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昭和と平成のゲームの集め方。その29

(ゲーム交換編 その7・状態問題 その1)

さて、前回の”ヒキ”で
”全体の相場が決まってきたのだから交換がやりやすいんじゃないか?”
と言うことを書きましたが、これには幾つか問題が出てきました。

”状態に個人差がある”問題

これは”全国共通”かと思いましたが以外に個人で差があったので掲示板やメールのやりとりで問題になりました。
簡単に言うと
「美品とはどういう状態を言うのか!?」
という問題が出てきました。

今でこそCDやDVD系の所謂”光ディスク”系のソフトが段々増えてきた頃ですが、この辺で我々コレクターに”ブツの状態をどう表現するか”という問題が出てきました。

”帯アリ、帯ナシ”
これは大変わかりやすく見た目にもひと目で分かるので明記しておけばあまり問題にはなりませんでした。只、ミシン目で帯が切れてしまった帯の日焼け等での脱色等が問題になったことがありました。

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(2枚組のパッケージの帯が切れてしまっている例。これは機種によってミシン目だったり単なる折り目だったり色々ありました)

”説明書の状態と折れ、汚れ”
これもカートリッジやディスクでやり取りしていた頃と特に変化はありませんでした。ただ、CD系のパッケージに良く有った”ジュエルケースに入れるときに失敗したときの折れ”というのを結構気にする人が多かったです(自分も気にしますが無いよりはOKという感じです)

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(見てわかってもらえるかどうか…。こういうジュエルケースの爪の形に説明書が折れてしまっている状態です)

★”傷はどれくらいが許容範囲か問題”
これがなにげに一番問題というか揉めるのは殆ど この理由でした。
CDの盤面の傷がやはり一番の問題ですが、ジュエルケースの”ヒビ”や最近はかなり顕著になってきた”盤面のカビ”などが問題でした。

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(これは”ジュエルケースのヒビ”のわかりやすいキズ。傷というより”割れ”でジュエルケース自体は取替が効くのであまり問題にならなかった)

当時は年数的にカビはあまり問題にならなかったのですが、傷は兎に角トラブルのもとになりやすい項目でした。
「”新品同様”と聞いたのに傷があった!」
というのが一番多かったです。
これもなかなか難しいのと良かれと思って”綺麗にしようとして拭いたら傷がついてしまった”と言う悲しい理由もありました…(これは不可抗力ということでお互い納得でしたが)
兎に角”キズ”と名がつくものに特に敏感になっておりました。

そういえば、この”ゲームの買取価格を上げた元凶”とよく引き合いに出される秋葉原の”ゼット”ですが、我々の間の笑い話で
「新品をそのまま持っていったのに”キズがありますね~”と言われて減額された」
というのがありましたw
というふうに光ディスク系黎明期の頃ははこういう難しい問題が出てきたので当時は写真を気軽に撮影できない(デジカメが全く普及してない時代)ので状態を文章で表現する限界を感じた時期でもありました。

(ゲーム交換編 その7・状態問題 その2 に続く)



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