世界遺産|アーヘン大聖堂
世界遺産のアーヘン大聖堂は、ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州に位置する大聖堂で1978年に登録されたものです。
皇帝の大聖堂とも呼ばれるこのアーヘン大聖堂は、北部ヨーロッパにおいては最古といわれ、786年にカール大帝によって宮殿教会の建設が始められたのが始まりです。
814年にカール大帝が亡くなると大聖堂に埋葬され、カールのシュラインに安置されています。
1千年以上の歴史がある世界遺産アーヘン大聖堂は時間を掛けて、現在の姿に装いが整えられました。
古典主義やビザンティン、ゲルマン-フランク王国といった様式を併せ持つアーヘン大聖堂は重要性が高く、記念碑的な建造物と評されます。
ちなみに、アーヘン大聖堂は936年から約600年間、神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が執り行われた場所です。
人類の創造的才能が表現される傑作で建築、芸術的にも記念碑的にも価値が高く、デザインの発展に寄与したことなどから世界遺産に登録される運びとなりました。