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FNS27時間テレビを出来る限り全部振り返る2024

みなさん『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』どうでしたか?
良すぎましたよね?ということで今年も感想note流します。本来ならもっと早くあげても良かったんですが、チョコプラ、霜降り、ハナコが昨年のMC陣と違い、それぞれ自己発信できるプラットフォームを持っていたり、ラジオがあったりしていたので、各々の感想を見聞きしてから出そうかなという意図で、昨年よりかなり遅くなりました。(個人的に今が一番忙しいのも起因していますが。)


情報解禁前〜当日まで

昨年の『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』(以下;昨年)終了後から「次は新しいカギなんじゃないか?」という噂はずっと囁かれてました。実際、佐久間さんのラジオに出たノブさんは「来年新しいカギ、再来年オドオド×ハラハラ、これ決まってます!」って言っていたし。そんな中、2024年2月の『新しいカギ』で重大発表予告が。キタキタコレコレ、はいはいはい、ありがとうございます、確定演出万歳三唱だと確信。そして2024年2月24日、開催決定告知。いやもう本当にこの時点でありがとうございます。ありがとうございます。その後は毎週『27時間テレビ』に向けてボルテージを上げていくオンエアを観れたり、観れなかったり、と過ごしながら、ただ私生活があまりにも忙しすぎて気づいたら7月でした。しかも1週間前に発熱して体調崩しまくってました。限界すぎる。こんな感じであっという間に本番。いつも観ている番組が縦軸の安心感と期待感すごいね?????鬼レンチャンの視聴者昨年こんな気持ちだったの?????よく耐えたね??????
あと僕だけがずっと擦り倒しているけど、昨年の放送3週間後に港社長から「来年は新しいカギで!」って言われたらしいですが(マイナビインタビュー談)、だったら昨年放送中横目ではこね男子のイベントやってたのマジで何だったの?www誰の何の判断?w

本編

グランドオープニング

岡部さん「覚えていますか?今から4年前、日本中の若者たちから笑顔が消えたこと
秋山さん「覚えていますか?期待に胸を膨らませた若者たちの青春が奪われたこと
松尾さん「そんな姿を見たとき、思ったんです
せいやさん「こんなときこそ、大人の出番なんじゃねぇの?
菊田さん「僕たちは本気で思ったんです
長田さん「こんなときこそ、テレビの出番なんじゃねぇの?
松尾さん「若者たちよ!君たちが笑顔じゃないと意味がない!
岡部さん「君たちがワクワクしてないと意味がない!
長田さん「我慢し続けてきたみんな、準備はいいか?いいのか!?
粗品さん「さぁ、踊るぞ、騒ぐぞ。
このカッコイイOP口上からのKEYTALK×市立柏高校の生ライブ!!ええ今この状況で?ありがとうすぎます!粗品さんセンターにOPが開幕!のっけから「KEYTALKちょっと少なかったね」、FNS系列各局の東京支社長とフジテレビ港社長・カンテレ大多社長・民放連 遠藤会長に向かって「大谷の家すいませんでしたということで」と粗品さんが開始からアクセル全開!港社長も思わず苦笑いw 露店には丸山礼さんが新海まこに扮して登場。『新しいカギ』の中でも最近はあんまりやってないレアキャラw ちなみに27時間通して生放送でコントしたのここだけです。ちなみに秋山さんのラジオ・チョコプラのYouTube・のちの『めざましテレビ×ぽかぽか』によると粗品さん・長田さん・菊田さんがうっすた泣いていて、粗品さんが「ここまで来れたのチョコプラさんのおかげです」って言っていたと。アツすぎ!!!!!!!

FNS日本縦断!青春スゴ技リレー

昨年の『FNSスゴ技鬼レンチャン』からの恒例(2年目)企画。昨年同様、當麻晋三D(『相葉◎×部』『ミレニアムズ』)演出。昨年は1回目で失敗して、もう一回でしたが、今年は3回目で失敗するも、「青春しているからOK」というせいやさんの一言で続行。これぞフジテレビ!ナイス!企画発祥は鬼レンチャンですけど、『新しいカギ』の色に上手く昇華できているのが素晴らしいなと感じました。ラスト・せいやさんのテーブルクロス引きも時間たっぷり使って成功!

100kmサバイバルマラソン

昨年からの恒例(2年目)企画。昨年同様、登内翼斗D(『ネタパレ』『今夜はナゾトレ』)演出。本番4時間前に森渉さん&金田朋子さん夫妻が離婚発表というザワつくニュースに触れる粗品さん。そんな粗品さんは、『オールスター感謝祭24春』で圧倒的大差で優勝したOWV佐野文哉くんにBET。しっかり狙いに行っている。そして『深夜のハチミツ』からモシモシいけ、『ぽかぽか』から山本アナ、『AI-TV』でハナコとメンバーが入れ替わったでお馴染み四千等身から石橋くん、などなどの精鋭揃い。今年の方が「ガチ」感が出ているなと。そもそも「過度な休憩をせずに100km走るといつ着くのか?」という鬼レンチャン風味の悪意ある企画だったはずが、今年は雰囲気を変えて純粋なマラソン感動企画に。でもそれがむしろ功を奏し、中盤まで脱落者ゼロ、終盤での金田朋子さんの爆走、ラストの佐野くんといけの一騎打ちと、自然と涙が溢れてしまうような素晴らしい企画でした。汐留のマラソンを見て泣いたことほぼないのに、金田朋子さんを迎えに行く森渉さん、そこにコットン西村さんが「形は変わっても、絆は変わらないんですね」とコメントしたところで泣きました。今年もコットンのレポートが上手すぎました。

超!学校かくれんぼ

『新しいカギ』の看板企画「学校かくれんぼ」の超豪華版。ゲストに月9『海のはじまり』からSnow Man目黒蓮さん。これまで事務所問わず多くのアイドルや俳優が参加してきましたが、今回は27時間テレビということで満を持しての登場。おそらく昨年9月放送のAぇ!group小島健さん&佐野昌哉さんゲスト回以来のリムジンを使っての登場。今回、この企画を初めてご覧になった方のために言うと、リムジンでの登場や、超豪華演出は過去にも何度もやっていて、むしろ通常営業w ただ目黒蓮さんの紹介テロップがあまりにもデカい!w 『トークィーンズ』みたいw
このあと『生学校かくれんぼ』にも登場するやす子さんが、昨年8月の沖縄回以来、2度目の登場。

今フジテレビのレギュラーバラエティで二番目にお金をかけていると僕は思っている(根拠なし、1位は後述)『学校かくれんぼ』ですが、今回もひとつの仕掛けにしっかり120万円使ったりと通常営業!(過去には500万円とかありました。沖縄回は具体的な金額出てませんが、沖縄まで1週間かけて陸路と航路でセットを運んだらしいので、あれもヤバそう)

