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世界遺産|シェラン島北部のパル・フォルス狩猟景観
デンマークの首都コペンハーゲンの北部にあるシェラン島北部の景観は、2015年にドイツに開催された世界遺産委員会で新規登録が認められたユネスコの世界文化遺産です。
この場所では、中世から16世紀にかけてデンマーク王室によって馬に騎乗して猟犬を伴う狩猟方法である「パル・フォルス式」の狩猟が行われていました。
パル・フォルス式狩猟の景観は、「ストーレ・ディレハーヴパル・ェ」と「グリブショウ」と呼ばれる森と森をつなぐ道の跡や壁で囲まれたイェーヤスボー樹林の狩猟公園から構成されています。
直角に交差したます目状の通路に番号がふられた石柱や狩猟小屋、柵などがあります。
パル・フォルス狩猟景観では、石柱が星型に配置されており、それを繋ぐように道路が伸びています。
景観を横切る道路群を発展させたことにより、君主の絶対的権威を示している時代の思想を感じることができます。
建物はバロック様式が採用されており、バロック期の文化的交流と時代の思想が現れています。