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Sekappyがもっと"ゲームと生きる人を増やす"ためにすること

みなさん、こんにちは。株式会社Sekappy(セカッピー)でCEOをしている高桑と申します。

Sekappyは2021年4月に設立第5期を迎えました。たった5名で創業してから4年が経ち、今では100名を超える大所帯になりました。これまで元気にやってこられたのは多くの方々のおかげです。ありがとうございます。

さて、そんなSekappyですが、創業以来、最大の挑戦をすることが決まりました。マジック:ザ・ギャザリング(以下、マジック)以外のゲームタイトルへの本格的なサポート開始です。

これまでSekappyは、マジックコミュニティへの貢献を第一に活動し、マジックプレイヤーだけを一緒に働く仲間として募集してきました。

しかし今後は、マジックへの活動も継続しつつ、マジック以外のゲームタイトルにも同様のサポートを行っていきます*。まずはシャドウバース。続く2021年5月には遊戯王OCG、ポケモンカードゲーム、デュエルマスターズの3タイトルを予定しています。

今回は、マジック一筋だった私たちがなぜ「他のタイトルをサポートしよう」と決意したのか。また、今後の具体的な取り組みについてもお話したいと思います。

*サポートする対象はTCGだけでなく、今後はesportsタイトルをはじめにFPSや格闘ゲームも含むゲーム全般を考えています。

※本記事に記載のあるSekappy MTGの分社化は見合わせます/2021年5月31日更新

■Sekappyとは?

まず、これまでのSekappyについて少しだけご紹介します。

私たちは”ゲームと生きる人を増やす”をミッションに、2017年4月に創業した100名以上のメンバー全員がマジックプレイヤーのIT企業です。

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賞金制トーナメントシリーズ「セカコロ」やトーナメントプラットフォーム「セカナビ」の開発など、マジックコミュニティの発展、ひいてはマジックプレイヤーの生活が豊かになるような取り組みを行ってきました。

また、新セットごとのボックス支給、四半期ごとの業務時間扱いの交流会、フォーマットごとの部活制度など、マジックプレイヤーのための福利厚生を充実させています。

文字通り、マジックプレイヤーによるマジックコミュニティのための組織でした。

さて、このように仕事も制度もマジックに全振りしていたSekappyが「なぜ他のタイトルのサポートを?」という話なのですが、これには2つの理由があります。

■理由①:ゲームに真剣な人を、より主体的にサポートしたい

1つ目の理由は、より多くの「ゲームに真剣な人」の力になりたいからです。

これまでSekappyがマジック関係の仕事だけをしてきたかというと、決してそうではありません。様々な業界のクライアントワークに携わり、ゲーム業界ではマジック以外のタイトルをお手伝いする機会も多々ありました。

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Shadowverse Tournamnet Navigator(シャドナビ)の開発、ブシナビの開発、RAGE Shadowverseの運営協力など。Sekappyにはイベント運営や様々なゲームに精通しているメンバーが多く、主に競技イベントに関するアプリ開発やトーナメントの進行管理などを担当してきました。

そこで目の当たりにしたプレイヤーや運営の人々は、真剣さと熱意にあふれていました。その姿は私たちがマジックの世界で出会った数多くの魅力的な人たちと何一つとして変わらないものでした。

マジックか否か。そんなタイトルの違いは些細なもので、Sekappyが関わるべき人々はマジックの世界の外にも大勢いることを確信したのです。

そして、その人々のために何ができるのかを考えた結果、これまでのような「お手伝い」という立場ではなく、共に盛り上げる「仲間」として主体性をもって関わらなければならないと強く思いました。

■理由②:コロナ禍で生じた課題の解決

そして2つ目の理由は、昨年から続いている新型コロナウイルス感染症の拡大の影響でゲームコミュニティに生まれた課題を解決するためです。

理由①の話は、現在から1年半ほど遡った2019年秋のことでした。それからは実現のための準備に取り掛かり、ミッションの再定義や組織の再編成など社内整備をすすめるとともに、様々なゲームタイトルのコミュニティやメーカー関係者との交流を深めて情報交換を行いました。