松尾さんの顔ハメ、菊田さんの高所、秋山さんの変装、ぬまんづによるダミー、とこれまでの集大成のような放送回に。そしてこれまで幾度となくバレてきた秋山さん髪を切ってまで最後まで生き残る奇跡!w ぬまんづによるダミー見抜いた2枚抜きの子、「新しいカギファン」と言われてましたが、Snow Manのオタクなのでは?と個人的に思ったり思わなかったりw 何よりいつも僕のTLでは誰も見てない学校かくれんぼをみなさんがご覧になって、実況しているのが不思議で、嬉しかったです。これが27時間テレビかと思いました。

ね?だから言ったでしょ?新しいカギは覇権を握るって???(うるさい)
今年のFNS27時間テレビ、こんな感じで良くない古参オタみたいな見方している時間帯ありました。界隈が滅びる原因!
秋山さんが後にラジオで明かしていたのは、本番まで刈り上げがバレないようにカツラで隠していて、『新しいカギ』の美術部が作ってくれたと!なのに『新しいカギ』側が事前密着VTRで散髪(ロケ)直後に実家に帰る場面を普通に流すwww

千鳥の鬼レンチャン〜タッグモード大会〜

昨年のベース番組『千鳥の鬼レンチャン』がここで登場。武田誠司D総合演出(昨年の全体総合演出・今回は制作統括)・千葉悠矢D演出(『新しいカギ』のディレクターでもある・本部演出兼務)。さっきまでキラッキラの眩しい青春が流れていたのに、急に千鳥によるいつもの良くないルッキズム・差別用語全開バラエティに。どんなタイムテーブル?w そりゃ昨年のベース番組だし、コア視聴率バカ高いし、ここに編成されるのは間違いないんですが、ノブさんと濱家さんがNHK的事情で離席している時間帯があったのが少し勿体なかったなと思いました。あと『学校かくれんぼ』から続いてVTR見るスタイルの番組なので、ちょっと後半は流石にしんどかったな・・・。でも昨年とは違い、普段、番組に出ていない『新しいカギ』チームが入ったことにより、番組で繰り広げられる内輪ノリに第三者の視点が出来たことが個人的にはかなり観やすかった(そこの役割を粗品さんがやっていた印象)です。

『千鳥の鬼レンチャン』を観るのは実質1年ぶり。スタジオのおもしろコメントがほぼ千鳥と霜降りのラリー(たまに長田さん、山内さん)で回していて、やっぱり千鳥と霜降り明星すごいなと思いました。せいやさん(VTR)「ハゲレンジャー」→大悟さん「違う」→粗品さん「違う!?」の速さとか観ると、VTRに対する反応速度が明らかに2組違うなと。千鳥のフィールドの番組なので、そりゃ千鳥が一番すごいんですけど、そこに霜降り明星がガンガン絡んでいったのがすごく良かったな。

個人的に面白かったのが、まず「アホ」と「アホ」タッグでもあるTravis Japan松松(松田元太、松倉海斗)コンビ。何回か出たことあるからなんだろうけど、Travis Japanの「賛成!」のくだりとか、あと後に出てくる池ちゃんのコールとかを、ノブさんが補足解説していくのめっちゃ新鮮で、このコメント残しつつ、新しいカギチームと視聴者に解説していくそのバランスが上手いなと。話は逸れましたが、最初にコツを聞かれて答えられない2人にスタジオ総ツッコミする場面から、この2人の歴史や、途中の喧嘩、「お前最高!」「以下同文!」のくだり(めっちゃキャプチャバズってましたね)とか、面白すぎてゲラゲラ笑ってました。Travis Japanが売れてきているのが何よりも嬉しいですし、2024年にSexy Zone 3人体制(中島健人、菊池風磨、佐藤勝利)時代に出来たSexy Familyの「Sexy (しょう)」(島聡、田元太、倉海斗)の説明がVTRで丁寧にされていたのは流石にビビりました。Travis JapanとSexy Zone(現:timelesz)界隈がザワついてました。最終的に音程バーを観ずに歌うという、『THE神業チャレンジ』の太鼓の達人チャレンジみたいなことをして失敗w 面白すぎるエンドw

池ちゃん&キンタロー。さんタッグがもの凄くて。変装のおもしろクオリティがあまりにも高くて、素晴らしかったです。池ちゃんに対して、「誰やねん!」「STU!?どこ?」「マジで誰?」を繰り返す粗品さんと長田さんに、「鬼レンチャンでしか観ない!」「鬼レンチャン、池ちゃん可愛がりすぎです!」とフォローするせいやさんが面白くて、VTRでの説明に加え、第三の視点が積極的に介入してくれたことが大きかったですね。僕も池ちゃん初めて知りましたし。いやどうやって発掘したんだマジで。キンタロー。さんのモノマネ、後半の『VIVANT』ノゴーン・ベキ、シャイニングのドアに挟まれたジャック・ニコルソン、『サザエさん』の中島くんが素晴らしかったですね。松尾さんと山内さんが涙が出るほど笑ってましたけど、僕も涙ができるほど笑いました。せいや「バルカ帝国に帰ってくれ」→ノブ「マジでどこやねんバルカ帝国って」とか、それに伴うスタジオのツッコミも最高峰に。スタジオメンバーがいつもの倍以上いるから時々VTRの音を上回る時があってめちゃくちゃ音響大変だっただろうなと。せいやさん「娘これママおもろいって、ママおもろすぎるって、ママおもろすぎて怖いって」っていうコメントがめっちゃ良かったな。

津田さんの回でのVTRの「ウケてる!ウケてる!」に対して、粗品さんの「ウケてないです!」の音速返しに、せいやさんの「スポッチャのお笑い、スポッチャではしゃいでいるだけのお笑い」っていうここの霜降り明星凄かったな。長田さんと岡部さんのターンでの粗品さんの絶叫はもう感謝祭でしたね。ひとりだけオールスター感謝祭をやっているのかと思いました。最初はコント番組として苦戦して・・・っていう熱語りのシーンはここまで3年半『新しいカギ』を観てきた僕にとっては、あまりにも感慨深い映像でしたね。『Do8』『7G』『ガンバラナー』など第7世代コント番組量産ブームから始まったのが、まさかここまでになると思わなかったし、ビッタビタ選手権とか、バカイジ旅とか、模索していた時代はまさかこうなる未来が来るなんて思わなかったですしね。感慨深すぎます。そんなこんなで、新しいカギ軍が負けて、霜降り明星がピンクレオタードの罰執行。後に粗品さんがラジオで振り返ってましたけど、「もっとスベって千鳥さんにボコボコにされたかったけど、フジテレビの人が気を遣って拍手したからなぁなぁになってしまった」とw
その後、さんまさんが登場し、「粗品、おもんない!」→粗品さん「手、おじいちゃんすぎるだろ!

