恋人は少しブス17
えぇ、この国がですな…..
おぉいきなり大きく出た書き出し、この国が、ときたw まぁいいよ、よし、も一回書き出すぞ。
この国が、現在決してよい状態ではない事は日々のニュースを見ていれば一目瞭然。
てかニュースなんか見なくても、何でも値段が高い、とか、人が怖っ、とか、あれ?財布にもう千円しかねぇじゃん、なんで〜?、とか、嬉しい気持ちにならない事ばっかで、お上も決っしてうまくはいってねぇなって誰もがわかっちゃう。
歌舞伎町の大久保公園の前の薄暗い通りにその顕著な例がありまして、それはこの国がヤベェ状態である事のひな形ともされているところの立ちんぼの話しです。つまりストリートガール、売春婦、街娼、まぁ色んな呼び名があるけど要するに体を売る女性達の事です。
以下は本筋とは関係ないので興味ない人は次の☆マークまで飛ばしてくださいね。
昔からあそこで交渉して体を売る女性は大勢いて、何ならそれが違法ではない時代もあり(あそこら辺の赤や青の線で区切られた場所はそれが許されていた場所だったそう。昭和34年/僕が生まれた年/以降、売春禁止法というのが制定された)現代の問題のポイントはそこにない。じゃ何が問題?
僕的解釈ですが、今激増している立ちんぼはアラミセ(アラウンド未成年の略で僕の造語)という若さで売春し、その事情には大体の人が理解に苦しむホスト絡みの金銭介在型恋愛の質と量にある、といった点にあるのではないでしょうか?愛の証はシャンパンで、愛の重さは数百万、の意味です。クソ汚ねぇんだか激ピュアなんだかの見分けがつかない歪みというかねじれ、僕らみたいな反ボケ世代からしたら、へぇ……………それしか言葉にならない現狀にある
、そこが問題、しかも超難問なわけなのではないですか?
掛け売りとか何とかに焦点あててるけど、本質は多数の年寄りと一部の若者が理解しあう事はもはや不可能になってて、色々動かしているのはまだ年寄りの方だから、わからないものはどーしょーもなく、舵とってる人がどっち行けばいいかわかんないんだもん、しょーがないじゃーん♪…..だからなんだよ長げーなー。
☆
Mさんは喫茶店から出るとまもなく僕の手を握って僕を引っ張るような勢いで歩きだした。大久保公園は前にも行った事があった。以前ここでヤンキーの友達と何度かタバコを吸った。それを思い出していたら。
ちょっとごめんね
Mさんはそう言うと突然僕の皮ジャンの中にもぐり混んできて僕の薄い胸板に頬を押し付けてきた。彼女は何と僕のジャンパーを風よけにしてセブンスターに火をつけていたのだ。痛いくらいバクバクいうんだよ心臓が。
オレはオモチャどころか単なる風よけ?腹もたつよ。腹が立つ?いや、ちょっと違う、何と言うかとにかくグルグルなんだよ、掻き回されてぐらんぐらん。
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