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デンマークでのワーホリ3ヶ月半の記録

スペインから始まったせかい旅ヨーロッパ編。
その後フランス、オーストリアを経て2024年9月にデンマークにたどり着いたんだけど、🇫🇷🇦🇹についてはまた改めて。

デンマークにはワーホリで来ていて、おそろく私にとって最後のワーホリ。

9月から約3ヶ月ちょっと経った今の気持ちや出来事について残していこうと思う。


デンマークでワーホリしようと思ったきっかけ

NZ、AUSとメジャーなワーホリを経てからちょっとマイナーでも、最近人気なデンマークワーホリ。

今回なぜデンマークにしたかというと、高校生の頃から憧れだった北欧で暮らし、教育福祉の現場を体験するため。

北欧のなかでもデンマークにした理由は、今年の正月に突然ピンと来たから📍笑
それまではノルウェーに行こうと思ってたんだけど、寒すぎるのいやだったし、1番の目標だったノルウェーの大学院の学費免除が終わってしまったことをきっかけに若干モチベが落ちていた。
その時に、あ、デンマークでいいじゃん。
と腑に落ちて、しかもオーストラリアからビザの申請するのが1番シンプルで費用もかからなかったから、そこからデンマーク一本に。
正直最初はノルウェーとデンマーク両方のワーホリ取ろうかなと思ったけど(ギリホリの最後の悪あがき)ノルウェーの申請がややこしかったから、っていうのも理由。

過去のワーホリ経験から、焦って住む場所、働く場所など決めないで、まずは一つの場所に滞在して様子を見て、自分の希望は何かを考えるようにしようと思った。

そこで活用したのが、もちろんworkaway。
コペンハーゲン周辺で見つけるのはなかなか大変?で、数十件送って一件しかokの連絡が来なかった。
大都市での無料滞在先を探している人たちは、さぞかし多かろう。
競争率が高いんだろうなと思った。

唯一返信をくれた家族のところに行ったのだが、それが私のデンマークワーホリの修行の始まりだった。。。(後述)

始まったデンマークでの暮らし。予想外の連続

まずコペンハーゲンの空港から電車に乗り、中央駅へ。
そこから思いがけない光景を目にする。
朝早く着いたから一旦荷物を預けて軽く市内散策に出かけた。
預ける場所が中央駅の裏で、早速目にしたのが、警察官が走り、容疑者らしき人を取り押さえている光景。
朝から結構刺激的。
前夜ほぼ寝ていなかったから、頭ぼーっとしていて、何が起こってる?っと目の前の光景を疑った。
そして、周りを見渡すと、他にも何かしらの依存症らしき人たちがたくさんいて、その逮捕の現場を眺めていた。

こういう場面はどこにでもあり得るし、ここはヨーロッパ。
日常茶飯事にある。
けど、デンマーク着いた初日の朝。
希望とワクワク抱えてやってきた日本人には、結構刺激的な光景でした。

幸せな国、福祉が進んでいる北欧の中でも発展が進むデンマークという気づかないうちに刷り込まれていた固定概念があったからこそ、この出来事に衝撃を感じたのかもしれない。

けど、おかげですっかり目が覚めた。

気持ちを切り替えて、コペンハーゲンで有名な観光地Nyhavnへ


他のヨーロッパの国を旅してきてからだったからか、そこまでの感動はなかった。
人が多く、観光ビジネスが盛んな通り。
小さな車でコーヒーを売っているのは、可愛いなと思った。
中心地をひたすらふらふら歩いて、ホストファミリーとの待ち合わせの時間が近づいてきたので移動。

今回はジングルファザーと息子くん4歳の子と暮らす。
事前のやり取りから、少し敏感?な人かなと感じていたけど、まあ予想通りというか、それを上回る感じだった。笑
今までwwoof やworkawayで関わってきた人たちとは違うタイプだなと感じ、様子見て自分が居心地良いか見てみようと、その時は思った。

そして、その家族から言われた衝撃の一言。
「デンマークの教育は終わっている」

あれ、私それを学びに来たんだけどな?
”子どもを尊重する”という傾向が強まり、きちんと躾をしない親や教師が増えた。というのが彼の意見だった。
どこの国でも言われていることだなと思った。

朝の出来事といい、衝撃な一言といい、初日からなんだこれは。
自分が持っていた固定概念と違うものを見たことへのショック、困惑、動揺、そして旅の疲れもあり、その日はそこから寝るまでふわふわした気持ちだった。

決して期待外れとか、失望(日本語にしたら強い言葉だけど、not disappointmentと言いたい)を感じたというよりかは、そりゃこういう一面もあるよな。こういうのを見るために、知るために私はここに来たんだ、と思いながらworkawayの仕事をこなす。


惑星が大好きな子と一緒にアート&クラフト

短期間の教育研修プログラムではなく、じっくりと北欧を自分の目で見たいとずっと思っていたから、こうしてワーホリで来た。

ありがたいことにこの国は英語を話せる人がほとんどだから、暮らしの面ではとても馴染みやすい。
そして、物価の高さには驚いた。
スペインから始まったせかい旅ヨーロッパ編では、東北に行くたびに物価が上がっていく感覚。
最後に辿り着いたデンマークで一撃くらった。
ここで私は一年暮らす。
「働かなければ!!!!!」と一瞬で焦った。

