温暖化センター講習会
関東ブロック温暖化センターの講習会へ参加する。講師は環境省大臣官房環境計画課 岡野隆宏氏で、内容は「地域循環共生圏の創造 ー日本発の脱炭素化・SDGs構想ー」についてであった。
駆け出しの自分にはいきなりハードルが高い表題であったが、聴いていくうちに頭の中は、「では、具体的に地域でどうするか」モードに変わってきた。
資料を事前にパラパラと見た時は全くわからなかったのだが、明瞭でリズムのある講義に引き込まれ、大枠がなんとなくつかめてきた気がする。
これからの方向性が見えた時、どのように向き合いイメージするのかは、分野に関わらず共通で、地域課題の解決、未来創造である。
むしろ、自分の地域や関係する地域に置き換えて考えることができれば、知らないことのほうが先入観を持たず入りやすい。
大切なことは、いかにして着地させるのか、一人ひとりの主体性へつなげるのかにかかってくる。
それぞれの分野には、分野同士のネットワーク、帰属性のある社会が存在する。いきなり他の分野との交流や協働を企画してもうまくいかない。
この場合、自ら出向きつつ、段階的に広げることが重要である。動員だけでは立ちすくむ姿が目に映り、融合、共感にはつながりにくい。
本講習会に参加して世界の方向性及び国のビジョンを聞けたことは、活動の基礎知識となる。
立場によって伝え方は違ってくるが、ベクトルが定まれば、次第に共通言語が生まれてくる。
急ハンドルを切ることなく進むことが肝要である。