それぞれのコミュニティの抱える課題、関心事、価値観など幅広い内容について話を聞いてみると、どのゲームも事情が異なり、それぞれに対してSekappyに何ができるのかを悩む時期も長くありました。

そして、新型コロナウイルス感染症の拡大が起こったのです。

ゲーム業界は巣ごもり需要などでオンラインゲームやコンシューマーゲーム界隈こそ大盛況でしたが、TCGをはじめにオフラインが基本のゲームは大打撃を受けました。

大型イベントの中止、カードショップの閉店などが重なり、どのコミュニティからも「プレイを継続するモチベーション」や「コミュニケーションの場」を求める声を聞く機会が増えました。

不幸中の幸いにも、これらの課題はSekappyだからこそ解決に貢献できることでした。約1年半ほどの入念な準備期間を経て、マジックで「セカコロ」シリーズが軌道に乗った今こそ、Sekappyが解決に取り組むべきときだと決意したのです。

■今後に取り組む2つのこと

さて、これまで「なぜマジック以外のタイトルに取り組むか」についてお話してきました。ここからは具体的にSekappyが取り組む内容を少しだけご紹介いたします。

①賞金制トーナメントシリーズ「セカコロ」の開催

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賞金総額140万円の参加費無料のトーナメントシリーズ「セカコロ」を様々なゲームタイトルで開催する予定です。マジックではのべ参加人数が約7,000名を超える大人気のシリーズでオンデマンド方式*の予選システムにより、誰もが気軽に参加できるトーナメントを実現しています。

シャドウバース版は2021年7月にオンラインでの開催を予定しています。ポケモンカードゲーム、遊戯王OCG、デュエルマスターズの3タイトルはオフラインでの開催を検討しており、現在は社会情勢も含めた開催時期を調整しています。

*オンデマンド方式:スイスドロー方式のようなラウンドごとの進行ではなく、ランクマッチのように自分のペースで対戦できる方式。セカコロでは決められた時間帯のなかで規定のマッチ数を自由なタイミングで行う。

②各ゲームタイトルのファンが集まる関連会社の設立

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様々なゲームタイトルのサポートを行うと同時に、Sekappyの組織を再編成し、ゲームタイトルのファンが集まる関連会社を設立します。シャドウバースプレイヤーのための福利厚生を用意したSekappy SVを4月に設立。他3タイトルに特化した会社も5月中の設立を目指しています。

これまでSekappyがマジックというゲームだけに拘っていたのは、単純に好きであることはもちろんですが、特定のゲームを好きな人たちが集まることにより"強いコミュニティ"を形成するためでした。

同じゲームのファンという共通点があることでコミュニケーションの障壁は低くなり、業務内外の交流を通じてお互いの人となりを深く理解できます。このような密なコミュニケーションができる組織だからこそ、サービスや仕事を細部まで作り込めるのです。

私たちはこのSekappyならではの強みを重視し、各ゲームタイトルのファンが集まる関連会社を新設することで現状のSekappyとは異なるコミュニティを0から育てていく方針に決定しました。「ゲームと生きる人を増やす」という組織全体のミッションは共有しつつ、ゲームタイトルごとに異なる理想を追求するパワフルな組織が生まれることを楽しみにしています。

■Sekappyで一緒に働く仲間を募集します!

ここまでお読みいただきありがとうございます。

Sekappyは、ゲームが好きな人たちの力を信じています。ゲームが好きな人たちが集い、コミュニティの力でハイクオリティのサービスを発信し、より多くの人々にゲームを好きになってもらう。

そして、ゲームと一緒に生きていく人が増える世界を目指しています。

また、関連会社の設立を機に、新たな仲間を募集しています。主にエンジニア職となりますが、0から一緒にコミュニティを育てていきたい方のご応募お待ちしています。カジュアルなオンライン説明会も開催していますので、まずは気軽にお話しませんか?

https://sekappy.com/recruit/

それでは、長文となりましたが、ここで筆を置かせていただきます。今後ともSekappyをどうかよろしくお願いたします。

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