1月からドバイに住む件についてのお手紙的note

夏頃から宣言していたのですが、来年は色んな土地を転々として生きます！

まず1月~3月はドバイに住む事にしました。

私は将来、歳を重ねたり病気怪我で自室や病室から動けなくなってもメタバースを活用して世界と繋がり、生涯創作活動をしたいと思っています。

そして、元気で体が自由に動く今は、生身の身体がどこにあってもメタバースで繋がれるという事を活かして生きてみたいと思いました。

また、身体の居場所だけでなく、環境を変えて自分の頭や心を解放したいというのもあります。

人の想像力を解放出来るきっかけを作れたら最高だなと常々思っているのですが、その前に私自身があらゆるものに捉われている事に気づきました。

私を含む多くのデジタルアーティストは同じような働き方の人も多いと思うのですが、普段はクライアントから依頼を受けて仕事をし報酬を頂き、空いてる時間で自分のやりたい創作活動をするというものでした。
お仕事のご依頼を頂けることはとてもとてもありがたいことですが、そうしていくうちに無意識にすくすくと育った、中途半端に世の中とうまくやれる自分がいました。

それは日常の中で細々と沢山あるのですが…例えば少し過激な表現や性的描写をするとそれが法律の範囲内であってもInstagramやYouTubeから「次やったらお前の存在を消すぞ」という警告が来るんですね。デジタル上でお仕事をして行くのに必死な若手には死活問題です。
私はセルフプロデュースなので、そんな時にプロデューサーの自分が出てきて、ちょっと外れかけた道を正すんです。

そんな事を至る場面で繰り返していると、お陰様で色んなところでお仕事をさせて頂けるようになり、一見生き方が上手になったように錯覚します。

でもふと気づくとこのままでは私の生きたい人生とは大きくはずれていく事に気づきました。創作活動をして行く人間が、無難に器用に生きていく先に一体何があるのでしょうか。冷静に長い目で見るととても恐ろしいことです。

自分の頭、精神、肉体を解放して創作に没頭したいと思います。

もしかするとそうしていくうちにせっかく頂けるようになったお仕事を失い、収入も無くなり路頭に迷う可能性もあると思います。でも、より大きく飛ぶためにはしゃがむことも大事らしいので、どんな状況も活かしていきます。

こういう事に気づけたのは支えて下さる方、私に関わってくださる全ての方々のおかげです。これは私の人生においてとても大切なことです。
本当にありがとうございます。

ちなみにドバイに住みます、なんていうと「さてはせきぐちついに石油王やお金持ちおじさんを捕まえたな？！」という邪推が飛んできますが、残念ながら全くそんな事はございません。石油王どころかパパも愛人も彼氏も何もいませんのよ。びっくりですよね。
お金はそんなには余裕無いので東京の部屋は解約して売れるものは売っていく感じです。生々しいですね。

ドバイへ行くのは今回５回目で、既にいくつか依頼や問い合わせがあるにはありますが、ほぼこれから開拓していく感じで、結構体当たりです。

ご期待下さいとニヤリとして言える強い部分がある一方、

私には引くほど足らない部分が沢山あります。

無茶な道をいくのにこんなこと言うのも矛盾していてずるいですが、
お察しの良い方はお気づきの通り、本当はとても一人では生きてゆけぬ至らない人間なので…今後とも何卒よろしくお願いいたします。

そして、ご期待下さい。ふふ

AIMI SEKIGUCHI