さんまのお笑い向上委員会

池田哲也D演出(『さんまのお笑い向上委員会』『イタズラ×ジャーニー』)の『さんまのお笑い向上委員会』が5年ぶりに参戦。流石に「日本一たのしい学園祭!」というテーマにラブメイト10は時代錯誤すぎるので、やめて正解!英断!昨年もさんまさんは渋ったけど、千鳥・かまいたち・ダイアンがやりたがったっていう話なので、まぁ必然の流れかなと。火薬田ドンもやめたのは本当に時代転換を感じましたね。でも凄く良いタイミングだし、これで良いんじゃないかなと。たけしさんが27時間テレビに全く携わらなかったのいつぶりなんだろうか。僕の中高時代はほぼたけしさんの独壇場だった(2017年〜2019年)ので、特に強く時代転換を感じましたね。

それにしてもさんまさんの声が枯れすぎている!!大丈夫かと心配になりました。後日、ラジオで本人がおっしゃるには、「カラオケのやりすぎ」だったらしいので、良かったですけど。カギメンバーが来て、粗品さんがアンチ宮迫のプラカードを上げた瞬間からわかりやすくボルテージが上がりましたね。勢いそのまま粗品さんがMC席に上がってきて、「霜降り明星粗品のお笑い向上委員会」になった瞬間が、本当にボルテージ最高潮でしたね。その後、「新しいカギオーディション」に突入した時から永野さんVS陣内さんのターンに続きになっていたけど、だったら永野さんは呼ぶべきだったなって思いましたね。粗品さんも個人のYouTube、コンビのYouTubeとかで振り返ってましたけど、「今日は自分が主役だって挑んだけど、陣内さん、吉村さんの暴力的な笑いが凄すぎて、今日は主役じゃないんだな、と思って引いた」っていう経緯だったらしいです。個人的にはさんまさんがラジオで言及していたのも知っていたし、もうちょいそのターンあるかなと思ったんですけど、CM中にしれっとMC席にさんまさんが戻っていたり、消化不良が多かったですかね。あと最近の感じで宮迫さんをネタにするのは分かりきっていたんだから、蛍原さんはマストで呼ぶべきでしょう!!とか思いましたが、色々あるんだろうなと。

僕がもうちょい永野さんVS陣内さんの事柄を知っておけば良かったんですけど、向上委員会を普段から観ていないツケが回ったなと反省しましたね。個人的には今田耕司さん&ホリケンさんの「バーミヤンズ」が登場してから、またボルテージが戻ってきたというのは感じましたね。開幕今田さん「ここが僕のアナザースカイ!!!」ですからね。そりゃ霜降り明星もコンビ揃って悔しい顔しますよね。やす子さんが野田ちゃんを締め上げてCMに行くくだりとか、吉村さんの冷蔵庫マンを3回ドロップキックするくだりもめっちゃ笑いましたね。「日本一たのしい学園祭!」とは思えない暴力的な笑い!!「ストップ強制ブレーキ」で全て制していた後半は軸が定まっていて良かったなと思いました。ザブングル加藤さんの「分かりませ〜ん!」に対して床を叩いて爆笑する粗品さんとか、今じゃ絶対見られない貴重映像!そしてどんどん枯れていくさんまさんの声!

そして『すぽると!』のターンで「向上長」から「工場長」へ衣装チェンジ。忙しい!!パリにいる榎並アナに無茶振りして榎並アナ苦笑いに佐久間アナ「ありがとうございました!」の強制カットインに今田さん「え!?すぽると強制ブレーキ?」www

粗品ゲーム〜日本一不条理なお笑いバトル〜

池田哲也D・久保田集D(『ネタパレ』『MASKMEN』)の賛否両論だった『粗品ゲーム』。霜降り明星のYouTubeによると最初は粗品さんMCで「コンビ芸を競うお笑い番組」or「脱出ゲームのフォーマットを使ったお笑い番組」になる予定で、粗品さんの名前は1ミリも無かったみたいですが、スタッフから「『粗品ゲーム』としてやりたい」との打診を受けて、最初は他の芸人に申し訳ないと渋ったけど、スタッフの意向が固かったから引き受けたと明かしていました。のちに『めざましテレビ×ぽかぽか』の時間で神田愛花さんから「毎年やりたいっぽい」って言われた時は明確に否定しつつ、「同世代と楽しいことがしたい」っておっしゃっていたのがこの企画の真意なんじゃないですかね。

事前に明かされた情報での「半年間に及ぶ会議」や「一人賛否クイズ」という一人歩きしてしまった結果、自ずと視聴者のボルテージを上げすぎてしまったし、何よりも最近の粗品さんの勢いのままいくような企画だと思いすぎていたというのが最大の誤算じゃないですかね。多分ですけど、『粗品ゲーム』っていうタイトルじゃなければもっと純粋に楽しめたはず。深夜帯まで起きているのって今だと「生放送ならではのハプニングや予測できない瞬間を夜更かししてでもリアルタイムでSNSを通して多くのフォロワーと共鳴したい」が一番の理由だと思っているので、その点で言えば、そのドキドキ感がかなり少なかったのがもったいなかったと思います。でもこの企画自体悪くないし、昨年の『真夜中のお笑いレンチャン』と企画自体は何の大差もないので、盛り上げ方の違いかなと思いました。YouTubeでも粗品さんが「面白かったのであればスタッフさん・演者の皆さんのおかげ、面白くないと思った方がもしいるなら僕のせい」って言ってしまっていたので、粗品さん自身も複雑だったのかなと思います。

完璧なボルテージの高いお笑いだけが全てじゃないし、その上手く盛り上がり方が掴めなくて、全員が右往左往する感じとか、その中でも檜原さんや国ちゃん、しんやさんは素晴らしい働き方をしたんじゃないかと思います。めっちゃ面白かった瞬間は確実に何箇所かはあるし、最後のぬるぬるで粗品さん蹴落として、せいやさんが犬大喜利やって、「せいやゲームや!!」って言われながらQカットされた流れはあまりにも綺麗だったし、そういう予定不調和な感じ、僕は好きです。ただもうちょっと企画自体はなんとかなったのかなとか思ったりもします。あとTKOだけじゃなくて、渡部さん出すとかできなかったのかな?と思います。それこそ粗品さんは宮迫さんにオファーしたかったらしいけど、フジテレビがダメだったみたいな話もちょろっとされていたし。
ここだけ明らかに重い感想w