けど、デンマークのワーホリは、1年滞在できるけど、働けるのは半年だけ。
これがなかなかtricky。
”いろいろ”工夫が必要。みんなどうしているんだろう。
同じくワーホリで来てる唯一の日本人の友達は、半年だけ働いてオーストラリアのワーホリに戻るそう。賢い方法。

私もAUSのセカンドビザもあるから、来年の6月までに戻るかデンマークに残るか決める。
今のところ7割の確率でデンマーク残る。3割の確率でオーストラリア戻る。
毎週頭の中でどっちにするか変わる笑

今は決められないから、その時2月くらいの自分に決めてもらおうと思ってるけど、考えてしまう。
先が明確に見えていたいという欲求の強さから妄想が止まらない。
こういう時はポジティブな思考というより、ネガティブに偏りがち。


街並みは綺麗。道が綺麗かは微妙なところ。

今回のworkawayも、コミュニケーション取るのがとても難しく、ルールが多くて、とてもストレスフルな環境だった。
話し合う場を設けて、自分のニーズを伝えたりしたけど、人はそんなすぐ変わらない。だから、変えられるのはまず自分の捉え方。

ストレス多いけど、休みの日も多い。
自由に使える時間をどう過ごすか、その時間をいかに自分のために使い、働く時は、仕事としてのモードに切り替えて、こなす。

キラキラ海外生活にはほど遠いけど、ここ(デンマーク)に来るまでヨーロッパで思う存分旅してきたし、ここでは生活するために来たから、ここは頑張る時だと思って、自分のお尻を叩く。

現地の幼稚園で働きたいから、そのためにはデンマーク語が必要で、空いてる時間はほとんどその勉強に使っている。
さっきも言ったように、デンマークは暮らしや旅では英語話せれば問題なし。しかし、仕事を見つけるという点では話が変わる。

オンラインで6月から勉強し始め、こっち来てからは図書館でやってるデンマーク語カフェに行き、12月から語学学校にも行き始めて、少しずつ着実に身についてきてるけど、決して簡単ではない言語。


嘆き多めだけど、これも今必要なこと。この先に見えるものって?


他にもここに来てから感じたことは、デンマークの人々の距離感。
はっきり言うと、少し距離を感じる。若干の冷たさを感じる。
けれど、これは日本でも同じだと思う。
英語がみんなわかると言ってもあくまでもそれは第二言語として話してる。
第一言語で話す人同士の方が繋がり濃くなるのは、簡単に想像がつく。

ここで言う距離や冷たさは、店や道端で会う人たちから感じるもので、実際にデンマーク人の友達と話すと、とっても優しい。
最初は距離を感じても、仲良くなれば距離はグンっと近くなるのがデンマーク人の人とも関わり方だそう。
なんだか日本と似てる。
オーストラリアやNZ、スペインを旅してから来たから(どれもフレンドリーすぎる国々。そういうところも好き)、その違いを感じたけど、きっとデンマーク語話せるようになれば見方は変わる。

仕事をする面では、デンマーク語が必要というのは超納得。
さらに幼稚園などにいる子どもたちは英語教育がまだ始まっていないからみんなデンマーク語を話す。
この点は、自分の中で甘く見てた。
英語話せるからなんとかなるかなと思ったけど、そうもいかない!

ご縁あった幼稚園に面接行けせてもらったんだけど、言語次第で雇用を検討してくれると言われた。
そりゃそうだ。と思いながらも、どこかとても悔しくて、自分の保育を見てもらったら変わるかも?とか、けど、働く上で生まれる責任のことを考えると、デンマーク語話せないと築けない信頼関係もあるよな。と思ったり。

採用の前にボランティアとして参加させてほしいという旨を伝えるも、事務的なことが理由でこの話もなかなか進まない。
この面接行ってから、語学学校行くこと決めて、ひたすら勉強頑張ろうと思いながらこの数週間頑張ってきたけど、なかなかモチベーションを保つのも大変。

12月からは新しくシェアハウスで暮らし始め、workawayであったストレスからは解放され、自分で色々調整できるようになったから、その点では良い方向に進んでいる。


部屋の大きな窓。お気に入り。1日の大半この景色見てる。

ベビーシッターの仕事もいくつか見つけて、経済的にも成り立ちつつあるけど、どこか満たされないデンマークでの暮らし。
欲しかったモノ・コトが手に入らないことへの歯痒さ。
あと天気と都市部での暮らしへのストレスもあり、今ある環境がどれだけ有難いことなのか感じつつも、どこか満足できない、もどかしい状況が続いている。

このもどかしさもきっとこの先必要で、今も人生のプロセスの一部でしかない、と頭では分かっていても、それを受け入れて納得するのは簡単ではないと感じる。

自分がどうしたら満たされると感じるか、無いことにフォーカスを置いてしまい、今あることに気づけていないのではないか、とたくさんのことを考えて、考え過ぎて疲れてしまった。

語学学校は冬休み期間になり、街中もホリデーシーズン。
そんな中自分は全然ホリデー気分を味わえていない。


今までの経験上、行動しない人にはチャンスが来ないと思っているから、今できることをまずやり、年明けから幼稚園へのアプローチ、他の選択肢(別の幼稚園へのアポetc.)も開拓しつつ、デンマーク語の勉強進めていこう。と思う日々。

キラキラ北欧生活からはほど遠いnoteでしたが、デンマークを離れる日にこのnoteを振り返り、どう感じるか、またその時にこうして記録を残してみようと思います。

have a good day!!!




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