中国・四国地方の石造物⑨:西国寺五輪塔
名称:西国寺五輪塔
伝承など:なし
所在地:広島県尾道市西久保町 西国寺
坂の町として知られる尾道は、古寺の多い場所でもあり、建築や石造物にも見るものが多い。
その中の一つに西国寺があり、重要文化財指定の三重塔(二枚目)は室町時代の永享元年の造立である。
その三重塔の向かって左奥に大型の五輪塔が建っている。
三重塔の入り口には鍵がかかっているために近づくことは出来ないが、その存在感は柵越しにも十分うかがえる。
中央の作風で鎌倉時代後期頃の造立と思われるが、あるいは鎌倉時代末期から南北朝時代くらいまで下るかも知れない。
いづれにせよ、三重塔同様非常に端正な石塔である。
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