めざましテレビ×ぽかぽか

日本の実家こと『めざましテレビ』と、視聴者の目を「ホ」の字にする『ぽかぽか』が、視聴率の垣根を超えて異色のコラボ!前半は昨年同様、「ココ調」でハナコ・チョコプラ・せいやさんのお笑いのルーツを深掘り。
そして後半・田村優介D演出(『ぽかぽか』『爆買い⭐︎スター恩返し』)の『ぽかぽか』が凄かった!正直、ボルテージ一番上がったかもしれない。冒頭から岩井さんの「この時間が一番誰も観てないっぽい」「井上さんここからニコニコしていれば終わると思っているっぽい」「粗品が何かと話題になるので、せいやのおスケベがバレてないことがあるっぽい」と嘘みたいなハイペース!札で答えずゴニョゴニョする霜降り・チョコプラに「札で!札で!お答えください!」と札で答えないゲストに厳しい澤部鬼MCも始動!さらにその攻撃はめざましキャスターにまで「三宅さん、朝やりすぎて家庭めちゃくちゃになってるっぽい」「軽部さんはどの仕事もつまらなくもなく、楽しくもないっぽい」に澤部さんが「楽しいのめざましクラシックだけでしょ!!!」と暴言w そして『ぽかぽか』最終兵器・神田愛花さんから「三宅さん、セント・フォースの出演者に卒業後のフォローないっぽい」と生々しいっぽいがw 三宅さんの関西弁は確かにと思ったし、終盤に「三宅さん、触れてはいけないボトルシップがあるっぽい」からボトルシップ縦軸にw さらに井上アナに対して「ぽかぽかがめざましイジってんじゃねぇよ!と思っているっぽい」w 神田さんからも「井上アナ、彼氏取っ替え引っ替えっぽい」→長田さん「今、取っ替え引っ替えって言葉、あんま聞かない!」www
またこの『FNS27時間テレビ』のギャラについて、中嶋編成局長「まだ決めてない」「出来次第」。そんなことある!?その後ろでニヤニヤしている制作統括・鈴木善貴Dが非常に良くない!w
『カギダンススタジアム』をやらない粗品さんとギャラ同額は許せないチョコプラ・せいやさんに対して粗品さん「僕は賢いのでダンスとココ調は断りました」www
三宅アナからの「『向上委員会』からちょっと帰りたいと思ってるっぽい」には全員△。せいやさん「もう『向上委員会』から記憶ない」www でも神田さんの「27時間テレビがずっと続けば良いのに、と思っているっぽい」には全員× 長田さん「ちゃんと27時間で終わってほしい!」www
そして遂に「牛肉ぴったんこチャレンジ」に実家・焼肉屋である粗品さんが挑戦するも、284gで惜しくも失敗に!
普段の『ぽかぽか』では絶対に観られない対芸人だからこその火力高めのぽいぽいトークが見れたのが素晴らしかったですね。ここまでペースが早いの爆笑問題ゲスト回とか、純烈回に坂上忍さんが乱入した時以来なんじゃないかな?『ぽかぽか』ファンとしては、こんな面白いぽいぽいトークが普段観てないTLのフォロワーにも観てもらえたのが涙が出るほど嬉しかったですね。この喜びを次の日の『CAIND』の打ち合わせでオノズ(ぽかぽか強火ヲタ)と村野さん(ぽかぽか毎日視聴)と分かち合いましたw

冒険王中継①

ここで冨田直伸D演出(『トークィーンズ』『お笑いオムニバスGP』)による冒険王中継①。ハナコのコントに参加する日本デビューしたばかりのtripleS!どういう時間?w

FNS逃走中

ここから寝ている部分もあるので、割愛が多くなりますが、まずは庄司裕暁D演出(FCC所属/『逃走中』『全力!脱力タイムズ』)の『FNS逃走中』。「学校かくれんぼ」とのコラボと煽り、初めて学校で『逃走中』を開催。とはいえ、新日本かくれんぼ協会で陣頭指揮を握る隠密会長こと長田さんは普通に走逃げる!w かくれんぼ協会の立場弱すぎw 「ハナコを見つけろ!」というミッションで、岡部さんが普通に見つからない展開も。クロノス社に被害を受けた人への救済を誓うせいやさんを横目に粗品さんが自首!w 昨年も山内さんが自首していたし、27時間テレビのMCって自首枠あるんですか?w
そんな中でスタジオの田中さんの周りが続々と親族や、友人に交代! せいやさんによると、せいやさんのお父様の紹介を「せいやのおとん」か「せいやの奇人」かテロップどうするかでフジテレビと軽く揉めたらしいw 粗品さんの代打は無し。『あのちゃんの電電電波♪』のササキのぬいぐるみを置くかどうか模索したものの、権利関係がオンエアまでに確認できず、結果的に空席になったとの事。

高校生クイズ何問目?

高校生クイズ何問目?』シーズン2 全国大会決勝。タイムショックのパロディ方式で始まったコント「クイズ何問目?」が、いつの間にか「ヤノとヒダカ」と合体して、白熱クイズバトルに。「学校かくれんぼ」よりも前からある唯一と言っても良い企画。OPで「ヤノとヒダカ」のパロディコントを久々に披露!w これ新しいカギファンじゃなきゃわからないだろうwと思いつつスタート。闘技場のようなスタジオセット、満員の観客、鈴木芳彦アナによる実況、フォーマットほぼ『99人の壁』!w 誰が演出していたかわからなかったですけど、千葉さんのノウハウが確実に活きてそう。単純計算問題で、徹夜して起きているとは思えないくらいの計算力の速さの粗品さん、岡部さん、せいやさんとの連携プレー凄かったな。『逃走中 THE MOVIE』のCMを流して、「・・・ところで今、何問目?」いや、怖すぎ、怖すぎ!巧妙な宣伝!w 優勝は筑駒、納得すぎる。

冒険王中継②/インフォメ

ここで突然のインフォメーションコーナー。インフォメにスポンサー付いてるの初めて見たな。力見力が井上アナをびしょ濡れにし、バチェ男がハンターに追いかけられる、という『新しいカギ』本放送だったらおそらく20:54~の時間帯で処理されそうな軽コントを挟んで、當麻晋三D演出の『冒険王中継②』。上垣アナがあまりにもお祭りのお兄さんすぎる。スーツ以外の服を着ると若干若返ります。

ハモネプハイスクール

そしてここで福浦与一D、大塚真史D(共にIVSテレビ所属/『ネプリーグ』)、大村昂平D演出(『ネプリーグ』)の『ハモネプハイスクール』が22年ぶりにFNSの日に参戦。ネプチューンは『新しいカギ』の裏番組をやっているので、FNS27時間テレビじゃなきゃ地味にできないコラボが実現!粗品さんの細かすぎる音楽分析は、これまでのハモネプには無い展開で、正直毎回審査員として出て欲しいなと感じましたね。本人は「イキリすぎた」っておっしゃってましたけど、全然素晴らしかったな。せいやさんが「空も飛べるはず」を聴いて粗品さんとの人生を振り返って泣きそうになったとラジオで回顧していたのが良かったな。

