【3分で読める世界史】王権神授説とイギリスの難局
今回からまたイギリスの話になります。これまでのイギリスは下記参照。
17世紀頃からイギリスは国王に端を発した問題を抱えることになります。
この記事を読めば、イギリスの混乱の様子が分かります。
①王権神授説
エリザベス女王が亡くなると、後継ぎがいなかったため、遠い親戚にあたるスコットランド王がジェームズ1世として即位しました。(ステュアート朝の成立)
しかしジェームズ1世は、イギリスの伝統であった議会を無視。
王権は神から授かったものとする、王権神授説を唱えます。
②権利の請願
次に息子のチャールズ1世が即位しましたが、父親と同様に王権神授説を振りかざし、好き放題の政策を繰り返します。
いよいよ我慢の限界がきた議会は、議会の同意のない課税や、国民の不当逮捕などを禁止するように求めた、権利の請願を提出。
マグナ=カルタ以来のイギリスの伝統を重んじることを要求しました。
③議会の解散
権利の請願を受けたチャールズ1世は、大人しくなるどころか、うるさい議会を一方的に解散します。
そして国教会との関係を強め、ジェントリにも広がっていたピューリタンを弾圧。
これが後の火種となっていきました。
終わりに
名君エリザベス1世のあとは、大変なことになってしまいましたね。
これからイギリスはどうなっていくのでしょうか。次回をお楽しみに!
参考文献
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