シンガポールにおける永住権の取得方法・注意点を解説
シンガポールでこころおきなく長期滞在するには、永住権が必要です。
ここではシンガポールで永住権を取得する方法や、取得における注意点を解説します。
シンガポールで永住権をとるメリットは?
シンガポールで永住権を取得するメリットは以下になります。
・就労許可が不要になる
・勤務先にビザの発行手続きをしてもらう必要がない
・所得税の支払いが少なくなる
・医療費の負担が少なくなる
なお、家族内に永住権保持者が2名揃っていれば、シンガポール人と同じように中古物件を購入できるようになります。
シンガポールの永住権を取得する方法・条件
以下の条件に該当するならば、ICA電子申請サービスから永住権の申請ができます。
・親がシンガポール国籍である
・永住権保持者の配偶者である
・子どもがシンガポール国籍や永住権を保持している
・就労ビザを保持している
・就労ビザでシンガポールの学校に在学している
・シンガポール国内で投資をしている
ICA電子申請サービスから申請できますが、投資家の永住権申請だけは、EDB(シンガポール経済開発庁)と呼ばれる別の政府機関が行っています。
なお、投資家の申請には「個人でその国の企業や不動産、国家プロジェクトなどにS$2,500,000以上投資すること」が条件が課せられています。
日本円で約2億円という金額になるので、条件としてはかなり厳しめです。
一般人向けの永住権取得条件の方が軽いので、本気で取りたいと思うのであれば、そちらを狙ったほうがいいかもしれません。
シンガポールの永住権を取得する上で注意すべきこと
2011年以降からシンガポール永住権を取得することは年々難しくなってきています。
1回目で申請が通過することは少なく、だいたい2回目以降から永住権を取得できています。
特に在シンガポール年数が浅いと不許可になりがちで、5年未満だとほぼ申請が降りません。
そして、取得した後も注意しておくことがあります。
シンガポールには、男子の国民や永住権保持者に対して兵役の義務が存在します。
永住権を取得した本人は免除されますが、その子息の世代から2年間の軍事訓練に参加しなければいけません。
さらに永住権を取得すると、年金実施機関が管轄するCPF(中央積立基金)という口座が開設されます。
基本的にシンガポールの社会保障制度は、このCPFへの積立金によって支えられているので、加入が強制の制度になります。
積立金は各自の収入から20%引かれ、務めている企業によって社員のCPF口座に振り込まれる仕組みです。
どんな企業に勤めていても、給与から一定のお金が必ず引かれるので、あらかじめ覚悟しておいてください。
まとめ
今回はシンガポールの永住権について、知っておくべき知識を紹介しました。
疫病の拡散や何らかの事件によって、シンガポールの永住権取得は諸条件が変わるかもしれません。
念のため、在日シンガポール大使館・領事部に最新情報を確認するようにしてください。
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