ナゾトレ川柳

姉崎正広D(『今夜はナゾトレ』『関ジャニ∞クロニクルF』)と登内翼斗D演出の「上田晋也の生ブッコミが見られる」でお馴染み『ナゾトレ川柳』が2年連続の参戦。「青春」をテーマにした川柳で対決するんですが、とにかく川柳四天王が強すぎるし、平刃も強すぎる。そしてその手綱を上田晋也さんが確実に握っているので、安心して観れる。素晴らしい番組。冒頭から意気込みを聞かれたあのちゃんが「ママ観てる?川柳することになったよ。やむを得ず・・・」でドカウケさせるのエグいw

2024年にボラギノールのCMスタイルのVTR、平成の新春特番でしか見ない得点表示テロップというのもありますが、チョコプラ・霜降り・ハナコは特にナゾトレに出るイメージがそんなない(チョコプラは普段裏番組『THE神業チャレンジ』やっているし)なのでめっちゃ新鮮でしたね。眠すぎて頭回ってないせいやさんに「お前、1回ドラム式洗濯機に入って頭回転させた方が良い」、くりぃむしちゅーを見てこの世界に入ったと語る菊田さんに「営業妨害なんでやめてもらえる?」と今年も止まらぬ致死量のブッコミの数々。もはや川柳よりこれを楽しんでいる節ある。『上田と女が吠える夜』なら全部ドデカテロップにされるやつ。

最近YouTubeでのラジオでも番組が続くことの難しさを感じていた長田さんがくりぃむしちゅーの番組が全部長寿で長く続けるコツは何か聞いたところ、有田さん「まず俺が出る、盛り上がる、数字が良い、それだけ」→長田さん「なんか腹立つ!」→上田さん「粗品!次YouTubeでアイツを叩け!」→粗品さん「え?良いですか!?宮迫の後ろ並んどいて〜!」のこのラリー最高でしたねwww

やたら流れるあのちゃんのベルトラのCMもモノマネするというw 上田さんいくら『24時間テレビ』の総合司会やるからってこの番組で試しすぎ!w 川柳四天王の遅延行為に真似し、くりぃむタカトシ柳原さんに挨拶しようと立ち上がる新しいカギメンバーに対して、上田MC「さぁ、菊田さんお読みなさい!」w エグい強行突破MC発動!w エグすぎる!これには流石の伊集院さんも困惑。またこの状況で瀬戸際に立たされて振り絞って答えるもボロボロの菊田さんに対して、上田さん「お前もよく戦後の闇市みたいな状況で答えたな」www

Snow Man阿部くん、伊集院さんは助っ人として駆り出される中、昨年獅子落としだけ喰らって何も答えずに大阪へ帰った宇治原さんだけ今年も呼ばれず。「レギュラーメンバーで俺だけ名前がないんですけど」「くりぃむタカトシ柳原スノーマン阿部あの」w これは本当に可哀想w

そしてまさかのここで競馬中継。競馬中継の勝敗が川柳バトルに影響するという過去の『FNS27時間テレビ』を振り返っても例のない事態に。粗品さんがのちにYou Tubeで上田さんと競馬の話で盛り上がれたのが良かったって言っていたし、フジテレビで競馬番組を持つあのちゃんもいたし、このメンバーならもっと競馬中継でスタジオの声拾っても良かった気がするんですけど流石に難しいか。

そして新しいカギ軍が追いつくも、川柳四天王が勝ち逃げし、阿部くん、伊集院さん、秋山さん、宇治原さんが獅子落としに。せいやさん「助っ人ばっかりや!」→伊集院さん「おかしくない!?お前らの番組だろ!俺(川柳)当ててるのよ!」マジでそうw

生学校かくれんぼ〜かくれんぼ博士100人VSやす子〜

梅澤慶光D(『新しいカギ』『川島人形代わりにやってあげる』)演出のミニコーナー。7月末時点で7万件の応募が来ている「学校かくれんぼ」。どう考えても物理的に全ての学校の夢を叶えることは不可能なので、ならばと企画された。かくれんぼ大好き小学生が、校内のどこかに隠れたやす子さんを見つけるというもの。『逃走中』にも出演した「新しいかぎ保護者会」が見守る中、残り2分んでやす子さんを発見し、見事小学生の勝利。なんてハートフルな企画!w やす子さんも、この企画含めて4コーナーに出演していて、今年の『24時間テレビ』のランナーなのにありがたい。自身のSNSで『FNS24時間テレビ』と呟いてしまい、ランナーすぎました!と謝罪しているの流石に面白すぎるw

ドッキリGP×新しいカギ・生ボムマジマッサマン

中川将史D(『ドッキリGP』『何か"オモシロいコト”ないの?』)演出。フジテレビ土曜日コア視聴率最強タッグがついに実現!昨年視聴者もおそらく出演者も感じていたボムマジ爆発の東京電力爆発はあまりにも段取りが悪いということで、今年は屋外へ移動し、放水スタイルへ変更!レギュラー放送でも見ないストロングスタイル面白すぎる。またネットニュースライターを3人スタンバイさせ、粗品さんの爆弾発言をどこよりも早くスクープを狙うw オリコンさんかな?ネットニュースライター待機を知った途端から東野さん「この秋東野が忙しくなるって、時代と逆行やって書かれているんですけど、どういうことですか?」w さらに小池栄子さん「ドラマ『新宿野戦病院』の英語が酷すぎるってなんだおりゃ!」→小木さん「それはあんたのせいでしょ」www
マッサマンポーズがTJ Travis Japan Tomonori Jinnaiポーズとかぶっている件に関して釈明するというあまりにもな内輪展開に東野さん「これがうちの実力です」w
粗品さんに対して恐れ慄くドッキリGPチームに対して、せいやさん「東野さん大阪のラジオで若手の悪口言いまくっているでしょ!」w 幻ラジオの件、テレビで初めて触れられているの見たな。
そしてやっぱり今年も思ったけどシンプルに段取りが悪い!w 生放送に向いてない!w ドッキリGPメンバーもカギメンバーも上手く立ち回ったと思うけど、上手く噛み合ってない感じはあったかな。ドッキリGPが数字良いのに新しいカギに27時間テレビのポジション先越された理由はここにあるんじゃないかと思いましたね。なんとなくですけど。あとドッキリGP最大のエース・菊池風磨大先生がいないのがもったいなかったな(timeleszのツアー中だった)

今では主演女優の小池さんや、大御所MC東野さん、TBSお昼の顔でもはやバラエティに出ることすら珍しい恵さんが放水を前面に受けてくれるの強すぎる。時代の逆行の理由ここにあり!って感じでしたね。ずぶ濡れになった恵さんにせいやさん「恵さん、伝説のサーファーみたいになってます!」w

