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「新横浜駅と日本代表・小川諒也」2021年3月25日の日記

●新横浜駅について

東海道新幹線を頻繁に利用する社会人などはお馴染みだろう。
こだまは当然として、ひかり、のぞみと全ての車両が停車する駅である。

西側と南側の風景の差が非常に激しい駅でもある。

日産スタジアムや横浜アリーナのある西側はオフィスビルやホテルが立ち並ぶ。
一方、東側を新幹線ホームから見ると普通のアパートや駐輪場が目に入る。林も見える。
あまりの差に少々戸惑う。

新横浜駅の新幹線ホームを挟んだ地図である。
店舗などのスポット数を比べても、圧倒的に西側が多い。

こういう街の作りを見ると、どういう成り立ちだったか非常に気になる。
気になるだけなので、突っ込んで調べてはいない。
「なんでだろうなあ」と眺めている。誰か教えてください。
それかいつかブラタモリで取り上げてください。


●日本代表戦

さて、本日は日本代表戦を見に行った。
日産スタジアムでの日韓戦である。

日本代表ではなく、小川諒也のデビューを見に行った。

先発メンバーを見て少し落ち込む

予想はしていたが、やはり森保監督のファーストチョイスは佐々木だった。モンゴル戦に回すのかなとも考えていたが。都合よくそうはならず。

もうこうなってくると、ある程度余裕のあるスコアに持ち込み後半から小川を出してくれ、というモチベーションとなった。

日本代表は前半で2点を奪取する。
望み通りの展開だ。これでダメ押しの3点目を取ろうものなら、初選出組を出しまくるに違いない。そう目論んで後半に突入した。

しかし、なかなか加点にまでは至らない。
非常にヤキモキした展開の中、後半21分に日本代表コーチがアップゾーンへ掛ける。見覚えのある姿がベンチへ走る。

「ありがとう森保一」
彼にここまで感謝したのは初めてだ。本当にありがとう。

交代準備が整った後、韓国のセットプレーが3本続いた。
おそらく、ここで韓国にゴールが生まれ2−1となっていたら、小川の交代出場はなくなっていたかもしれない。
森保監督も、セットプレーの流れが断ち切れるまで、ボールがラインを越えても交代をさせないよう第4審判に伝えていたようだった。

ニアに鋭いボールが差し込まれるCKが2度あったが、どれも権田修一がセーフティーな位置にボールを弾く。
さすが東京アカデミーの出身者である。本当に頼もしい。

ようやくして、交代ボードに「3」が表示される。
スタジアムには「小川諒也」のアナウンスが響く。
佐々木翔とタッチを交わし、いつもどおりの足取りで左サイドに着いた。

ここからは正直、あまり覚えていない。
感極まっていないが、胸がいっぱいになったことを覚えている。

クロスを2本上げたこと、無理なオーバーラップをせずリードを守ることに集中していたこと、背伸びのないプレーで所属チームでやっているときと同じようにプレーしている姿。
今できるプレーを十分にやっていたように思えた。

冨安が器用すぎて、組み立てで持ち味が出なかった印象もある。
SBがボールの逃げどころになるのではなく、CBの深いあの位置から展開していくのはなんだ。凄すぎる。
さすが世界一のCBになれる逸材だ。
ある意味、森重とやっている感覚でコンビを組めるのではないか。

後半終盤には、権田のゴールキックのターゲットとなり、ライン際ピンポイントのボールを競り勝ち、きちんと味方へ落とすこともできていた。

冨安や周りのポジションの選手に頼るのではなく、持ち味を更に出してスケールアップしてほしい。今後の可能性がありそうなデビュー戦だった。

どこに居ても、背伸びなくいつもどおりのプレーができるのは間違いなく彼の才能だ。
普段から日本代表を見ているファンの目には物足りなく写ったかもしれない。
右SBの山根が鮮烈なゴールを奪ったから尚更だ。

それでも、小川諒也の持ち味はそこである。
ブレることなく、驕ることなく、これまでと同様に着実に力を付けていって欲しい。

とても良い日だった。

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席
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