あうるすぽっとへのアクセス【目の見えない人が解説するとこうなる】
あうるすぽっとは東池袋駅(東京メトロ有楽町線)から直結のビル内に位置する劇場である。駅からの所要時間は5分~7・8分。けして難しい道のりではないが、何となくガランとした駅・ビルで、慣れるまでちょっと心細く感じる道だ。東池袋駅からあうるすぽっとへの行き方を全盲歴20数年の私なりに解説してみる。
行き方は主に二つ。A.とB.がある。
A.ことばの道案内を活用する(地上から直結)の行き方
あうるすぽっとと同じビルには豊島区立点字図書館・ひかり文庫が併設されている。ありがたいことに、このひかり文庫へのことばの道案内がある。
https://walkingnavi.com/text_map.php?grp=3&rno=578
あうるすぽっととの違いはビル内の回数のみ。ひかり文庫は5階だが、あうるすぽっとは2階である。こちらを参考に11のエレベーターまで進み、2階へ。
ということで、引用だけでA.の解説は終わるのだった。
B.地下1階から直結の行き方
しかし、私はエレベーターを待つのが好きではないので、せめて1台、エレベーターを使わない行き方をおすすめしたい。
ことばの道案内の通り、4まで進む。
ついでに西改札について補足すると、この改札は直角2面に展開している。点字ブロックに沿って改札を出ようとしたら、正面と左手に改札機がある形だ。
ことばの道案内の4で、分岐を無視して直進すると階段とエスカレーターにたどり着く。
点字ブロックに沿って進むと、手すりに点字で「出口6・7 豊島区立中央図書館方面」と書かれた上り階段がある。
階段の右側にエスカレーターが2本。左が上り、右が下って来るエスカレーターである。
この階段かエスカレーターを上がると、目の前に広場(?)のような空間が広がる。この広場を突っ切って、正面が目的地のビルである。
が、階段から続く点字ブロックを直進すると、途中でビルへの誘導はなくなってしまい、何メートルかをフリーで歩く必要がある。(ちなみにこの方法で着く自動ドアと後述する自動ドアは別の入り口なので注意。こちらの自動ドアを入ったら最初の角を左に曲がると数メートルで左手にエレベーター)
点字ブロックが敷設されている道は、階段を上りきってすぐ最初の点字ブロック分岐を左に曲がる道だ。建物に合わせてぐにゃぐにゃ曲がるが、点字ブロックに沿って行けば目的地のビルの自動ドアに着く。
2枚の自動ドアを入ると、ビルの地下1階に到着。
点字ブロックに沿って右に曲がると、数メートルで右手にエレベーターが現れる。点字ブロックの誘導もあるので、後は2階へ上がるだけである。
最後に、2階へ上がってから劇場ホワイエまでの行き方だが、エレベーターを降りて左へ直進する。間もなく「ご来場ありがとうございます」とスタッフさんの声が聞こえるはずだ。
あうるすぽっとに到着だ!
あうるすぽっとは主催公演に関して障害者割引や音声解説等バリアフリーの取り組みを行う公演もある。U24割引や豊島区民の割引もあったりするので活用したい。