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世界遺産|水銀関連遺産:アルマデンとイドリア
アルマデンとイドリアは、スペインとスロヴェニアにある水銀関連遺産です。古代ローマ帝国時代からヨーロッパの経済活動では、水銀の掘削が非常に重要でした。
鉱業だけではなく、医療や金銀の抽出にも活用されていたので、水銀はあらゆる場所で大量に消費されていたのです。そのように有用性の高い水銀が最も多く掘削されていたのがアルマデンであり、世界最大級の掘削量を誇っていました。
イドリアは同じように水銀掘削量が多く、こちらはアルマデンに続いて世界2位の鉱山として知られています。世界の水銀の需要に何世紀も応え続けていた鉱山と鉱夫の足跡が見られるものなので、ユネスコの世界遺産として登録されたことを知っておくと良いでしょう。