2回目のボムマジ放水では、粗品さんがホースを持って、恵さんの股間を狙いに行き、最終的に粗品さんが滑って横転し、心配される。それに対して恵さん「気持ちいいね!」。アンガールズ田中さんはのちにラジオで「この瞬間、ワタナベエンターテインメントは終わった」と言ってましたねw そんな断行を働いた粗品さんに対して東野さん「やるなら、一緒にやるから言ってぇや〜!」www

そして最終決戦と称し、マッサマンコーナーへ。セットが転換し、647万円かかる逆バンジーセットが露わに。これで初めてドッキリGPに触れたよ〜という視聴者のみなさま、この番組はほぼ毎週これやってます。「学校かくれんぼ」よりお金がかかっている(と僕が勝手に思っている)のは間違いなくこれのせいw ただの罰ゲームじゃ無理か、フジテレビならね、お金をかけないと。

マッサマンが岡部さんに負け、速攻飛んだ後に、来たのが粗品さんVS東野さんのインターネット民・ネットニュースライター大好物対決!w 東野さん「お前、めっちゃ言うんか?」→粗品さん「東野さんもう宮迫の後ろ並んでます」→東野さん「言われても結構!粗品で!」アツすぎるだろ!東野さん「今回のこの勝負勝って、バラエティの時代逆行します!」と声高々に宣言するも、結果、初手で噛み散らかして東野さんが飛ぶ羽目にw 全て持ってかれて呆気に取られる粗品さんw
ここまで無双状態で来た霜降り明星が勝てないのが、今田耕司・東野幸治だったっていう構図がとても良いな。

ドッキリGP×新しいカギ・ティーチャーを探せ!

17時半からは生徒の中に紛れた先生を探す『新しいカギ』の人気企画「ティーチャーを探せ!」がスタート。スタジオには、この後の『カギダンススタジアム』応援サポーターのラウールと、岡崎紗絵さんが登場。岡崎さん女優として売れても『新しいカギ』に来てくれてマジでありがとうございます。
VTRのゲストに『ドッキリGP』から菊池風磨さん・長谷川忍さんが参加。風磨はかつて「イケメン陽キャに騙されない」という丸山礼さんとのパロディコントに出ていたので、『新しいカギ』に絡むのは3年ぶり。あとこのふたりは『何かオモ』!冒頭でも長田さんが「『何か“オモシロい”コトあらへんの?』じゃないの?」→風磨「関西の番組になっちゃってる」w

自分のことを「イケメンドラマ枠ね」と言い放ち、全員から「バラエティ枠だろ!」とツッコまれる風磨。確かにドッキリスターであり、バラエティスターだが、昨年冬ドラマから5クール連続6本のドラマに出ているので、あながち間違いじゃないんだよなw 生徒と先生を見極めるときにとにかく顔が近い。自分の顔が良いことがわかりすぎているので、ちゃんと顔で落としにかかろうとする風磨「こんな近くで見れることですよ?」→長谷川さん「自分で言うなよ(殴り)」→せいやさん「ツッコミ強!ツッコミドンキーコング!?

サザエさん

5年3組だけで「学校かくれんぼ」あまりにも小規模単純すぎてマジで笑いましたw あと松尾さんがノリスケすぎる!w そしてサザエさんの世界では隠密会長(長田さん)も隠れなきゃいけないの、新日本かくれんぼ協会あまりにも権力弱すぎるw

日本一たのしいダンス決定戦!カギダンススタジアム

グランドフィナーレは中嶋亮介D(R所属/『世界の何だコレ⁉︎ミステリー』『新しいカギ』初期のチーフ演出)演出の「カギダンススタジアム」。フィナーレにダンス大会が行われるのは2019年以来5年ぶり。27時間寝ないで踊れるのか?といったノンストップチャレンジ的な要素はSMAP・めちゃイケ(2014年・2015年)を思い出す構成感。実際に総合演出のインタビューでは、SMAPノンストップライブを参考にしたと明かしていましたね。そう考えると納得かも。ただ『新しいカギ』では3年前に「ゴリエ復活3時間SP」でダンス企画を展開して以来、全くダンス企画的なことはしてこなかった中で、6月から「カギダンスバトル」というカギメンバーがダンス部を面白くプロデュースして競わせる企画が急に始まったので、こんな突貫状態でフィナーレダンスは大丈夫なのか?と情報解禁の段階ではかなり不安でした。でもそんな不安を見事に吹き飛ばしてくれたなと。以下、各グループの簡単な感想です。

  • 岡部大(ハナコ)×花巻東高校

トップバッター。大谷翔平選手の母校である花巻東高校と組んだのは岡部さん。顧問の中條さんがとにかくTHE部活動の顧問!「岡部さんがわざわざ来て鏡の前で自主練してんのに、何やっているの?」と厳しい場面が続くことも。ただ鬼部活ではなく、みんな中條さんへの信頼あってこそなんだなと感じたし、けんじくんが男子が怖い時期があったというのは個人的に共感する部分もあって、「ダンス部に入って、自分の好きなことができている」と言う場面ですでに僕は泣きそうになったんですが、冒頭からめっちゃ良いVTR。ここで「裏笑い」ではなく「ガチ」なんだなと確信しましたね。テーマは「アニソン」で、フジテレビを彩ったアニメの数々、キューティーハニーのけんじくんのソロパート、特にこの高校が得意としてきた『ちびまる子ちゃん』は新声優・菊池こころさんのナレーションで盛大に盛り上げていくのすごく良かった。終わった後にコメントを振られた中條さんが泣いて、岡部さんと生徒が「中條さんを泣かせたぞ!」って沸いたのマジで良かったな。最終的に最下位になってしまったけど、楽しく踊るというコンセプトにはマッチしていたし、何よりこの企画の成功を確信できたのは間違いなくこのチームのおかげだと思う。

  • 秋山寛貴(ハナコ)×三重高校

一番感動しましたね。顧問はあのAKB48の「根も葉もrumor」の振付師!すごい!部員に対してアンケートをとって、それを基に家族というストーリーを作り上げて、一つの家族の人生を追い求めていくダンスは素晴らしかった。秋山さんが実家に帰って、祖母に会うシーンで、既にスタジオみんな泣いていたな。ファンモン「ヒーロー」からリトグリ「好きだ」sumika「10時の方角」と3曲を見事に使いこなしてて、さらに背景の映像演出で、会社でのお父さんのストレス・娘と父の手紙と、すごく上手い使いこなしをしていて、素晴らしかったなと。何より難しいロックダンスを見事に踊り切った上に、最後の大技を決めるときに「お願いします」って呟きながら、踊り切って成功させたのが本当に感動しましたね。TVerでもこの場面は何回も見返しましたね。秋山さんがラジオで明かすには三重高校は毎年出場していたダンスの大会を蹴って、27時間テレビに賭けていたらしい。秋山さん「そりゃ文化放送の鏡で人の目気にせず練習しますよ!」。惜しくも2位になっちゃったけど、全然そんなことないってくらい素晴らしかったです。

