨の連絡をし、実際にはこの会社に直接採用してもらうという話に落ち着いた。

「本来その手数料って俺らじゃなくて、紹介してもらった会社が払うのでは…」と思ったけど、もちろん心の中に秘めておいた。中抜きされて泣いている人や、それに気づかずに手取りを減らし続けている人もどこかにいるんだろう(このあと実際に出会うことになる)。

前の会社も末端の下請け仕事ばかりやっていて、中抜き業者のクソさ加減にイライラしていたけど、この業界でもそうなのか。広告費をかけて高待遇の求人を出して人を釣って、1個の配達ごとに10円なり20円なりを抜くという簡単なお仕事。資本金1万円(笑)と書いていた時点で見抜くべきだったw

しかし今回の件みたいに、こういう悪い社長もいるわけで、なかなか思うほどにはうまくいってないんじゃないかな、とも思う。そうであってほしい。

郵◯局委託のゆ◯パック配達をすることに


面接で自分の希望などを伝えて話を進めた結果、

  • 週4日

  • 丸一日

  • 郵◯局のゆ◯パックを配達

という条件で働くことになった。

実は私は数年前に約2年ほど郵便配達をしていたことがあり、日本◯便のクソさを嫌というほど味わってきた。だから本当はもう郵◯局と関わるのは嫌だった。けれど断るとまた無職になってしまうので、仕方なくまた郵◯配達員の制服を着ることに決めた。

そして久々に接した郵◯局内の雰囲気は「前よりはマシになったかなー」って感じはあるものの、みんなギリギリのところで働いている感じはそのままだった。

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