世界遺産｜ワロン地方の主要な鉱山遺跡群

ワロン地方の主要な鉱山遺跡群は、ベルギーの世界遺産のひとつであり、19世紀から20世紀における炭鉱技術の発展や世界各地から集まりそこで働いていた鉱山労働者の社会的変化と文化的交流を伝えてくれる遺跡です。

実際に同時代のベルギー炭鉱では最も良い保存状態を保っており、ヨーロッパ大陸の産業革命を象徴する最古の例のひとつとしてその価値は高く評価されています。

特に地下だけでなく地上の炭鉱産業に関する多くの技術的遺構が含まれており、関連の産業建築や労働者寮など、炭鉱の町における都市計画の様相を本遺跡を通して知ることができる点が特徴であり魅力です。

なお、登録の対象となっているのはワロン地域のエノー州の3鉱山とリエージュ州の1鉱山となっています。