往復書簡/わかりあえるってなんなんだ、33歳。
ララさんへ
2回目のお手紙はいつもよりララさんのストレートな気持ちが溢れるお手紙でしたね。
世の中で起きているニュースに触れて感情が動く昨日思っていたことが今日は少し変わって、いま自分が考えることをそのまま表現するララさんの心は健康的だと思います。
以前はもう少し世の中のこと、自分のこと、切り離してみていたけど、最近はそう思うことの方がむずかしくなってるかなと、だからこそ失望もする。
でもそれはきっといいことじゃんね。
ララさんは、2020年の1月から3ヶ月ほど海外に勉強しに行っていたけどさ、いま思うとあのタイミングで動いておいてほんとうによかったよね。
お金の工面も大変だったと思うんだけど、計画中に「時間をお金で買おうと思って」と話していたことをよく覚えています。
コロナ禍でほんとうにそうなったね~、あなたには時折、その間一髪セーフだったみたいなことがある気がしているよ。笑
あたらしい環境に飛び込んだ時には人との出会い別れがつきもので、あの歳下のボクサーとの出会いにもやはり揺さぶられるものがあったんだね。
前回の手紙で将来の話をしていたときに「自分が隣にいる想像がつかない」というフレーズ、超スーパード級に分かります・・・!!
あれはなんなんだろうね?
惹かれてはいるのに、最初から多分ずっと隣にはいないだろうな、という感覚。
合うところよりも徹底的に交われないだろうという部分が見え、これまでの経験からそこはどうにもならない部分であろうと仮説を立てちゃってるのかな。
あれはなんなんだろうね、
33歳のわたしたち。
最近わたしも「この人と将来自分が一緒にいる姿はなんか想像できないなー」
でも、好きだし新鮮だしそのうちみえることもあるのかな、付き合ってしまえーと思い
踏み切った恋がありました。
結果2ヶ月ほどで別れてしまいました。
心地よいと思うところよりも、したくないこと、されたくないことみたいなことを挙げた方が合うかなと思ってたんだけど、どうだったのかな。
最後まで戸惑いが隣にあったようで、久しぶりに恋愛に一喜一憂してエネルギーを使ったと思う。惹かれる部分もあったけど、疲れたな、正直。
誰かと付き合うことには、向き合うことには、こんなに自分の時間を使うものなのかなぁ。
ということで、一試合終えたので、少し休憩したい。
うまくいかなかったという事実は、ふと悲観的になるけど、それはそれで1つ突き進んだ自分は褒めてあげたいし、甘やかしたい。笑
今年亡くなられた大林宣彦監督が原田知世さんに送ったという言葉を知り、ちょっと励まされたのでシェア。
「いっぱい失敗してきたね。これからも他人のようにうまくやるより、自分らしく失敗しなさい」
最後にララさんからの質問
過去に戻れたら、もう二度と会えない人にさよならって言える?
A.絶対に言えないと思う。
もう会えないと分かっている人とするさよならほど、さよならの言葉が重いよね〜。
何トンだろうね。笑
さて、またシングルの生活が始まります。
1カケラずつ自信を取り戻していきたいと思います。
ララさんは自信を取り戻したいなと思うとき、なにか試みることや意識することはありますか。そういうときに観る映画とかありますか?
追伸:懐かしのあの曲が不倫だったなんて、
2度味わえる感じがなんかいいじゃないですか。笑
思い出の曲かぁ、ありすぎるなぁ。
でもORANGE RANGEの「花」かな。
思い出の曲をいまからねつ造したい。笑
セキより