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世界遺産|レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観
チェコのモラヴィア地方南部エリアのレドニツェからヴァルチツェにかけての都市を構成する、レドニツェ=ヴァルチツェ地区の文化的景観に対しての世界遺産としての呼び名がレドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観です。
ユネスコの世界遺産登録は、1996年に行われたものでレドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観とされる面積は283.09平方キロメートルにも及ぶものです。
ネオゴシック様式のレドニツェ城、バロック様式のヴァルチツェ城、この2つを主体とする風景式庭園の整備は17世紀ころから19世紀ころにかけて行われていたといいます。
なお、この2つの城の間は、1715年ころから道が作られたことで行き来が可能になったわけですが、このときヨハン・ヨーゼフ1世によりイギリス式庭園が建設されて、広大な庭園の中には近郊の村やラムサール条約で保護されたレドニツェ池群なども含まれている、一帯の林は松林になっていて一部はディイェ川の河辺林などの環境を持ちます。