滋賀県の石造物⑤:大浦観音堂五輪塔

名称:大浦観音堂五輪塔

伝承など:なし

所在地:滋賀県伊香郡西浅井町 大浦観音堂


JR湖西線永原駅から徒歩二十分ほどの所の大浦の集落の中にある大浦観音堂は、「腹帯観音」と通称され安産祈願の寺として知られる。

その観音堂の脇に、大型の五輪塔が建っている。

大型で風格のある石塔で、地輪が低い所は古様を示し、鎌倉時代後期は下らない時期の作と推定されるが、場合によっては造立年代は鎌倉時代中期まで遡る可能性もある。

いづれにせよ北近江を代表する石造物で、滋賀県内でも最古級の五輪塔と言える。


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