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バレンタインデーに秩父でぼっち旅行をした話 ①豚丼とブランコが大好きな男の子

今回は、2021年2月に日帰りで秩父を訪れた際の様子をお伝えする。全3回で終わる予定。

ある日、ふと山に行きたいと思った。そこで、東京から日帰りで行ける山を探してみる。ところが、なかなか良い候補が見つからない。高尾山は既に何回も行ってるし、筑波山は片道3時間以上かかる。御岳山は私の頭では処理できない程交通機関が複雑であった。八方塞がりとなってしまった私は何もかもが面倒になって、YouTubeに逃げた。すると、こんな動画が私の目に飛び込んできた。

...これしかない。

この動画を見た瞬間、そう確信した。秩父には行ったことないし、日帰りで行くには程よい場所である。何より、土屋太鳳があんなに楽しそうにしているのを見たら、行かざるを得ないではないか。ちなみに、時間の都合上、動画に登場する場所は半分ほどしか訪れていない。悪しからず。

というわけで、池袋から西武線で西武秩父駅へと向かう。今回は、「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ」という切符を使った。これは期間限定で販売されているお得な切符で、値段は普通の運賃とほぼ変わらないのに、バスやレンタカーで使えるクーポンが付いてくる。私のクーポンの使い道は後ほど紹介する。

ちなみに、この旅行に行ったのは2月14日。すなわちバレンタインデーである。健全な大学生であればチョコをあげたり貰ったりして、青春を謳歌する日である。にもかかわらず、私はたった1人で秩父の山奥に向かっている。不健全極まりない。しかし、大好きな旅行に行って羽を伸ばすというのも、1つの青春と言えるのではないだろうか。別にチョコを貰うことだけが正解ではない...と言いたいところだが、やっぱりチョコは欲しい(本音)。来年は貰えるといいなぁ。

理想と現実のギャップに苦しみながら、西武秩父駅に到着。

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【俺は俺なりのバレンタインを過ごしてみせる!】

まだ11時だが、お腹が空いたので早めの昼食へ。今回は、西武秩父駅前温泉 祭の湯を訪れた。ここは、西武秩父駅に直結している複合型温泉施設で、温泉、フードコート、お土産屋と、観光に必要な物が一通り揃っている。フードコートではわらじかつ丼やくるみ蕎麦など、様々な秩父グルメを楽しむことができる。その中でも私は炙り豚味噌丼をいただいた。

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【見るからに男子が好きそうなご飯。】

ご覧の通り、ご飯の上に秩父名物・豚肉の味噌漬けが乗っている。柔らかい豚肉に味噌の旨味がベストマッチで、ご飯がよく進む。満足感溢れる一品であった。

西武秩父駅前温泉 祭の湯についてはこちら

お腹を満たした後は、羊山公園を訪れた。秩父市民の憩いの場となっている場所である。まずは見晴しの丘へ。

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【名前の通り、見晴らしが良い。】

秩父の家々や山々を一望することができる。このような景色は、遠くに来たことを実感できるので好きだ。

景色を楽しんだ後、ふと横を見るとこんな物を見つけた。

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【ブランコだ。それ以上でもそれ以下でもない。】

...遊ぶしかない。

私はもう大学生だが、そんなことは関係ない。周りに誰もいないし、自分の本能に従うべきである。

というわけでブランコで遊ぶことにした。ブランコに乗るのは何年ぶりであろうか。久々に乗ると結構スピードが速くて怖かった。こんな物で楽しく遊ぶなんて、子供とは末恐ろしいものである。途中でカップルが横を通り過ぎたが、ブランコの勢いを緩めることはなく、全力で遊び続けた。

何だかんだで20分程遊んでいた。バレンタインデーであるにもかかわらず、1人でブランコで遊ぶとは、不健全極まりない。しかし、本人は心の底から楽しめたと言っているので良しとしようではないか。ただ、少なくとも秩父まで来てやることではないと思う。

見晴しの丘についてはこちら

①はここまで。②へ続く。

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