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世界遺産 アラゴン州のムデハル様式建造物

スペイン・アラゴン州のムデハル様式建造物は、ユネスコの世界遺産に登録された建造物となっています。10か所の建築物から構成されており、12〜17世紀にかけて建てられています。

ムデハル様式は中世スペインの建築及び装飾様式で、イスラム文化を採り入れているのが特徴です。当様式はアラゴンをはじめ、カスティーリャなどで多く見られるものです。12世紀にアラゴン王国は、当地のイスラム勢力を駆逐しましたが、一部のイスラム教徒に移住許可を与えました。

彼らがキリスト教文化とイスラム教文化を融合させ、ムデハル様式を生み出したわけです。代表的な建造物としては、聖ペドロ大聖堂や聖セルバドール大聖堂などが挙げられます。特に聖セルバドールの塔には、当様式の特徴が顕著に現れています。

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