絶十サッヴァーク 解説(通常構築)

※2019/03/22、最新版の解説記事を公開しました!!

こんにちは。セキボンと申します_(⌒(_'ω')_

本記事は10月頃~現在まで使い続けている、通常構築における「絶十サッヴァーク」の解説です。
2ブロについては書かれていません。

このデッキを使い始めてからの、私のcsでの実績は以下の通り。

10/13 3位
10/14 8位
10/28 3-2予選落ち
11/04 16位
11/11 3-2予選落ち
11/24 優勝
12/02 3-2予選落ち
12/15 優勝
12/16 16位
12/22 優勝
12/24 3-2予選落ち
01/02 8位
01/04 4位
01/06 4位
01/12 優勝
01/14 4-3予選落ち
01/19 0-2予選落ち
01/20 優勝
01/26 2-2予選落ち
01/27 1-2予選落ち
02/02 5-1 32位
02/03 4-2予選落ち
02/09 3-2予選落ち
02/10 16位
02/11 8位
02/24 3-2予選落ち

また01/08のvault大会(62名)で優勝するなど、ピーキーなデッキタイプではありますが、環境次第では自信を持っておすすめできるデッキです。

初めての有料記事なので至らない部分があるかもしれませんがご容赦願います。
なお、ご購入された上で分からない点やもっと知りたい点があった場合には、遠慮なく質問してください。可能な限り答えます。

一部◆ドラえもんさんの有料記事と内容が被っています。
また普段から絶十サッヴァークを触っているという方にとっては、あまり価値を感じない記事かもしれません。その点もあらかじめご了承ください。

「絶十サッヴァークがどんなデッキなのか知りたい」
「絶十サッヴァークを使ってるんだけどなかなか勝てない」
「絶十サッヴァークと対面した時にどうプレイしたらいいかわからない」
「ぶっちゃけダイヤモン将ってどうなの」

こんな方に読んで欲しい、と思っています。

以下、本文です(一部無料)

◇目次◇

①そもそも何をするデッキなの
②デッキの変遷
 ■基盤の完成
 ■弱いぞ将さん
 ■強いぞ将さん
- - - 以 下 有 料 - - -
 ■現在のリスト
 ■○○○は絶対4投
③セオリー的な話
 ■表向きは散らすか重ねるか
 ■トライガードと転生の話
④テクニック的な話
 ■集結+トライガード
 ■転生+集結
 ■ギラメシア+〇〇〇
⑤各対面の戦い方
 一、vsジョーカーズ
  ・ジョーカーズ側が意識すること
 二、vsバスター
  ・バスター側が意識すること
 三、vs轟轟轟
  ・轟轟轟側が意識すること
 四、vsチェンジザ
  ・チェンジザ側が意識すること
 五、vs青単ムートピア
  ・青単ムートピア側が意識すること
 六、vsデスザーク
  ・デスザーク側が意識すること
 七、vs赤黒ドルマゲドン
  ・赤黒ドルマゲドン側が意識すること
 八、vs同型
 九、vs赤青覇道
  ・赤青覇道側が意識すること
 十、vsハンデス
  ・ハンデス側が意識すること
⑥余談
 ■再評価された将さん
 ■不採用カードについて
 ■超次元について
 ■まとめ
⑦読者からの質問に対する返答コーナー
 ■勝利の秘訣
 ■候補カードについて
 ■このオニカマスは殴るべきですか?

  


①そもそも何をするデッキなの(ざっくり)

図1


図2


図3


A.早期(できれば4t目)にサッヴァークを立てて除去耐性を付与して、龍終または物量で圧殺する。
B.絶十の軽減で、裁きの紋章の連打&回収を繰り返してアドを広げたりデッキを掘ったりする。
C.穿ツとギラメシアを使って速攻とビートダウンを咎める。
D.動きが複雑な(ように見える)ので、プレイがわかってない相手をカモにできる。


②デッキの変遷

■基盤の完成
11月24日に優勝した時のリストがこれ。

トライガードの存在によって「5枚目以降の転生がある」「命翼が必要ない」「マナを伸ばしやすい」のが2ブロには無い利点。

チャフはフィニッシュ時に呪文を止めなくてはならない相手(当時はダーツデリート等)に必要だったのと、ミクセルとの使い分けができる点、及び剣参から拾える点を評価して2投。
ミクセルとしての運用は、轟轟轟相手に穿ツが無い時の先攻2t目に出したり、バスターへのフィニッシュ時にサッヴァークに添えたりするくらいで、2ブロのように大量に必要ではなかった。

一方でこのデッキの致命的な欠点が「絶十引けない事故」である。
これを克服すべく、12月21日に追加される《超煌ノ裁キ ダイヤモン将》(以降マサルと呼びます)にこのデッキの命運を託すことになる。

■弱いぞ将(マサル)さん
そもそもデッキの枠がカツカツなので、ある時はミクセルを削り、ある時は集結を削り、ある時はトライガードを削り、ある時は龍終を削り──。

そうして得られた結論は、「絶十」って凄かったんだな、ということ。
しかもマサルのために集結やトライガードを削ってしまうと、肝心の絶十が引けたときの動きが鈍ってしまって非常に本末転倒だった。
確かに「絶十が引けない事故」をマサルで誤魔化すことは多少あったものの、トライガードでマナを伸ばして誤魔化すパターンの方がマシなこともしばしば……。

……マサルによる「絶十引けない事故」の緩和はまぁまぁ魅力的だったものの、そのために本来の動きを阻害しては意味がない。
そうして妥協の果てに生まれたリストが、12月22日に優勝したこのリストである。

結果、マサルが強いと感じた試合は15試合中1回のみ。そりゃ事故緩和のために積んでるんだから事故らなきゃ必要ないし、1回活躍しただけ良い方なんだけれども。
それでも、「なんか微妙だなー」と思わざるを得ない感触だった。

■強いぞ将(マサル)さん
DM界を揺るがす事件が起こる。「青単ムートピア」の出現と流行だ。
非常に安定したコンボ成功率と圧倒的なキルスピードを誇り、対策をしていないデッキは一瞬で飲み込まれてしまう、紛うことなき極悪デッキである。

そしてこのデッキも例外なく、飲み込まれる側のデッキであった。

……ここまではまだ良い。なぜなら、この青単を倒そうと、より速いスピードで仕掛けるデッキ(バスターや轟轟轟など)や、五分の勝負を仕掛けられるデッキ(同速のジョラゴンマンハッタン・ポクチンちんなどのメタを有するジョーカーズなど)が台頭し始めていたからだ。この辺りのデッキは、絶十にとってお客様である。

問題は、青単をメタろうとするカード、具体的には「シド」「タスリク」「ヒビキ」などである。
これらを出されると、それだけでゲームが壊れてしまう。悲しいことに、絶十サッヴァークは青単の「ついでに」メタられてしまったのである。

そんな辛いゲーム展開の時に、ゲームを作ってくれる可能性があったカード、それがマサルだったのだ。

とはいえ、ピン投では役に立たないだろう。積むなら3以上は欲しい。
3以上積めば、呪文メタへの対抗はもちろん、先述の「絶十引けない事故」の緩和もかなり期待できるだろう。
しかし、集結等の「強い動きを通すカード」は極力削りたくない──。

以下のリストが、セキボンの結論である。


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