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世界遺産 フォース橋
スコットランド東部のフォース川河口には、全長2529mという世界でも有数のカンチレバー橋が架かっています。その名もフォース橋で、1880年代に建設されました。
当時は新素材だった軟鋼が多く使われており、その革新的な設計方法から「世界の工学分野の奇跡」とも称されていました。鋼鉄は51000トン、接続部分に用いられるリベットは800万個も使用され、強度の高さは現代においても決して見劣りしません。
プロの塗装工であっても橋全体にペンキを塗るのに3年はかかり、塗り終える頃には最初に塗った箇所の塗装が剥がれ出して再び塗り直すことになるため、イギリスでは何年経っても終わらない事柄を「フォース橋にペンキを塗る」と言い回すこともあります。
2015年には念願だった世界遺産にも登録され、橋を渡る観光客が跡を絶ちません。