  • せいや(霜降り明星)×KADOKAWA DREAM YOUTH

せいやさんはYouTubeで反省の弁を述べていたけど、全然そんなことないと僕は思います。事前VTRでは、「ハゲ」とか「屁」とか流れていて、秋山さんのダンスを見た視聴者も一気に涙引っ込んだかもしれないですけど、何より「楽しく踊る」というコンセプトの上では、一番輝いていたし、せいやさんの普段のキャラクター・モノマネレパートリーの数々とダンスの緩急がすごいマッチしていたなと感じました。9年前の岡村さんの「ピンチをチャンスに変えるLIVE」ってEXILE、AKB、劇団四季、歌舞伎、吉本天素、SMAPってあらゆるエンターテインメントの集合性みたいな構成演出だったんですけど、それに一番近いなと感じましたね。感動・感動・と来てここで笑いに振り切ったのもすごく良かったです。なので落ち込むことは全然ないし、それに対して、リベンジしたいって言っていたせいやさんかっこいいなと思いました。

  • 長田庄平(チョコレートプラネット)×宝仙学園女子部

ギャルっていうコンセプトがまさに女子部って感じで良いなと。それでいて、長田さんがもつあらゆるものづくりの技術を上手く転用させて、横にも縦にも見せようというのが素晴らしかったですね。事前VTRも、ダンスよりものづくりに振ったのも、他者との差別化が図れていたし、次はどんな演出するんだろうってワクワクさせてくれるようなダンスでした。センターに選ばれた生徒が、宝仙学園を志したきっかけが、2019年のダンス企画を見たことという激アツ展開!27時間テレビ観て進学先決めて、5年後にそのダンス部のセンターで27時間テレビで踊るの冷静に考えてエグすぎる。これが努力であり、青春だなと感じました。粗品さんのYouTubeでの後日談で、空気人形が一回も上手く立たなかったらしいので、本番で空気人形が無事に立ったのがすごい良かったなと。そりゃ長田さん泣いちゃうよ。今年の『FNS27時間テレビ』が決まったとき、「泣くイメージが無い長田さんが泣いたら成功」ってせいやさんが言っていて、本当にそうなったので、もう大成功です!!

  • 松尾駿(チョコレートプラネット)×武南高校

10種のダンスを4分間出ずっぱりで踊る!という前代未聞のチャレンジをした松尾さん。それは岡村さんがSMAPのライブでダンスを踊り切っていた姿がかっこよくて、面白かったから。『めちゃイケ』の世代に憧れたテレビっ子が『FNS27時間テレビ』の総合司会を務めるの世代交代が進んだんだなと改めて実感したし、ダンスの練習に疲れて限界を感じていた松尾さんに「まずは楽しむことから始めませんか?」ってアツすぎる!!松尾さんがピン芸人の時にやっていて、封印していた松尾アンダーグラウンドを最後に持ってくる激アツ展開も良かったし、個人的には櫓に登って生徒と二人でタップダンスをするシーンがすごく良かったなと思いましたね。そこの息の合わせ方も含めて、生徒と一番親和性があったなって感じてすごく良かったです。どこの班も素晴らしいのは大前提として、一番一致団結している感じはあったんじゃないかなと。この時点で審査員が3人100点で得点カンストしてます!w

  • 丸山礼×北九州市立高校

『新しいカギ』に初期から毎週出ている丸山礼さんがここに来るのアツすぎる!ありがとう!密着VTRがあまりにもカロリーメイトすぎる!もう青春ど真ん中、できなくて泣いてしまう丸山さんが、ダンス企画にチャレンジしているカギメンバーの中でもダントツで若くて、だからこそ生徒との年齢も近いし、だからこその悔しさみたいなのが、すごい密着VTRで仕上がっていて、良かったな。本番でもジョウロを使った演出とか、粗品さん、ラウールをフリに使って、笑いもあって、感動もあって、コンセプトが一番明確だったからこその感動と笑いのバランス感覚が良かったな。リハまではバケツでびしょ濡れになる演出があったけど、安全面とか、機材が濡れたりとかで、直前で取りやめたみたいなエピソードもあると、よりこの演出への奥行きとかこだわりが垣間見えたし、何よりこの「私を振ってきた最低な男への仕返し」というコンセプトと丸山さんのマッチングが良かったです。秋山さん同様に背景映像にクズ男のLINEを出したり、そういった映像演出の細かさからこだわりを感じて素晴らしかったです。最後に踊り終えた丸山さんが「私、27時間テレビで輝いてるよ!!!」って言ったシーンは感動しました。

  • 菊田竜大(ハナコ)×1MILLON

賛否あったと思うけど、そんなに責めないでほしいなと思ったのが正直なところ。VTRのテイストすごい良かったし、何よりこの『FNS27時間テレビ』の大トリを菊田さんが韓国の世界的ダンスグループと踊る。それだけでめちゃくちゃなオチですよ。でも振り返ってみてよ、新しいカギファン。東京マラソンとかやってたでしょ?菊田さんにめちゃくちゃ似合っている役柄だったし、1MILLONのダンスのレベルは破格的に違うところがある。そういうダンスのパワー・スキル的側面で、菊田さんを輝かせようという姿勢はすごく良かったと思います。それが韓国のやり方でもあると感じたし。終わった後の1MILLONのコメントも凄く良かった。てか「ゾンビ」から一回コンセプトを変えて、「ゾンビ」に戻ってくるの面白すぎでしょ!なにそれ?バラエティ・エンターテイメント・お笑いとして素晴らしったですよ。これぞ、土8!これぞ、新しいカギ!です。菊田さんドッキリGPの時に一回ダウンして、点滴打ったらしいので、それで最後踊り切ったのすごいなと思う。

この企画が成功したことが一番良かったなと。グランドフィナーレってすごい難しいと思う。昨年の漫才とか、SMAPのライブとか、大縄とか、寝ないで、真剣にチャレンジした先に笑いがあるのが、『FNS27時間テレビ』の醍醐味だなと感じられたのが良かったな。ここまでヒールにもヒーローにも徹して、主人公だった粗品さんが、この企画ではMCに徹して、演者と一緒に泣いたり笑ったり、生徒にコメント求めるときも「踊った直後にごめんね!どうだった?」とか、なかなかコメントが上手く言えない生徒にも待ってあげたり、最後ミスった悔しさで泣いちゃった長田さんにも「そんなことないですよ!素晴らしかったですよ!」ってフォローしたり、とにかくMCとしての立ち回りだったり、フォローが、素晴らしかったです。あとラウールのダンス経験者ならではのコメントと、彼自身の人柄から滲み出る素朴な感想が素晴らしい。ラウールって、そういう端的に良いコメントする力がすごいあると思うんですよ。その点で応援サポーターに起用したのは大正解だったと思います。

グランドフィナーレ

提供読みのお時間。CM明け一人だけ拍手をし、梶谷アナにキューを振る1年目とは思えない上垣アナの平場力w 筆頭スポンサーの表示が変わりましたね。ラストはカギメンバーからひとりひとりコメント。

岡部さん「めっちゃ楽しかった!めっちゃ大好きなチョコプラさんと同期ど真ん中の霜降りとこんな楽しい時間なかったです!カギずっと続いて欲しい!

