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世界三大エレキバンド

"今ではエレキバンドと言ってもノスタルジックな響きしかないかもしれませんが、あの電気的で独特なサウンドを発するギターは1960年前後に大流行しました。そして、社会現象ともいえるエレキブームを巻き起こしたのは紛れもなくエレキバンドの存在です。

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世界的エレキバンドと言えば、何よりもまずアメリカのザ・ベンチャーズです。

ザ・ベンチャーズ

60年代は世界中の音楽シーンが沸いていた時代で、ポップからロック全般にわたってまさに黄金期でした。

50年後半に結成されたザ・ベンチャーズはエレキギターとドラムの軽快なテンポ、響きが特徴で、一度聴くと病みつきになりそうな音波は誰しも一度は耳にしたことがあるはずです。

65年の初来日で人気は最高潮に達し、現在でもその名とサウンドは健在です。

アメリカのザ・ベンチャーズ誕生からわずか数年後にはイギリスでザ・シャドウズがデビューしています。

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ザ・シャドウズ

こちらもイギリス中でエレキ旋風を巻き起こし、国民的バンドの地位を固めていました。

ザ・シャドウズもまた3人のエレキギタリストとドラマーからなり、サウンドはもちろんですが3人のギタリストが揃ってステップを踏みながら演奏するというスタイルも注目されました。

残念ながらビートルズの出現で国民的バンドの地位を外れましたが、一部のエレキファンのみならずボーイバンドに似た人気ぶりでも記憶に残っています。

そして北欧のエレキバンド、ザ・スプートニクスも同時期に大ヒットしています。

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ザ・スプートニクス

エレキバンドは往々にしてギターサウンドだけであったあの頃、ザ・スプートニクスはボーカルも加えており、また個性的な衣装などバンドのイメージも他とは一線を画していたところにオリジナリティーを感じます。

こうしたブームから日本国内でも多くのギタリストが現れ、またエレキバンドも続々と登場しました。現代のようなアイドル性だけでファンがつくような一過性のものではなく、まさにサウンドそのものが人々を魅了していました。"

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