菊田さん「みんな大好き!最高!カギいいね~!

秋山さん「『日本一たのしい学園祭!』ということで、我々はダンスを頑張って、久々に出来ないことが出来るようになるって最高だなって、ダンス以外のこともみんなたくさん頑張ってくれて、27時間テレビ盛り上がったと思います。カメラの向こう側にも伝わってることを願います!伝わってますか?

せいやさん「27時間テレビ・・・楽しかった~!ありがとうございます!じゃあ、みなさん行きますよ!テレビ最高~!

長田さん「これね、始まる前ね、裏テーマがあって、俺と粗品が涙流すっていうのがあって、でもOPの前で『ここまで来れた』って2人で泣いて、マラソンで泣いて、裏でちょっと上手いこといかないことがあって泣いて、これで泣いて、4回泣いてる

松尾さん「ダンスも楽しかったし、このメンバー・このスタッフで出来て良かったし、テレビの前にいるみんながちょっとでも元気になって、明日から仕事とか学校とか頑張ってくれたら、それで良いんで、これからもテレビ頑張っていくんで、これからも絶対『新しいカギ』観てください!

粗品さん「あー、いやいやいやいや、いやいやいやいや、みんなありがとうございました。スタッフさん、チョコプラ、ハナコ、せいや、みんなで出来て最高でした!ということで27時間テレビは以上です!行きますよ〜!カーギ!

と言って大団円!お疲れ様でした!!

総括

ということで『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』が大団円で幕を閉じました。あの熱狂から早3週間、僕が忙しくて感想を出すのが昨年に比べて遅くなりました。今年は『新しいカギ』ということで、ほぼリアルタイムで観たし、すごい楽しい27時間でした。『新しいカギ』が始まった3年前、いつかこの番組で27時間テレビを観たいな、と思って、妄想27時間テレビとして書きましたが、まさか本当に実現するとは。情報解禁からワクワクしっぱなしで、めっちゃ嬉しかったです。

コント番組として始まって最初はネットニュースに「苦戦」と言われたり、ゴリエとダンスしたり、バカイジ旅やったり、ビッタビタ選手権やったり、迷走がすごくて、正直テレビ好きのフォロワーにもあまり注目された番組じゃなかったのが、個人的にはずっと悔しかったです。チョコプラ・霜降り・ハナコの3組でなんとか爆ハネしてほしいと思っていた中での、「学校かくれんぼ」の爆誕で、勢いこのまま『FNS27時間テレビ』に決まって、ここまで盛り上がって、フジテレビ今年最高視聴率を獲得できたの、本当に素晴らしい逆転劇だなと。僕としては『新しいカギ』の良さを、この番組の良さを、『FNS27時間テレビ』を通して多くのフォロワーに知れ渡ったことがとても嬉しかったです。初期から観ていた視聴者としては報われたなという思いが強くあります。

今年の総合演出の田中良樹さんはかつて『BACK TO SCHOOL!』っていう番組をやっていて、毎回すごい青春ど真ん中で芸能人が青春をやり直す姿をおさえていて、素晴らしい番組だったんですけど、半年で終わってしまって。そこから紆余曲折を経て、この「青春」というテーマを『FNS27時間テレビ』で成功させたのめちゃくちゃカッコよくないですか?半年で番組が終わったところからの逆転も僕としては一つ感慨深い瞬間でした。

テレビがどんどん観られなくなっている中で、そして僕自身も正直テレビを観なくなってしまっている部分もある中で、ここまで若者に狙い撃ちして、話題になるってなかなか無いと思うんです。港社長が就任直後に言っていた「フジテレビって元々若い人向けに人気のあるコンテンツを作れてこれたので、13歳〜49歳を大事にするっていうのは今までやってきたことと変わらない。そもそもそんなこと考えて番組を作らない。面白いものを作れば自ずと(若い視聴者は)入ってくるだろう」という言葉通りの結果になったなと思いました。若者を熱狂させられるのって、テレビでワクワク出来るのってやっぱりフジテレビなんだなと。さらに今年は「お笑い」よりも「青春」を強く意識して、本当に10代狙い撃ちで全力でまっすぐな球を投げたのが評価されたんだろうなと思います。

霜降り明星は間違いなく天下を獲る(もはや既に獲っている)テレビスターです。せいやさんの真っ直ぐさと平場の強さ、粗品さんのインフルエンス力が間違いなく、この27時間テレビを成功に導いたと思います。『霜降りバラエティX』(テレ朝)が終わり、コンビでは『新しいカギ』と『霜降り明星のあてみなげ』(静岡朝日テレビ)だけになりましたが、まだまだ評価されて良いはず。粗品さんの今年に入ってからのYouTubeでの勢いもそうだし、終わってから二人とも個人で反省し、コンビでも反省し、この二人はさらにどこまでも高い壁を登るんだろうなと感じました。

チョコレートプラネットがいなければ『FNS27時間テレビ』は成功してないと思います。長田さん・松尾さんの霜降り・ハナコのために前に出たり、時には弾いてみたり、そのバランスとか、立ち回りとか一番難しかったと思うけど、間違いなくチョコプラの存在無くして、この『FNS27時間テレビ』の成功はありません。お兄ちゃん的存在での役割をしっかり務めていたのが良かったな。

ハナコが「青春」の役割を一番大きく担ったんじゃないかなと思います。「学校かくれんぼ」での秋山さん奮闘もだし、「カギダンススタジアム」での秋山さん・岡部さんは間違いなく企画の流れを成功に持っていったし、菊田さんは常に全力で楽しんでいた。その姿が視聴者の心を大きく動かしたんじゃないかなと思います。

これを機に『新しいカギ』がさらに飛躍して、10年20年続く番組になってほしいし、みんなにも観てほしい。そして霜降り明星が言うように、またいつか『新しいカギ』で『FNS27時間テレビ』に帰ってきてほしいなと思ってます!!最高の夏でした。出演者の皆さん、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!!!
過去最長noteお読みいただきありがとうございました。21600文字です。卒論かな?????

  • 以下:出演者・スタッフの裏側載っていたもの



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